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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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私は概して速球派投手に辛いのだが、それは「球が速ければそれだけでいい」という世間の風潮を苦々しく思っているからだ。球が速ければ、それだけでも大きなメリットであることは当然ではある。だが、制球力や投球術を伴わない球の速さには何の意味もない、と私は言っているわけである。
したがって、大谷がプロの投手として成功できるかどうかは、今後の精進しだい、と思っている。今の段階では打者としてならすでに一軍レギュラーレベルである。まあ、中距離打者であり、彼程度の打者はたくさんいるとは思うが、あの年齢としては抜群であることは確かだ。投手としてはまだまだ未完成であり、栗山監督が予定しているように彼をローテーションに入れたりしたら、故障を起こす可能性が高いと思う。栗山はチームの不成績であせっているのではないか。大谷が貴重な素材であることは確かだから、無理な起用で彼を潰すことは避けてほしいものだ。
さて、大谷と同様に素材型の高卒投手で、私が低評価していた菊池雄星が今季驚くほどの成長を遂げ、一躍パリーグ全体の中でもトップクラスの成績を残している。
では、私が間違っていたのか、というと、そうではない。むしろ彼のこの好成績は、「速球だけではプロでは勝てない」ということの好例なのである。その速球の質自体が実は変化していて、制球力が加わった速球になっているのである。これを彼はあるインタビューで、「(投手)プレートの中で(つまり投球板の幅の間に投球動作が収まるように)投げるように心がけている」と言っている。つまり、ややスリークォーターだった投球フォームを、完全なオーバースローにすることで、球がサイドに流れなくなり、しかも球の縦回転が強くなったために威力も増したということらしい。さらに、彼は今季からチェンジアップを多用するようになったようだ。これまで2%程度だったものが16%まで頻度が上がったという。特に、打者から遠い側に落ちるチェンジアップを使うことで、これまでは右打者にはカーブ、スライダー(あるいはストレートも)など、「打者に近づいてくる球」しか無かったために痛打されていたのが、「打者から逃げる球」が使われるようになったことでなかなか打たれなくなったということのようだ。
要するに、彼の今季の好成績は持ち前の速球に加えて「制球力」と「投球術」が身についた結果だということであり、私の持論を証明したものだと言える。

一般論でまとめるならば、自分の頭で考えて成長できる選手でないと、プロでの成功は難しいということである。菊池雄星はモサッとした顔に似合わず、なかなか賢い選手であったわけだ。
なお、自分の頭で考えることのできた選手の代表が、打者では落合博満、投手ではダルビッシュ有である。その他の一流選手もそのほとんどは素質だけではなく、「正しい判断と適切な努力」でその座を得たのである。プロに入るほどの選手ならば、ほとんど誰でも身体的素質はあるはずなのである。


◎なお、当ブログの昔の記事(ヤンキー先生を批判した記事)に、罵倒コメントが来ていたので削除させてもらった。その手のコメントは画面の汚れなので、多くの人が見る前に消すことにしています。もっとも、私は自分のブログを読みなおすことはほとんどしないのだが、汚いものは、見つけたらすぐに片付ける習慣なので。理屈が少しでもあるコメントなら返事をしないでもないが、ただの悪口コメントは消すだけです。それも面倒になればブログを閉鎖するだけだ。何か書きたくなれば、新しいブログを作るのは簡単だしね。







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