ネット上で目にすることが増えた横浜DeNA「イケメン増えた」説。それを印象付けているのは神里和毅の効果が大きいようだ。ルーキーながら開幕スタメンの座を奪い、リーグトップの7盗塁(4月17日現在)を誇る神里。中継の際に、「イケメン・ルーキー・神里」と外国人のフルネームのごとく呼ばれ、ネット中継のコメントにも「イケメン」の文字が躍るなど、イケメンの認識とリードオフマンを不動のものにしつつある。バレンタインデーのときにはファームの嘉手納野球場にいたため、宜野湾からわざわざチョコレートを渡しに行く女性ファンの姿も見られた。
実際に女性ファンはどのように思っているのか。平日、週末の2試合でハマスタの内野、外野で観戦するファン20人に聞いてみると、イケメンが「増えた」と実感している人が18人も。いつ頃から増えた?の問いには「3年前ころから増えて、とくに今年」という意見が最も多かった。
野球で三拍子そろうといえば走・攻・守だが、女性ファンが求める三拍子は、顔・スタイル・ファンサ(ファンサービス)ともいわれる。三本柱といえばローテーションの表三枚を差すが、今回は女性ファンにイケメン三本柱をあげてもらった。
いろいろな選手の名があがったが、女性ファンのリアルな声によってできた三本柱は、神里和毅、砂田毅樹、山崎康晃だった。続いて声が多かったのは乙坂智、関根大気、柴田竜拓、国吉佑樹、東克樹といったところだ。たしかに、かわいい系からモデル系まで甘いマスクがずらりと並ぶ。
「東くん、神里くんと今年はドラフト当たり年。(ドラフト6位の)寺田(光輝)くんもイケメンなので上がってきてほしい。あと楽天から来た中川大志選手がかっこよくて嬉しい」と20代女性。「中川選手を獲ると聞いて、正直もう野手はいらないよ、と思っていましたが、キャンプで見たらスタイルも顔もかっこよくて、ようこそ!と思いました」と40代女性。今年の新入団選手は女性ファンからしても大当たりのようだ。
かわいい系イケメンを好むファンはこんな萌えポイントを押さえていた。「康晃選手がファウルボールのときに帽子を取る姿、柴田選手が(勝利したゲームの後に流れる)勇者の遺伝子のときに他の選手からいじられて笑っているところ、東選手がベンチでバナナを食べているところがかわいくてたまらない」。女性ファンの見どころはベンチのもぐもぐタイムにまで及ぶようだ。
「関根くんが(4月15日から1軍に)上がって来たのでまたハマスタに通います。関根くん、砂田くんといい2013年のドラフトは奇跡」との声も。ファンが「イケメンが増えた」と感じている3年前の2015年といえば、山崎康がルーキーで大車輪の活躍を見せ、関根が開幕1軍をつかみ、砂田が1軍で初勝利をあげた年だ。イケメンが「3年前ころから増えて、とくに今年」との意見に説得力が増してくる。
中には「98年の優勝メンバーも(石井)琢朗さん、進藤(達哉)さん、佐々木(主浩)さん、戸叶(尚)さんなど若いころはイケメンが多かった。イケメンが多いと女性ファンが増えて、男性ファンも選手もテンションが上がって好循環になるんじゃない?」と、「イケメン多いと強くなる説」を唱えるベテランファンも。「西川遥輝とか日ハムがイケメンが多いといわれているけど、今はベイスターズが抜いて12球団一だと思います。顔だけで勝負したら絶対、横浜優勝です!」と20代女性。女性ファンの黄色い声援を力に変え、今年は野球の方でも優勝を狙う。【山口愛愛】
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