西武の辻監督は山川のような打つだけで守れない走れない選手は嫌っているはずだが、最近はよく使っているようだ。打撃の調子が良くなっているからだろう。シーズンに入った当初はひどい調子だったから使われなくて当然だった。そういうのはベテランやレギュラーでも同じことである。ラミレスのように、レギュラーを絶対視し、不調でも使い続けるという特別扱いは若手の向上心ややる気を奪い、「レギュラー認定」された選手を慢心させ、チームを腐らせるものだ、と私は考える。もちろん、チーム自体も不調選手という穴を抱えて戦うのだから、常に不利になる。
どんな好選手でも年度や時期によって好不調はあるものだ。好調な選手を優先して使い、不調な選手は外して調整させるというのはチーム運営の基本中の基本だろう。
西武が23年ぶりの11連勝!山川が3打席連弾、岡本が則本に投げ勝ち今季無傷の5勝目
〇西武7-4楽天●(メットライフドーム)
勢いに乗る西武が楽天・則本を攻略し、1994年以来23年ぶりとなる破竹の11連勝を飾った。西武はこの勝利で楽天まで5ゲーム差に近づき、上位2球団が射程圏内に入ってきた。
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西武先発・岡本、楽天先発・則本でプレイボール。
初回、岡本は2番・銀次へ四球を与えるとウィーラー・アマダーに連打を浴び一死満塁のピンチを招くと、島内に中犠飛を浴び1点を失う。その後も聖澤に死球を与え再び満塁のピンチを背負ったが、ここはクルーズを三ゴロに打ち取り最少失点で初回を切り抜けた。
3回、西武は無死から外崎の安打・岡田の犠打・金子の四球で一死1・2塁のチャンスを作ると、二死から源田が右前に適時打を放ち同点に追いつく。その後、浅村が死球で出塁し二死満塁とチャンスを広げると、中村への5球目を則本が暴投。その間に金子と二塁走者・源田が生還し、逆転に成功した。
その後の4回は山川がソロ本塁打を放ち1点を追加。6回には山川が2打席連続となる本塁打を放ち、リードを4点に広げる。そして、山川は8回にも3番手・久保から左翼スタンドへソロ本塁打を放ち、3打席連弾で4打点と大活躍だった。
先発の岡本は初回こそ不安定な立ち上がりを見せたが、2回から4回までは9者連続凡退に打ち取るなど好投。5回を77球で2失点にまとめて勝利投手の権利を持って降板し、試合を後続に託した。
その後、6回を武隈、7回をシュリッターが無失点に抑えたが、8回に牧田がウィーラー・島内にソロ本塁打を浴び2失点。2点差に迫られたが、9回は守護神・増田が先頭の三好に二塁打を浴びながらも後続を三者凡退に抑え、試合を締めた。先発した岡本は今季負けなしの5勝目、増田は22セーブ目をマークした。
敗れた楽天は、先発・則本が鬼門の西武戦で6回6失点と試合を作れず、打線はソロ本塁打3本を放つも、得点圏に走者を背負ったのは3度のみと西武投手陣を攻略できず、カード負け越しが決まった。