忍者ブログ
ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
11
23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
o-zone
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
[1705]  [1704]  [1703]  [1702]  [1701]  [1700]  [1699]  [1698]  [1697]  [1696]  [1695
「野球IQ」の例として、細川のリードを槙原が分析した記事を転載する。
槙原は、顔に似合わず理知的な人物のようだ。なぜ、彼をコーチにする球団がいないのか。

工藤監督も、千賀の起用法を見ると、大監督の風格がすでにある。(シーズン中も、守備や野球IQを重視して、打てない捕手や打てない遊撃手をずっと使い続けたところに工藤自身の野球頭脳の高さがあると私は思う。)
失敗した選手に立ち直りの機会を与える、というのは大事なことだ。その逆の例が巨人の原や横浜の中畑で、失敗した選手に冷淡で、選手を自信喪失させたまま放り出すことが多かったのではないか。その結果、選手は活躍期間が短いまま終わる。それが積もった結果が、チーム成績である。

原のここ数年の成績は、監督のエゴ(監督の座に自惚れ、選手をただのコマとしてしか扱わない冷酷さ)による「チーム冷却化」「チーム空洞化」の結果だと思う。坂本も長野も阿部も、その能力に比べ、活躍期間があまりに短いのは、監督の起用法(特に打順が滅茶苦茶。猫の目打線であり、あれでは打順に応じた打撃も身につかないし、クリーンアップとしての自信も失わせ、その実力そのものまで「ただのレギュラーの一員」という位置に落ちて行った。)が不適切だからだろう。つまり、坂本、長野、阿部を駄目にしたのは原である。その他の選手の扱いも、その結果も似たようなものだ。そうなると、巨人を駄目にしたのは原だ、となる。他のチームが戦力が低いために、相対的には戦力の大きい巨人が常に優勝争いをしていただけの話だ。

監督というのは「権力者」である。その権力に増長して、選手に対して独裁的に振舞うことも可能だ。だが、そうした独裁体制は、選手を萎縮させ、駄目にする。
選手自身の増長に対しては厳しく対処することも必要だが、選手に適切な働き場所を与えることや、失敗した選手に再起の場を与える、というのが監督の大事な仕事であり、それはただの「温情」ではなく、むしろ監督としての義務であり、そうすることによってチームも向上するのである。


(以下引用)



槙原寛己氏シリーズ分析 細川「続ける」リードで山田封じ

日本シリーズ第4戦  ヤクルト4―6ソフトバンク (10月28日  神宮)



山田は見逃し三振
<日本シリーズ ヤ・ソ4>5回無死一塁、山田は見逃し三振に倒れる
Photo By スポニチ

 “続きのホソ”だ。ソフトバンクが逃げ切って日本一に王手をかけたシリーズ第4戦。スポニチ本紙評論家の槙原寛己氏(52)は、3、5回のピンチでヤクルト・山田を2打席連続の見逃し三振に仕留めたソフトバンク・細川のリードを絶賛。3回は直球を4球続け、5回は初球からカーブを3球続けた。セオリーからは外れる同球種を続けさせる勇気あるリードで、山田を封じ込めた。

 日本シリーズという大舞台で、プロ14年目、35歳のベテラン捕手の経験と勇気が光った。極端ともいえるリードで、細川は第3戦で3本塁打を放ったヤクルト・山田を抑え込んだ。

 ◆3回1死一、二塁、5回無死一塁で山田を連続見逃し三振 ベテランはこういう舞台でこそ輝くものだと再認識させられた。今シリーズ初出場となったソフトバンク・細川。山田の打席では、同じ攻めはしないという綿密なプランを練っていたのだろう。初回の第1打席は結果は四球だったが、全6球中3球でカーブを要求した。そして迎えた3回のピンチ。山田の頭にカーブの残像が残る中で初球をチェンジアップで入ると、2球目からは4球連続で直球。最後は内角低めで見逃し三振に仕留めた。そして特筆すべきは5回の攻めだ。初球からカーブを3球続けて、シンカーを挟んで最後は外角低めの直球。山田はカーブをマークする中で、一番頭になかった球種とコースで完全に裏をかいた。

 前日に3本塁打した打者に緩いカーブを続けるというのは非常に勇気がいる。打者に張られると、最も怖い球種だ。さらにこの日は球審が低めのストライクゾーンを割と取っていたことから、その特性も巻き込んでの要求。外角高めならファウルで逃げられた可能性はあったはずだ。

 もちろん、摂津という“ここぞの一球”で抜群のコントロールを持つ投手と組んでこそのリードだが、同じ球種を続けて痛打されると捕手は批判を受けやすい。その意味で勇気ある攻撃的なリードだった。今季限りで現役を引退した中日・谷繁が“続きのシゲ”との異名を取っていたが、最近はこういう極端なリードをする捕手は少ない。

 ◆悔やまれるヤクルトバッテリーの5失点目 ソフトバンクに4点をリードされて、なお3回2死一、二塁のピンチ。ソフトバンクは今シリーズここまで4得点以上はなく、ヤクルトが逆襲に転じるには次の1点が水際の攻防だった。打席には8番・細川。その初球。捕手・中村は外角に大きく外し気味にミットを構えたが、館山の投球は中に入ってファウル。続く2球目も中村は同様の構えだったが、再びストライクゾーンに入ってきて三塁線を破る適時二塁打を浴びた。

 ここは石橋を叩いてでも、確実に失点を防がなければならない場面。格好悪いなどと言っていられない。満塁にしても次打者の投手・摂津で勝負すべきで、バッテリー間のしっかりした意思疎通が欲しかった。結果として、乗せてはいけない捕手を乗せてしまった。細川にしてみれば、14日のロッテとのCS第1戦では途中出場して2盗塁を許すなど、肩に不安を抱えていただろう。私は細川のスタメン起用で第4戦はヤクルトの足がテーマと見ていたが、自分の打撃でカバーした格好となった。

 ◆第5戦の鍵はヤクルト・バレンティン 王手をかけたソフトバンクにとっては、第3戦で山田に逆転弾を許した千賀がメンタル的に立ち直ったのが大きい。打たれた翌日に再び大事な場面で起用するという工藤監督らしい采配で、1イニングではなく2イニングを完璧に抑えたことで自信につながったと思う。

 一方のヤクルト。光明は2安打したバレンティン。試合前、真中監督は「きょう“までは”使います」と言っていたが、これで乗ってくるはずだ。チームの総合力では歴然とした差があるのは事実。ヤクルトが勝つには第3戦の山田のように個の力も必要で、その意味でバレンティンに注目したい。その前提として、先発が予想される石川が早い回に失点しないこと。この日の館山はソフトバンクの重量打線に対して低めへの意識、さらに寝た子を起こしてはいけないという過剰な警戒心から不振の柳田に2打席連続四球を与えた。ストライク先行でどんどん追い込んで攻める投球が必要だ。 試合結果  シリーズ日程


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
忍者ブログ [PR]