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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「日刊ゲンダイデジタル」から転載。記事後半である。
最近の野球選手がプロアマともバントがもの凄く下手になっているのは私もここ2,3年感じていた。いわゆるフライボールレボリューションという馬鹿な流行のためかもしれない。高校野球などは、金属バットのせいで下位打者でもホームランを打てるから分からないでもないが、プロ野球で、たとえば巨人の田中二塁手のような選手がバントができないのでは、存在価値はまったく無いと思われても仕方がない。この前のバント失敗を原監督に厳しく怒られたのは当然だ。だが、その後も使ってもらっているようだから、原は案外度量が大きい。
プロなのだから、バント作戦のようにせせこましい作戦を取らず、常に長打を狙え、というのはアホの言うことであり、僅差の試合ではバントの成功失敗が勝敗を分ける決め手になる。つまり、どんな選手でも、いざと言う時にはバントを成功させられる技能が無いと一軍選手の資格は無いということだ。特に投手や控え選手はそうである。この前、中日の柳投手がバント失敗する場面を見たが、かなりバントが苦手なようで、学生時代にバント練習をまったくやっていなかったのではないかと思われた。打撃が良さそうなので、学生時代はそれでも許されたのだろう。甘い環境であり、だからアマチュアからプロに入ってなかなか物にならなかったのではないか。(こういう「野球環境」は大事であり、現在、東京6大学から入った選手がなかなか活躍できない理由もそこにあるように思う。そもそも6大学に東大が入っている時点でかなり大甘な環境であるのは明白だ。)
なお、私は横浜DeNAの試合でバントの場面を見た記憶がほとんど無い。競り合いに弱いことや、同じ投手に何度もやられるのは、そのためかもしれない。(今日なども青柳にひねられたようだ。)こういう調子ではAクラス入りも危ないだろう。つまり、監督やベンチが馬鹿で無能。
ちなみに、王や長嶋がバントのサインを出されたことは滅多になかったらしいが、サインを出された時(つまり非常時だ)には、きっちり1回で決めたという。

ついでに言えば、ヒットを打てる確率は平均して2割6分から7分程度、バントの成功率は6割以上(かつては7割から8割はあったと思う。)だろう。無死1塁とか1死1塁で、どうしても1点が欲しい時に、弱打者に打たせるのとバントを命じるのとどちらが合理的かは論じるまでもない。もっとも、金属バットの高校野球なら、へぼ打者でもまぐれのホームランもあるから話は別で、バントはプロにとってこそより重要だ。




(以下引用)




ヤ神ともバント下手露呈し分け…セの野球はレベル低下深刻

公開日: 更新日:

 5位に低迷する阪神の58得点はリーグ5位。10本塁打は最少だ。貧打で点が取れないのに、ここぞという時にバントも決められないなら勝てる試合もモノにできるはずがない。

 首位のヤクルトにしても、バッテリーに外されたわけでもないのにスクイズを失敗。首脳陣も選手も、キャンプから接戦を想定した練習をしていないからこの有り様だ。

 ソフトバンク、楽天、千葉ロッテなど、近年は球場を狭くしてホームランを多発させる球団が多くなった。かつてヤクルト、阪神で指揮をとった野村克也氏は「最近は野球が雑になった」と言うのが口癖だ。「昭和のプロ野球が懐かしい」とボヤくファンも多いはずだ。


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