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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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菊池ボーク問題についての広尾晃の記事コメント欄からふたつを抜粋。
私も下のふたつのコメントに同感であるが、もっと根源的に考えてみたい。

そもそも、「ボーク」をそれほど厳密に取る必要があるのか。
投手が打者のタイミングを外すのは立派な投球技術である、という認識をむしろ野球界は持つべきではないか。昔のヤクルトの安田投手の軟投(スローボールを駆使するなど)は明らかに王選手のタイミングを外すためのものだったが、王選手は一言も文句を言わなかった。それで打者が打ち取られるなら、打者が悪いのである、という考えだったのではないか。タイミング外しがダメだと言い出したら、ストレートの後にカーブやチェンジアップを投げるのもタイミング外しだとならないか。まして、投手が自分の通常のフォームを崩してまで打者のタイミングを外すのは自滅行為になるのが多いと思う。久保のクイックがそうだと言われているようだ。そんなのをわざわざルールで禁止する必要があるのか。
このような考え方から、今の大リーグはボークをうるさく言わなくなってきたのだと思う。試合進行をスムースにしたいという意図もあるだろう。

審判の主観で投手がボークとされたりされなかったりでは、野球が成り立たない。これは警官の主観(というより恣意)でスピード違反になったり見逃されたりするようなものだ。日本的悪習である。また、そのような「主観的判定」「審判の恣意的裁量権」を放置しているような「ボークのルール」そのものに一番の問題があると思う。



  • 7. penpen
  • 2017年08月26日 17:21
  • ボークの本来の趣旨がフォームにより打者や走者を惑わすことの禁止であるとすれば、菊池や井口は完全にセーフでしょう。主観的にもその気はないし、客観的にも惑わされている選手はいませんから。

    こんなものはいくらなんでも以外は放置でいいんじゃないかと思います。突き詰めると微妙に投球タイミングをずらすことさえ禁止対象になり、あまりに投手が不利でしょう。
    • 9. 黒子の譜めくり
    • 2017年08月26日 18:03
    • 今回の事で釈然としないのは、話の起点が「審判」ということなんですよね
      実際に不正投球で不利益をこうむる打者からの指摘ではないんですよ

      今シーズン、マレーロの本塁打本塁踏忘れや重信の帰塁時二塁踏忘れなどがありましたけど、これは相手側がアピールしないと審判は見て見ぬ振りをするのに、微妙な2段モーションは声高に摘発する。
      (そういうルールだと言えばそれまでですが・・・)

      もっと言うなら、我々野球ファンが審判に求めているのは、重箱の隅をつつくように微妙な2段モーションを取り締まることではなく、ストライクボールや本塁クロスプレー、一塁のアウトセーフなどを正確に判定してほしいということなんですよ。
      正直、今回の指摘はむしろ野球観戦の興を削いだ側面が大きい気がします。
      (そういう意味ではダルビッシュの発言は問題の本質をついている)

      うがった見方をすれば、今回のような審判の裁量権の大きな判定を厳格にすることで、VTRでの誤審が指摘されるなどして低下しつつある審判の権威の復権を狙った意図があるのではと勘ぐってしまします。
      (われわれしんぱんはえらいんだぞー ぐらうんどではかみさまなんだぞー)
      (けいいをはらわないと、どんどんぼーくをてきはつするぞー)
      (ぺなんとれーすのやまばでしてきして、じゅんいをさゆうするぐらいのちからをもっているんだぞー)
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