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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「日刊ゲンダイ」電子版から転載。
福留についての悪口は私も書いたので、こういう記事を読むと良心が少々咎める。
まあ、選手側としたら、貰える金はいくらでも高い方がいいのだから、こういう金銭闘争を非難されるいわれはない。問題は、こういう交渉が常にどんぶり勘定で、何が適正金額なのかが誰にもわからないことだ。だから私は、年俸と成績の基本的相関表を作れ、と言っているのである。それに大リーグでの表も加えれば、3Aあたりでしか出られなかった選手は大リーガーレベルの年俸や契約金には当然届かないことになる。福留程度の成績ならば、年俸5000万円程度で、日本での過去の実績で色を付けても1億円弱だろう。
阪神に福留が入ることで、若手の出場機会が減り、成長できなくなるのは確実だが、その間隙を縫って出てくるのが本物である。
しかし、阪神という球団のフロントは、横浜や中日より質が悪い。案外と巨人がまともである。選手対応ではヤクルトあたりが、選手からの不満がほとんど聞こえてこないところを見ると、いい対応なのだろう。もっとも、選手があまり育たないのだが。古田の後は青木まで飛び、青木の後はせいぜい畠山くらいか。投手も大投手は出ない。


(以下引用)




「3年6億円」で阪神入り 福留を銭ゲバ、カネの亡者に貶めた真犯人


【野球】



2012年12月26日 掲載


移籍先選びはあくまで「ビジネス」



「福留が必要だと思う人は!?」
 先日、大阪市内の某所で行われたイベントでのこと。25日に3年6億円(出来高込み)で阪神入りが決まった福留孝介(35)について、出演者が観客にこう問いかけたそうだ。ところが、手を挙げたファンはゼロだった。

 在阪ローカルの情報番組でも福留が取り上げられたものの、反応は悪い。「福留は必要でしょうかね~」というようなコメントが流れたこともある。

「ハッキリ言って、銭ゲバでしょう。いつまで経っても返事をせず、カネばっかり吹っかけて。関西はゼニ、カネにうるさいヤツは好かれへん。そもそも、新井良太や伊藤隼太らようやく若いのが出てきたっちゅうのに、ロートルの福留なんか必要あらへんでしょう」
 在阪のマスコミ関係者が、こう言ってファンの気持ちを代弁する。元来、「ヨソ者」に対する厳しい土壌がある関西。PL学園高出身で大阪には縁がある福留とはいえ、入団前から大きな逆風が吹き荒れている。

 もっとも、福留は移籍先選びに関してはあくまで「ビジネス」に徹していた。交渉の一切は、エージェントに一任。福留はごく近しい選手、関係者にも最後まで「どっちに行くのか?」と聞かれても、苦笑いを浮かべるだけだったそうだ。福留と親しい選手も「進路については話すことはなかった」と語る。メジャーでは、交渉の過程、金銭のことは交渉する球団への礼儀として明かさないのが常識だ。福留側はこれを貫いたといっていい。争奪戦に敗れたDeNAは、池田球団社長、高田GMもこの方針にのっとったスタンスだった。

 が、阪神は違った。フロントは福留との交渉について連日、口を開いた。

 リップサービスもあったのだろうが、結果、「2年6億円」だの「3年15億円」だのと、金額だけが独り歩きした。「クリスマスごろまでには」「越年はしない」とアナウンスしておきながら、なかなか交渉がまとまらないことに焦ったのか、「DeNAと一騎打ち? 信用できないよ」などと、混乱を招く発言をしたこともあった。

 阪神の当初の提示額は1億円にも満たなかったという。DeNAとの争奪戦の結果、2年4億円程度にまで条件が膨れ上がったが、それは阪神が誠意を積み重ねた結果であり、ごく自然なことだろう。だからといって交渉の過程までペラペラとしゃべるのはルール違反だ。

 ただでさえ、若手の台頭を望むファンが多い中での獲得で、熱烈な歓迎ムードとはいえない状況。その上、「銭ゲバ」という悪印象まで与えてしまった。日本一熱狂的なファンとマスコミがいる阪神は、プレッシャーの度合いがケタ違い。球団を挙げて是が非でも欲しかった恋人を、入団前から「針のムシロ」に座らせてしまったのは自業自得だ。





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