楽天は26日、巨人からルイス・クルーズ内野手(33)を金銭トレードで獲得したと発表した。この日の午後6時開始のソフトバンク戦(Koboパーク宮城)から出場する。



 楽天は藤田一也二塁手(35)が腰痛で19日に出場登録を抹消。茂木栄五郎遊撃手(23)は右肘の骨挫傷と、6月から長期離脱が続いている。攻撃面でも、大砲カルロス・ペゲーロ外野手(30)と岡島豪郎外野手(27)が23日のオリックス戦で負傷離脱するなど、けが人が相次いでいる。



 7月末の補強期限を前に、華麗な内野守備を誇る助っ人の緊急補強に踏み切った。安部井寛チーム統括本部長は「まだ残り60試合以上ある。センターラインの強化、過密日程もあるので選手層を厚くしたいという思いがあった。守備力やパンチのある打撃で貢献してくれると思う」と話した。



 クルーズはこの日、Koboパーク宮城で入団会見に出席。パ・リーグはロッテで2年間プレーした経験がある。今季、巨人では1軍出場9試合にとどまったが「自分の持ち味である守備や、ホームランを打つことを腐らずやって、一生懸命やっていれば、どこかのチームでチャンスがあると思っていた。楽天はチーム状況がいい。リーグチャンピオンに向かって、チームの力になりたい」と新天地移籍を歓迎した。