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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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面白い試合内容なので、その特徴がはっきりするように、大筋だけのスポニチのスコアを転載した。
本塁打を打ったのは巨人だけで、しかも4本も打っている。ところが得点はDeNAの11点に対して巨人は5点だけで、DeNAの圧勝である。これが、打線が「線」になっているか「点」でしかないかの違いである。
さらに言えば、本塁打は、長距離打者信者が思うほど価値は無い、ということだ。本塁打を打つためにフライばかり上げ、その結果、ヒットはほとんど出ないような打者には価値はない。そういう打者を打線の中に置いておくチームは、コンスタントに勝てるチームではないのである。
西武の浅村が絶好調で、打率も上げているが、これは相手チームの守りが悪いのだろう。フライしか上げない、長距離打者なのだから、相手チームは浅村が打席の場合は外野フェンス近くで守っていれば、打球のほとんどは簡単に処理できるはずである。内野と外野の中間に落ちるポテンヒットは滅多に無いはずだ。高いフライだから、打球を処理するまでに時間的余裕もたっぷりある。ライナーだとこうはいかないのである。
昔の巨人が強かったのは王貞治がいたからだけではない。王の打球自体もフライ型ではなくライナー型で、打率も高かったし、他の打者はそこまで長打者ではなくてもライナーの打球を打つ打者しかいなかった。一方、フライ型の打球がほとんどであった田淵が主軸であった阪神は、あきれるほど弱かったのである。阪神が常に上位にいたのは、巨人と中日以外はダメチームだったし、阪神は伝統的に投手が良かったからだ。阪神は昔から、投手の力で勝っていたチームだったのだ。
だが、打線が「線」であるためには打者全員がつながらないといけない。それができた時に、そのチームは強くなるのである。ほとんどの打者の打率が2割5分以下であるチームでは打線が「線」になるはずはない。

なお、打線が「線」であるためには、打者がボール球を打って相手投手を助けてはいけないのであり、大量得点(打線が「線」である証明)はほとんど四球絡みなのである。ヒットを打つことと四球を選ぶことは同等の価値があるわけだ。
私が高校野球を見ていていつも残念に思うのは、スリーボールまで行きながら、自ら打ちに行き、凡打するヘボ打者が多いことだ。ヒットを打てる可能性は、どんな才能のある打者でも3割程度だ。打って出たら、3回に2回は失敗するのは目に見えているのである。だが、ストライクゾーンに来た球をファールして粘れば、相手投手は根負けしてファーボールを出す可能性は打ってヒットになる確率よりはるかに高い。
私は、ヒットを打つ技術と同様に、「ファールを打つ技術」をヘボ打者に指導すべきだと思う。極端に言えば、ヒットは打てなくても、1試合に必ず2個の四球を選ぶ打者なら、打率ゼロでもレギュラーにしていいと思う。この打者は、出塁率4割乃至5割という超人的な選手なのである。打率3割だが出塁率も3割という選手より1番打者としては適格であるのは自明だろう。
四球を選ぶ気持ちゼロで、ヒットしか狙わない、阪神の高山は1番打者に置くより三番打者が適格だ、と私が書いたとおり、三番に置いてからの高山は、まさに水を得た魚の活躍をしているわけだ。



2016年08月26日セリーグ横浜終了
 123456789
巨人0102000115
DeNA61000202X11
投 手
巨人内海―高木―山口―西村―小山―戸根
DeNA石田―須田―三上
  
【勝】石田 8勝 4敗 0S
【負】内海 7勝 5敗 0S
【S】 勝 敗 S
本塁打
巨人阿部11号 阿部12号 坂本19号 ギャレット21号
DeNA


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