外人打者は概してフォロースルーが大きいから、振ったバットがキャッチャーの頭に当たることが良くある。これは打者が意図的に当てているわけではないし、規則で大きいフォロースルーを禁じているわけでもない。捕手が少し後ろに下がって守ればいいだけのことだが、そうすると投球の幅が狭くなったりするから、捕手が「特攻精神」で前で守っているのではないか。
だが、1試合で3度も頭部にバットが当たるのでは、若月の守備位置自体がやはり問題だ、としかならないだろう。そうでなければ、「バット直撃」問題は、大リーグなどで既に問題視されていただろう。
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- 3回裏西武2死二塁、メヒアの振ったバットが捕手若月の頭を直撃し、痛がる(撮影・浅見桂子)
<西武3-7オリックス>◇4日◇メットライフドーム
オリックスの若月健矢捕手(21)が、頭部に打者が振った後のバットが当たった影響で6回の守備から途中交代した。
試合後、検査のために東京都立川市内の病院へ向かった。
福良監督はバットが試合中に3度、頭に当たったと説明し「ちょっと心配。明日(5日)の出場は様子を見て」と話した。