明るい性格であり、案外理論家でもあるらしいから、中畑に無かったものも出て来るのではないか。問題は、誰が投手コーチになるか、だが、大リーグから連れてきて、日本人コーチを補佐役とするのもいいかもしれない。
(以下引用)
ラミちゃん、DeNA新監督に決定!19日にも正式発表
サンケイスポーツ 10月19日(月)5時0分配信
DeNAの新監督に、球団OBのアレックス・ラミレス氏(41)=前オリックス巡回アドバイザー=が就任することが18日、分かった。既に2年契約で合意し、19日にも正式発表される。明るい性格だけでなく、ヤクルト、巨人で3度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献し、データを駆使する理論派。中畑清氏(61)に続くDeNA第2代監督として、横浜時代の1998年以来18年ぶりとなる、悲願のVへチームを導く。
“キヨシ”から“ラミちゃん”へ、タクトが継承される。DeNAはこの日までにラミレス氏と2年契約で合意。19日にも正式発表され、近く就任会見が行われる。年俸は7000万円前後とみられる。
今季最終戦となった3日、7月から一貫して続投を要請してきた中畑前監督が突然の辞任。球団は急ピッチで後任の人選を進めた。日本ハム元監督でアストロズコーチのトレイ・ヒルマン氏(52)、進藤達哉ヘッドコーチ(45)らとともに検討されてきたのが2012年から2年間在籍した「レジェンド」ラミレス氏だった。
選任にあたり、池田球団社長、高田ゼネラルマネジャー(GM)がこだわったのが〔1〕4年間のチーム作りの継承〔2〕横浜にゆかりがある〔3〕勝てるチーム-の3点だった。
ラミレス氏は13年まで在籍し、戦力把握が容易で、チーム状況やGM制度への理解も深い。日常会話程度の日本語も話せる。何よりも交渉中に同氏が見せた熱意、冷静な分析、強化プランに球団も共感。「ゲッツ!」などのパフォーマンス、ファンサービスで沸かせ、中畑前監督同様にチーム内外を盛り上げてくれそうだが、球団が期待するのは、理論派の側面だ。
現役時代にはカード、捕手ごとにDVDを作成して対戦相手の傾向を分析して打席に臨み、阪神・矢野ら好捕手との駆け引きを楽しみながら、外国出身選手として初の通算2000安打を達成。08、09年には巨人の4番としてリーグ優勝に導き、いずれもリーグMVP。同僚への助言も多く、筒香や巨人・坂本ら、同氏を師と慕う選手も多い。
筒香、梶谷ら好素材が多いにもかかわらず、勝利に結びつかない。個人の能力をチームとして「点から線へ」とつなげるには、ラミレス氏の野球理論、分析力が不可欠と判断した。一昨年まで同僚として気心が知れた選手が多いことで、チームに一体感が生まれるメリットもある。
懸念があるとすれば、プロ野球での指導歴がほぼないこと。そこは経験豊富なコーチで脇を固めることでフォローする。池田球団社長は「組織全体として、コーチ陣を含めて勝てるチーム。そのシミュレーションはできてきた」と、今後のチーム力向上に自信を見せていた。今後すみやかに組閣に着手する。
ラミレス氏は今後、就任会見を経て、22日のドラフト会議に出席する可能性がある。11月6日からの秋季キャンプ(鹿児島・奄美市)で、新体制が本格始動する見通しだ。外国人監督は前身も含めて球団史上初。横浜に新たな風が吹く。