選抜高校野球大会第6日(25日・甲子園)は1回戦1試合、2回戦2試合が行われる。いよいよ出場全32校が出そろう第6日。各試合の見どころを紹介する。
【第1試合】中京大中京(愛知)-専大松戸(千葉)
大会屈指の右腕である中京大中京・畔柳亨丞(きょうすけ)投手(3年)が1回戦の“大トリ”で登場する。最速151キロの直球に変化球も多彩。昨秋はチーム打率・353だった打線がもり立てれば、勝利はグッと近づく。専大松戸は4番・吉岡道泰外野手(3年)を中心に畔柳攻略へ気合十分。サイド右腕・深沢凰介投手(3年)も相手をほんろうする投球を目指す。
【第2試合】神戸国際大付(兵庫)-仙台育英(宮城)
神戸国際大付は1回戦で好左腕・木村を擁する北海(北海道)を延長の末に破り、勢いづく。主戦の阪上翔也投手(3年)の状態が気がかりだが、楠本晴紀投手(2年)の好投が好材料。仙台育英は難敵・明徳義塾との接戦を制し、初戦を突破してきた。5回1/3を無安打に抑えた右腕・伊藤樹投手(3年)が好調を維持すれば、簡単には点をやらない。
【第3試合】高崎健康福祉大高崎(群馬)-天理(奈良)
高崎健康福祉大高崎は下関国際(山口)との初戦で、高松将斗投手が9回2失点で公式戦初先発初完投勝利を挙げた。チームとして高校通算本塁打が230発を超す打線は8安打6得点だったが、ノーアーチ。2回戦こそ武器の一発が飛び出すか。天理は宮崎商との1回戦で、今秋ドラフト上位候補の達孝太投手(3年)が9回161球を投げて1失点完投。身長193センチから投げ下ろす角度のあるボールで強力打線に挑む。