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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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このインタビュー記事は非常に素晴らしい内容で、原辰徳がセリーグの他の監督とどこが違うのかがよく分かる。それは、実は「合理性」だということだ。今日の試合で、岡本の2ホーマーだけが話題にされるだろうが、実はその前、無死2塁から坂本にバントをさせて丸の犠飛で追加点を取ったのこそが原野球の真髄だったと思う。だからこそ岡本は非常に楽になり、2本目のホームランも打てたのではないか。
坂本のようなスター選手(本塁打王を競っている最中だ。)が、バント指令に文句を言わずに指示に従い、見事にバントを決める。そこにこそ今の巨人の強さがある。

つまり、優勝のため、試合での勝利のために選手やスタッフは存在し、働くのだということが徹底されているのである。

今、目の前の試合に勝つという、それだけに集中すれば、坂本にだってバントをさせるというのは合理的そのものである。坂本の犠牲でお膳立てされた1死3塁のチャンスで犠飛を打つ、というプレッシャーの中で犠飛を打つというのも、また丸という選手の力だろう。それもまた、どうでもいい場面でホームランを打ち、自分の成績だけ上がればいいという他球団の強打者たちとの違いだ。
今日の坂本のバントは、そのはるか以前、3月時点から明確にされていたチーム方針、原野球の方針がずっと継続されている、その象徴なのである。原巨人が首位にいるのは、「当たり前の野球こそが正しい」という事を示しており、アンチジャイアンツの私としても、ラミレスの「自己中野球」「自己宣伝のためにチームを利用する行き方」が敗北したほうが野球界全体のためにはむしろいいと思う。(ただし、今日の試合ではなぜか8番投手はやめていたが、その理由は不明だ。)



原辰徳インタビュー(2)坂本勇人、岡本和真への「非情采配」の真意。


9/10(火) 11:01配信


Number Web


丸がノートに書いたことが伝達される。

 ――それが試合での強いスイングにつながり、坂本選手のホームランの増加にもつながっていると。その辺に丸選手が加入した見えない影響があるわけですね。

 「すごく大きいと思います。それとよく彼がノートに気づいたことを書いているでしょ。この投手の真っ直ぐはこういう真っ直ぐだとか、球種はこういう種類があって、こういうスライダーがある。スライダーというのもいろいろあって、誰々のスライダーに似ているとか、そういう表現を使って書き留めていますよ。それで実際に打席に立つと次の打者や他のバッターにそれを伝達して、それを聞いたバッターがまた伝達する。みんなが伝達するようになりましたね」

 ――そういうシーンはよく見ますね。

 「それが丸が入ったことで日常的になった。丸効果じゃないですかね」


坂本へ送りバントのサイン。

 ――フォア・ザ・チームということですね。そういう意味では監督が復帰して一番、印象に残っている采配は、開幕シリーズの広島戦で出した坂本選手への送りバントのサインだったのではないかと思っています。これもフォア・ザ・チームという監督の一義的な考えをチームに浸透させる大きなカギではなかったかと思います。

 試合は3月30日、敵地・マツダスタジアムでの開幕2試合目。4対2と2点リードの9回無死一、二塁から原監督は坂本に送りバントのサインを出し、坂本がこれを決めて駄目押し点を奪った。この場面はこの連載でも直後に指摘したが、100の言葉よりもこの1つの采配が、原野球をチームに浸透させるものとなったはずだが、監督自身はこの采配をどう感じているだろうか……。

 「そういうシチュエーションの中でこれ(送りバント)がベストだなと思ったんですね。思ったんでしょう。だからそういうの(チームに自分の野球、自分の考えを浸透させること)を狙っていたのでもなんでもないし、自然の中で『坂本だけど、しかしここは次が丸だから、送ってもらおう』と。『ここで1点取ったら、まあ勝つ確率はうんと上がるな』ということでそういう作戦をとった。采配、用兵というのはそういうものだし、そうでなければならないと思っています」


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