忍者ブログ
ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
2
26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
o-zone
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
[7301]  [7300]  [7299]  [7298]  [7297]  [7296]  [7295]  [7294]  [7293]  [7292]  [7291
前にも書いたが、私は「ダンジョンの中の人」というアニメが好きで、現在3周目である。キャラそのものが好きなので、同じ話でも見ていて楽しいのである。
一見幼稚な絵柄なので見くびられる可能性が高いアニメだが、実は内容的にもかなり優れている。
主人公(ヒロイン?)のクレイが「ダンジョン管理初心者」なので、ダンジョン管理者のベルが彼女にいろいろ説明するわけだが、その際のふたりの会話が面白いので、普通なら視聴者をうんざりさせる「説明台詞」に堕していない。つまり、説明と同時にキャラの性格表現やギャグが進行するわけで、これは見事な作劇だと私は思う。
なお、話の主要キャラは可愛い女の子なので、見ていて楽しいのは言うまでもない。男キャラでは「氷狼の牙」という冒険者グループが、しばしば出て来るが、これは無能だがプライドが高く、やたらに慎重という性格の男たち集団で、まあ、可愛い女の子の引き立て役である。顔もいい加減な造形だ。概してこのアニメは女の子は可愛いが、男は「どうでもいい」という顔である。ただし、可愛い女の子でも、一歩間違えれば死ぬという、ダンジョン哲学の下で行動するので、そのハードボイルド性と、少女漫画というか、低年齢少女漫画風の絵柄のギャップも面白い。
モンスターも可愛いが、これは「動物(ペット動物)の可愛さ」に近い。性格はだいたい無邪気そのものなのである。数回前の話にちらっと出て来た、モンスター集団の中の誰かの些細な発言が、数回後の話の中心になるというのなど、「周到に布石が使われている」し、その発言した猫型モンスター(オープニングアニメにも出ていることを私は先ほど発見した)自身は自分の発言を忘れているというアホキャラであるのも、描写的に面白い。
つまり、見かけほど単純な話ではないし、馬鹿にされるレベルのアニメではまったくない。
原作者の名前が「二見酔」で、男か女か分からないのが気になる。とにかく、「可愛さ」の本質、(たとえば幼児の無邪気さの可愛さ)を良く知っている作者である。(別アニメだが、「推しの子」での有馬かなやルビイも幼児的アホさを発揮した時が一番可愛い。)


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
忍者ブログ [PR]