私は連載中に断片的に読んだだけだが、山籠もりしていた主人公(くらやみ五段か)が、初登場時は山賊めいた髭男で、髭を剃るとハンサムな若者であったという、「登場時のインパクト」が強くていまだにその印象だけ残っている。それと、主人公が居候する(だったと思う)柔道場の道場主の娘が「鬼姫」と呼ばれる男勝りの美女だったのが印象的で、今気が付いたが、これって「らんま1/2」の設定ではないか。高橋留美子がただの漫画ファンだったころの愛読漫画だったのかもしれない。
(以下引用)
名無しのジャンプ読者 : 2023/07/01(土) 17:48:08
テラさんの描いたくらやみ五段という柔道漫画面白いんだが
下巻が高すぎてとても買えない
返信
名無しのジャンプ読者 : 2023/07/02(日) 08:32:09
どっか漫画図書館だの国会図書館にでも入ってないんか?
(「まんがペディア」から転載)
概要・あらすじ
青年柔道家の倉見は、五船十段の信頼を得るもうれつ道場の門弟である。末は娘のオニ姫と共に道場を継いでくれることを願っていたが、兄弟弟子の熊手五段と日本柔道王者戦の出場を競うことになり、卑怯な熊手五段の陰謀によって、崖から落ちたショックで盲目となった上に記憶も失ってしまう。しかし倉見はくじけることなく、艱難辛苦を乗り越え、盲目の柔道家暗闇五段として復活を果たすのだった。
登場人物・キャラクター
倉見 (くらみ)
両親を亡くし、父親と親友だった五船十段に引き取られた。常に誠実で正義感に厚く、他の門弟からの信頼も厚い。日本柔道王者戦に出ることを目標にしていたが、熊手五段の策謀で崖から落ちて、失明し記憶をなくしてしまう。
オニ姫 (おにひめ)
五船十段の娘。おてんばでもうれつ道場の先生でもあるがわんぱく三人組からは恐がられている。誠実な倉見を慕い、もうれつ道場を引き継いで貰いたいと願っている。行方不明になった倉見を信じて待ち続ける。
熊手五段 (くまでごだん)
突き出たアゴが特徴。実力はあるが、その歪んだ性格で伸び悩み酒に溺れている。もうれつ道場を継ぐのは自分だと思っており、日本柔道王者戦に出るために手下の地利塚二段と鳥居二段を使って倉見を追い落としを企む。
黒ひげ無段 (くろひげむだん)
鬼天流柔道の門下生。師範の鬼天先生が亡くなり郷里へ帰る途中で倉見と出会う。豪快な性格で好人物。行方不明になった倉見を見つけだし、「暗闇五段」として復活させる。
五船十段 (ごふねじゅうだん)
柔道の総本山広道館の重鎮。もうれつ道場を主宰している。倉見の人間性と実力に期待し、いずれは道場を譲り、娘のオニ姫と夫婦になってくれることを願っている。
マツゲ
崖から落ちた倉見を献身的に看病を続ける。倉見を兄のように慕うが、兄以上の好意も持っているが、オニ姫の存在を知って、兄以上の好意を持っていることは胸に秘めている。マツゲが長いので「マツゲちゃん」と呼ばれている。
源さん (げんさん)
崖から落ちた倉見を助けた人物。倉見に亡くした息子の面影を見、怪我が治るまで面倒みようとしてくれる。実は黒ひげ無段とおなじ鬼天流柔道の門下生。
地利塚二段 (ちりづかにだん)
もうれつ道場の門下生。熊手五段の下につき、倉見を追い落とす手伝いをする。鳥居二段と合わせて「チリトリコンビ」と黒ひげ無段にからかわれる。
鳥居二段 (とりいにだん)
もうれつ道場の門下生。熊手五段の下につき、倉見を追い落とす手伝いをする。地利塚二段と合わせて「チリトリコンビ」と黒ひげ無段にからかわれる。
木村夫婦 (きむらふうふ)
盲目の倉見が、「仕事をするためにあんま師になるしかない」と仕事を習うために訪ねたあんま師。身も知らぬ倉見にあんま術を教え、面倒をみてくれる人情深い夫婦。
医者 (いしゃ)
崖から落ちた倉見を治療する医者。失明し記憶をなくした倉見のその原因は精神的なショックによるものだと診断する。
わんぱく三人組 (わんぱくさんにんぐみ)
もうれつ道場に通う小学生たちで、優しい倉見を慕って道場に通っている3人組。
日本柔道王者戦 (にほんじゅうどうおうじゃせん)
広道館の全国規模の柔道大会。第1回大会の時に倉見は熊手五段の陰謀で出場出来ず、熊手五段が優勝。第2回の時「暗闇五段」と名乗って出場することになる。
もうれつ道場 (もうれつどうじょう)
広道館の五船十段の開設した柔道場。両親を亡くした倉見はここにひきとられ若先生として指導にあたっている。道場を継ぐのは熊手五段か倉見かで争うことになる。