ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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最近、高橋留美子の「めぞん一刻」を全巻読み直したのだが、大昔に週刊誌で読んでいた時には気づかなかったことが多い。主人公の五代のダメ人間ぶりは、同様に全巻を見直ししたアニメで、よく分かっていたが、ヒロインの響子さん(管理人さん)が、案外と人間的な弱点の多い人間であることは、雑誌掲載当時は、まるで気づかなかった。おそらく、それは五代と自分を同化して見ていたからだろう。惚れてしまえばあばたもえくぼというわけだ。しかし、もう一つの発見は、すぐれたキャラクターにおける欠点は欠点ではない、ということだ。音無響子が完全無欠な人間だったら、これほどの魅力は持ち得なかったはずである。察しの悪さ、視野の狭さ、決断力の無さ、短気さ、嫉妬心の強さなどがあるからこその響子さんなのである。それらの些細な欠点は、彼女の純粋さ(実は、その純粋さも、結婚を前にすると幾らかの計算がどうしても入ってくるところに、作者の冷徹な視線があるが)、愛情の深さ、優しさ、まっすぐな正義感など、さまざまな長所の前では、むしろ香辛料になるわけである。
ついでながら、「めぞん一刻」に出てくる中で一番の大人はアケミさんだと私は思っている。なかなか深みのある人間で、最後のあたりで、「あんたみたいな面倒くさい女から男を奪うほど、あたしは暇じゃないよ」とか何とか、子供っぽい強情を張る響子さんに毒づくセリフは最高だった。もちろん、毎回下着姿で登場するというサービスぶりも素晴らしいのだが。
高橋留美子氏には、ぜひ、もう一度、このような大人向けのロマンチック・コメディを描いてほしいものである。
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