当サイトで、試合時間がどうの、という議論をした夜、まさに、その問題点が明るみに出るような試合を見ることになった。

台中洲際棒球場での、イースタン対米・欧州連合の試合。

米・欧州連合は、要するにNPBやKBO、CPBLに「売り込み」に来ている。28歳くらいの、いいおっさんがプレーしている。

イースタンは川相昌弘監督。1回、いきなり5点を挙げて先制したのは良かったが、裏にイースタンの先発、ヤクルト岩橋がつかまって、3失点。

ここから試合がだらだらだらだら、安打がたくさん出たのが大きいが、とにかく岩橋の出来が悪い。

4回までに7安打、4失点。しかし川相監督は岩橋を5回まで投げさせるプランを変えなかった。味方も追加点を挙げ8-4になっていたが、失策も出て試合がここまで荒れているのに、岩橋は、サインの交換にものすごく時間をかける。捕手が同じチームの古賀だったこともあるだろうが、サインに何度も首を振る。
そのうちに打者もじれてきて、打席を外す。その繰り返しだった。

守っている野手にしたところで、こういうテンポの悪い投球はうんざりすることだろう。点差も離れ、さっさと固唾蹴ればいいのに、いつまでも逡巡している。

挙句にマウンドでボールをこねだした。台中球場は湿気が多く、ボールに水分がつきやすい。それを嫌ったのだろうが、マウンドで選手を待たせたまま丁寧に球をこねるのを見ていると「さっさと投げんか!」と言いたくなった。

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相手監督は、選手を売り込みたいためか、何度も審判に抗議をする。チャレンジも2回。教育リーグにこんなの必要だろうか。
投手交代も頻繁にあった。で、四球を出すと、通訳を連れてマウンドに上がるのだ。「あるかせちゃいけない」こんなところで説教しても仕方がないと思うが。

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イースタンの川相監督は、点差が開いてからも何度もバントをさせた。確かに川相昌弘と言えばバント、川相からバントを取ったら何も残らないのかもしれないが、これは試合であって、練習ではない。少数ながらも観客がいる。何を考えていたのかと思う。

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去年も思ったが、日本の選手はイニングの変わり目にすぐには出てこない。かならずグランドに誰もいなくなる時間があって、おっとりと出てくる。何か意味があるのだろうか?

18時に始まった試合は5回終了時点で20時30分。これでは5時間ゲームかと思ったが、以後、2番手の巨人、谷岡などが好投して何とか9時43分に試合が終わった。

投手への教育として「マウンドに上がったら、さっさと投げる」というのを徹底すべきではないか。私などは、ちぎっては投げ、ちぎっては投げと言えば、中日の松本幸行を思い出すが、いい投手はテンポもよく、試合展開も速かった。
マウンドでダラダラしている投手にろくなのはいないと思う。

国際試合はCMのタイミングなどもあり、長くないrがちだが、イニングの変わり目の野手の交代、審判へのクレームなど、ルールを変えなくても、時間短縮へ向けて、やれることはまだたくさんあるのではないか。

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