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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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谷繁の吉田評の一部である。やはり大会ナンバーワンは吉田だとこの前の部分で言っている。「投げ方がいい」らしい。つまり、合理的な体の使い方をしている、ということのようだ。

(以下引用)



――甲子園での最速は150キロでしたが、これからもっと速くなりそうですね。


谷繁 彼はきっと、ストライクゾーンで勝負できるピッチャーになると思います。もちろん、今後の環境や練習方法にもよりますが、遠回りせずにいい指導者についてもらいたいです。


――6試合で881を投げた体力もそうですが、マウンドさばきや試合中の表情から、彼の気持ちの強さが伝わってきました。


谷繁 僕は直接彼と話をしたわけではありませんが、さまざまなエピソードを聞く限り、相当メンタルも強そうですね。「今の時代にこんな高校生がいるのか。エースらしいピッチャーがいるな」と思いました。金足農業に入ろうと中学時代の仲間を誘ったんですよね? それで、みんなで甲子園に出て準優勝までしたんですから、「すごい」としか言いようがない。そんな選手、最近の高校生ではいませんよ(笑)。


――昭和の漫画の世界の出来事みたいですよね。


谷繁 本当にそうですよね。「そんな青年がいたんか!」と驚きました。それに、お父さんが彼を一切褒めないというのもいい。厳しさの中で成長してきたんでしょう。反発することもあっただろうけど、こういう父子関係も今の時代では珍しい。


――高校の野球部でも何人ものピッチャーがいる時代に、ひとりでマウンドに上がり続けたところも「昭和」を感じさせました。


谷繁 最近の若いピッチャーは、しんどいことからすぐ逃げる傾向があるように思えます。どこかがちょっと痛いとすぐに交代したり、調子が悪いとマウンドから降りたり。そんななか、彼のピッチャーとしての姿勢は本当にすばらしい。誰もが認める、本当のヒーローですよ。


 高校を卒業してから第2章が始まります。これからは「あの金足農業の吉田」と言われ、みんなから注目されるでしょうが、そのプレッシャーに負けないでほしい。伝説を作ったピッチャーは、一生、そういう目で見られますから。





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