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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「はじめの一歩」を見ていて、フリッカージャブというものの有効性に疑問を持ったので調べてみた。これはフックとジャブの中間的なもので、一種の「目くらまし」だろう。それも、かなりリーチのある者にしか使えない。当たる場所も頭部以外では有効性はほとんど無いはずで、きちんとガードすればまったく怖れる必要は無いと思う。
なお、「はじめの一歩」では、ガードしている相手に無意味に連打するシーンが多いが、これは攻撃側を不利にすると思う。パンチを打つ側はスタミナをどんどん消耗するが、防御側はスタミナを温存できるからだ。(もちろん腕へのダメージはある。)4回戦クラスの試合なら何とかなってもタイトルマッチクラスの戦いはできないだろう。ボクシングでは腕は槍であり剣であるが、同時に盾でもある。人体の急所は体の中心線が大半なので、そこを守るのが基本だ。例外がこめかみだが、頭部への打撃はすべて脳を振動させ、大きなダメージを与える。
なお、宮田一郎と間柴了の試合で宮田が間柴に足を踏まれて逆転されるが、これは宮田が大馬鹿だろう。フットワークが身上のボクサーが足を踏まれるなど、間抜けもいいところで、偶然以外にはまずありえないことだ。動き続ける相手に狙って足を踏んで、それが可能なら、間柴が天才だろう。作戦としてはまず無理なはずだ。相手が踏み込んだ足を踏んだところで、相手のパンチがこちらを襲うのをストップできるわけではない。むざむざとパンチを受けるだけの馬鹿作戦である。
間柴を非道なボクサーに描きたいなら、他にいくらでも悪どい手法はある。肘打ち、サミング(相手の目にグローブの指を突き入れる)、ラビットパンチ(後頭部へのパンチ)その他である。

(以下引用)

フリッカージャブとは、ボクシングのパンチの一種である。

概要
ボクシングにおける基本のテクニックにして、最も使用頻度が高いパンチがジャブである。
一発で相手をKOする威力はないが、相手との距離感をはかったり、ポイントをかせいだり、
相手に細かいダメージを蓄積させたり、強いパンチを当てるためのきっかけを作ったり、
試合のペースを握ったりと、その効果は絶大で、強いボクサーは優れたジャブの使い手であることが多い。

そんなジャブの発展形のひとつがフリッカージャブである。

左手(左構えのボクサーの場合は右手)を下げた位置で構え、
脱力した状態から、むちのようにしならせて打つパンチで、
通常のジャブとは違う変則的な軌道を描くので相手のリズムを狂わせるのに有効だが、
ダメージは与えづらいという欠点もある。

代表的なフリッカージャブの使い手としては、
史上初の5階級制覇を達成したトーマス・ハーンズがあげられる。
ハーンズは198cmという驚異的なリーチ(身長は185cm)を活かしてフリッカージャブを使いこなし、
1980年代にはマービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン
とともに「黄金の中量級」を盛り上げた。
その左腕をだらりと下げたスタイルは「ヒットマンスタイル」とも呼ばれ、
フリッカージャブはハーンズの代名詞ともなっている。

他にも、50戦無敗のアンタッチャブルレコードを達成したフロイド・メイウェザー・ジュニアが使いこなすなど、
フリッカージャブはリーチが長く瞬発力に優れた黒人ボクサーが使うことが多く、日本人には不向きなパンチだといえる。

フリッカージャブというと、ハーンズよりも、漫画はじめの一歩の「間柴了」を思い浮かべる人も多いかもしれないが、
間柴のように落とした左手を振り子のように左右に振る動作は、本来のフリッカージャブには不要なものである。
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