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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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ディズニーで「クマのプーさん」実写化というキチガイ沙汰の企画が実施されることについてのコメントの中で、次のものが少し面白かった。


61: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/04/03(金) 12:44:58.63 ID:wEXc2XtN0.net
ええええええええええええええええ?
プーさんの実写化だと?w

クリストファーロビン役 羽生結弦
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メモ

「オックスフォード連続殺人事件」を見た。
イライジャ・ウッドとジョン・ハートの出る推理映画。
数学的知識による装飾が過剰でその度に索然とするが、映画の最後で語られる「事件の真犯人は誰か」という問答が面白い。いわゆる教唆犯こそが真犯人だ、という考えだが、その教唆犯が無意識的に教唆していたら、どうなるのか、ということだ。ネタ晴らしになるが、「Yの悲劇」に近い。それに例のカオス理論の名言「蝶のはばたきが……」を当てはめたのはうまい。
しかし、いつも思うのだが、こういう映画にセックスシーンを入れる必要性など無いだろう。そのために、他人にお勧めしにくくなる。それに毛唐のセックスシーンはワンパターンで、獣みたいだ。美しくも何ともない。裸猿の交尾である。


忘れないうちにメモ。
映画「ナイン」の中で枢機卿がグイドに言う言葉

「想像力は神の庭です」

これは名文句。その後に「そこに悪魔を住まわせてはいけない」みたいなことを言うが、これはキリスト教徒としての言葉で、我々非キリスト教徒には無関係な話。
キリスト教か否かに関わらず、「想像力は神の庭である」という考えを持つのはいいことだ。つまり、すべての創造は想像力から始まるのだから、想像力は神の庭だと言える。

なお、映画「ナイン」はフェリーニの「8 1/2」をミュージカル化したブロードウェイ作品の映画化である。駄作ではないが、あまり面白くもない。何より、キャストが良くない。役者はみな熱演だが、そもそも大半がイタリア人に見えない。グイドの悩みも観客の共感をまったく呼ばない甘ったれにしか見えない。音楽もあまり良くない。時々挿入される1960年代カンツォーネの良さが際立つだけに、現代の音楽がまるで魅力が無いのが丸分かりである。
ダニエル・ディ・ルイスは熱演だが、イタリア人にはまったく見えない。ジュディ・デンチのフランス風発音、イタリア風発音は見事だが、これもフランス女にはまったく見えない。ニコール・キッドマンもまたイタリアのスター女優にはまったく見えない。唯一イタリア人に見えたのは、グイドの妻の役をした女優で、これはフェリーニの奥さんのジュリエッタ・マシーナを下敷きにした役柄だが、実際、ジュリエッタ・マシーナの面影もある。もちろん、遥かに美人だが。
映画としての終わり方も良くない。「8 1/2」のラストの、あの何とも言えない高揚感が、この映画にはまったく無い。人生はお祭りだ、という雰囲気で終わらなければ、この作品の存在意義は無いだろう。甘ったれの映画監督の、作品が作れない、という悩みなどに観客をつき合わせ、それでも満足を与えるのは、あのラストがあってのものである。この「ナイン」という作品を通して「グイド、グイド、グイド」がうるさくてうんざりした、という観客は多かったと思う。
なお、グイドの姓「コンティーニ」はヴィスコンティとフェリーニのミックスだろう。

少し前の日記。


1月14日(水)今日は休日。何も予定が無いのが自由で気分もいい。起床後、ブログを書き、その後早い朝飯を食いながらテレビで映画を見る。「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」。前に見た時ほど駄作には感じない。前の時は、1の印象が強く、それと比較して2や3が駄作に思えたのだろう。ただ、やはりこの作品群は1で完結していても十分だった。まあ、商売としてなら、大ヒット作の続編を作って当然だ。SF、特にタイムトラベル物は、ご都合主義と論理的整合性のバランスが大事。そもそもありえない仮定が作品の基盤なのだからご都合主義は宿命。読者や観客もそれは分かっていて「批判の一時停止」をして受容している。だが、話の進行の上で論理的整合性があまりに欠けていると、「批判の停止」が停止され、冷めてしまうのである。もっとも、2や3に論理的欠陥があるというのではない。1で主な仕掛けは使い果たしたので、ハラハラドキドキ感がまったく起こらず、またギャグも似たパターンの繰り返しになっている、というだけだ。

木村正人という在英日本人ジャーナリストによる「UNBROKEN」擁護の文章の一節。「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。

「非の打ち所がないザンペリーニと救いようがないWの生きざまが残酷なまでのコントラストを描きだし、ザンペリーニの魂をこれ以上ない高みまで引き上げるのだ。」

この部分に、非常な違和感を感じる。違和感と言うよりは不気味な感じ、か。そもそも、この映画はザンペリーニの自伝的作品が原作、あるいは原材料になっているはずだが、それなら原作者が自分にとって不都合なところは何一つ書かないだろうことは当然だ。それを「非の打ち所がないザンペリーニ」という言い方に引っかかるのである。もちろん、捕虜の側に「非の打ち所」など無くても虐待される、(あるは捕虜からは虐待と感じられる)のはよくある話である。実際、非の打ち所は無かったのかもしれない。
ただ、アンジェリーナ・ジョリーは「ハリウッドの広告塔」つまり、ユダヤ支配層の道具であることが噂されている女優であり、その彼女がなぜ今の時期にこういう映画を撮ったのか、興味深い。あるいは「安倍右翼政権」への牽制か。(笑)
もちろん、「在英日本人ジャーナリスト」という存在も非常に胡散臭い。



(以下引用)


マッカーサーに指名手配された日本兵

西太平洋のマーシャル諸島近くで、ザンペリーニは旧日本軍に発見される。日本国内の捕虜収容所に約2年半収監され、「バード(鳥)」と呼ばれる日本兵Wに目をつけられ、徹底的に虐待される。

Wによる戦争捕虜(POW)虐待は米軍に知れ渡っており、戦後、連合国総司令部(GHQ)のマッカーサー司令官は戦争犯罪者としてWを指名手配する。

しかし、Wは主権が回復する52年まで逃げ切り、罪を免れた。捕らわれていたら、間違いなく有罪になっていた。

晴れて社会復帰したWは保険代理業で成功を収め、オーストラリアのゴールドコーストに別荘を構えるまでになった。ザンペリーニとWのドラマはこれで終わらない。

98年の長野冬季五輪に聖火ランナーとして参加したザンペリーニはWに面会を申し入れる。しかし、Wは面会に応じないまま、2003年4月に死亡。ザンペリーニも今年7月、肺炎のため97歳で亡くなった。

非の打ち所がないザンペリーニと救いようがないWの生きざまが残酷なまでのコントラストを描きだし、ザンペリーニの魂をこれ以上ない高みまで引き上げるのだ。
1位から8位までは全部見ているが、上位はほぼ予想通り。ただし、そのほとんどは「クリスマス映画」限定での上位評価であり、普通の映画としてなら評価はだいぶ下がる。「素晴らしき哉、人生!」はたしかにハートウォーミングな良い作品だが、長すぎて、見るのに忍耐力が要る。もっとエピソードを絞り込んで、短くしたほうが良かっただろう。3位の「スィングホテル」は作品としては駄作と言っていい。ただ、永遠の名曲「ホワイトクリスマス」が挿入されているというだけ。一般的な映画としてなら、絶対に上位1000位にも入れない作品だ。「34丁目の奇跡」は良い作品で、クリスマス精神とでもいうべきものが溢れている。「街角(ピンクの店)」は、なぜクリスマス作品とされているのか、今一つ分からない。それほどクリスマスに関連している内容とは思えない。まあ、ジミー・スチュアートが主演するコメディで、雪が降ればクリスマスの感じは確かにある。5位6位もなぜクリスマス映画とされるのか不明。映画としての完成度なら上位作品よりははるかに上ではある。「ダイハード」は、作品中の曲の使い方がよかった。特に「フィンランディア」をあれで初めて聞いた人は多いのではないか。もちろん、最後の「レットイットスノー」があるからこその「クリスマス作品」なのだろう。
個人的には第一位は「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」第二位には「34丁目の奇跡」第三位には、ここには載っていないが「シザー・ハンズ」もペシミスティックな形のクリスマス気分が溢れているので三位としたい。そして、どうせなら「ジーザス・クライスト・スーパースター」などもクリスマス映画としてもいいのではないか。


(以下引用)

クリスマス映画ベスト25発表!1位は『素晴らしき哉、人生!』

シネマトゥデイ










クリスマス映画といったらコレ! - 映画『素晴らしき哉、人生!』より - Photo:Everett Collection/アフロ© CINEMATODAY Inc. 提供 クリスマス映画といったらコレ! - 映画『素晴らしき哉、人生!』より - Photo:Everett Collection/アフロ

 アメリカの大手映画批評サイトRotten Tomatoesが、2014年版クリスマス映画ベスト25を発表した。同サイトの批評家による満足度、レビューの数、公開年などから総合的に判断してランク付けを行ったという。


 1位に輝いたのは、クリスマス映画の定番というべきフランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉、人生!』。人生に絶望して自殺しようとした主人公ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュワート)が、天使(ヘンリー・トラヴァース)から「彼が生まれてこなかった世界がどんなにわびしいか」を見せられたことで人生の意義を見いだす姿を描く。2013年には70年近い時を経て、同作の続編が製作されるというニュースも報じられて話題になった。


 2位にはデパートのサンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人(エドマンド・グウェン)が「自分は本物のサンタだ」と主張したことで、彼が本物か否かの裁判が開かれるさまを追った『三十四丁目の奇蹟』(ジョージ・シートン監督)、3位にはビング・クロスビーが歌う「ホワイト・クリスマス」でも知られる『スイング・ホテル』(マーク・サンドリッチ監督)が続いた。日本からは11位に今敏監督のアニメーション映画『東京ゴッドファーザーズ』(2003)がランクインしている。(編集部・市川遥)


2014年版クリスマス映画ベスト25(10位まで抜粋)
1.『素晴らしき哉、人生!』(1946)
2.『三十四丁目の奇蹟』(1947)
3.『スイング・ホテル』(1942)
4.『桃色(ピンク)の店』(1940)
5.『第十七捕虜収容所』(1953)
6.『アパートの鍵貸します』(1960)
7.『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)
8.『ダイ・ハード』(1988)
9.『アーサー・クリスマスの大冒険』(2011)
10.『ア・クリスマス・ストーリー(原題) / A Christmas Story』(1983)








「前田有一の超映画批評」から転載。
映画は未見だが、ここに書かれたことはほぼ正しいだろうと、キャストを見ただけで想像できる。原作ファン、そして監督山崎貴ファンの私としては残念な結果だが、もともと山崎貴はウェットな感性の持ち主で、だからこそ「三丁目の夕日」などをあんなフーテンの寅風味にしたりしたのだろう。ただ、SFXが上手い監督だから、「寄生獣」の監督に選ばれたのだと思う。つまり、原作とは最初から合わない監督だったわけだ。
原作では村野里美以上に存在感のある不良少女の役こそ橋本愛に演じさせるべきだっただろう。染谷将太はビジュアル的に新一役には合わないと思うが、演技は見たことが無いから何とも言えない。神木隆之介くんくらいが、主役を張れる格もあり、ビジュアル的にはよさそうだが、他にもいい若手役者はいるだろう。ミギーの声を阿部サダ夫というのも首をひねる。ミギーの声は、無機的で底冷えを感じさせる不気味なものでなければならないと思うのだが、あんな喜劇的役柄の多い俳優をなぜ選んだのか。
要するに、監督が最初から原作に対する思い入れがまったく無かったのだろう、と推察する。原作とは別のもの、として観るしかないのだろうが、原作ファンにとってはいわゆる「原作レイプ」という嫌な性質の作品になっているだろうと覚悟したほうがよさそうだ。


(以下引用)

「寄生獣」25点(100点満点中)
監督:山崎貴 出演:染谷将太 深津絵里

これじゃない感が強い

岩明均の原作コミックを実写映画化した「寄生獣」はこの秋一番の大作として期待される話題作。だからこそ大ヒット請負人の山崎貴監督で挑んだわけだが、残念ながら失敗作に終わった。


のちにパラサイトと人類が呼ぶことになる奇妙な寄生生物に脳を食い破られる寸前、とっさの判断で食い止めた高校生・泉新一(染谷将太)は、しかし右手に寄生されてしまう。はからずも共生関係となったその生物をミギー(声:阿部サダヲ)を名付けた新一だが、他の寄生された者たちは他の人間を食料とすべく、周囲の人々をひそかに襲い始めていた。


脳すなわち人間らしさを残したまま寄生獣の力を得た人間の高校生が、100%寄生獣となった元人間たちと戦うホラー風味のアクションドラマ。この「人間らしさ」と母性の関係性というものが、重要な物語の要素となっている。


さて、この映画版「寄生獣」が失敗した理由ははっきりしていて、まずはキャスティングの違和感がひとつめ。具体的には染谷将太、橋本愛、阿部サダヲの3主要人物ともにまずい。とくに橋本愛は気弱な同級生の主人公に恋をする母性豊かなヒロインにはまったく見えないところが痛い。むしろスマホでぎゃるるでもやっていそうな正反対のルックスであり、いかに人気者とはいえ村野里美役には適さないというのは万人の認めるところであろう。


さらに合わないのはモーションアクターも担当した阿部サダヲの声で、これは二つ目の問題点とも深くかかわる。


その二つ目の問題点とは、この物語をお気楽なバディムービーにしてしまったことである。ひらたくいうと、新一にとってのミギーが、ちょっぴり変わったお友達、になってしまっているのである。


原作をしっかり読み込む山崎貴監督にしては首をひねるところなのだが、これは明らかにおかしい。原作におけるこの二人の関係はお友達などではなく、典型的な「補完関係」である。


まず、ごく平凡な新一は人間らしさの象徴で、一方寄生生物であるミギーは冷酷な自然界の摂理そのもの。だから新一がミギーに共感を抱きかけたところで、ミギーのとてつもない冷酷さに冷や水をぶっかけられるシーンが原作には何度も出てくる。


互いの価値観はなかなか相容れない、理解しあえない関係であるがゆえに、サバイバルの場ではきわめて強力な補完関係となっているのである。だからこそ、この二人には、親しくはなれど決して越えられない壁、という距離感を持たせなくてはならなかった。それが、原作ラストの後藤戦における感動の結末への伏線でもある。


それがこの映画では、のっけから夫婦漫才がごとき楽しい会話を交わすなど打ち解けあっている。阿部サダヲのコミカルな声と演技がまた拍車をかける。読者として、作品の胆を理解されていない悲しさを感じる一瞬である。


そもそも、男の子にとっていろいろと大事な右手があんな気持ちの悪い生物にとってかわられたというのに、初対面で即座に打ち解ける展開にまったくリアリティがない。実写だとこういうところが悪い意味で目立つので、演出家はアレンジが必要なのであるが、この映画にそうした配慮はない。


また、はじめて他の寄生獣の食事シーンに出くわす場面の新一の反応も、ありえないほど平然としていると批判すべきところだろう。にんげん、あんな場面に出くわしたら腰が抜けるか絶叫して逃げるか、いずれにしても正気ではいられまい。その場に普通にとどまる新一は鉄の心と冷静さを持ったデューク東郷か。


さらに、彼が初めて戦闘参加することになる展開も早すぎていけない。そんなに簡単に、平和国家日本のヘタレ少年が、人間を殺せるわけがない。殺そうと決意できるはずがない。


これは、新一がそれを決意するまでに踏むべき段階をまったく踏んでいない手抜き演出のたまものである。


ここは本来なら、まずミギーが圧倒的な強さで(原作での空飛ぶ犬など)恐ろしい化け物をぶち殺すのを新一が目の当たりにする。そしてミギーの徹底した合理主義と冷静さ、豊富な知識量に圧倒される前段階が絶対に必要だったのである。


それがあれば、その時点での二人の関係性は圧倒的にミギー>新一となり、だからこそ、そのミギーの「自分じゃこの敵には勝てない」という言葉に新一(と読者)は絶望と説得力を感じるわけだ。だから勝つため、生きるためやむなく自らも戦闘に参加する(しかも大事な人を守るため)、という流れに説得力が生まれる。


だが映画はのっけから新一=ミギーの関係性だから、ミギーの言葉に何の重さもない。これこそがこの映画版最大の問題点である。


それどころか新一ばかりがどんどん強く成長していき、あっというまに新一>ミギーになってしまう。これではもはや完全にパワーアップ新一の添え物になってしまい、ミギーの存在価値がほとんどない。


この映画版は、来年4月に完結編が予定されている2部作の前篇だが、かように中途半端になるのであれば、最初から上映時間を2時間45分×2の長編にしてでも、こうしたドラマ部分を強化すべきであった。


ところでその完結編には、原作通りなら橋本愛演じる村野里美の重要なシーンがあるはずである。橋本愛は確かにミスキャストだが、ここは大きな期待を持って見守っていく所存である。なにしろあれときたら、少年漫画きってのエロさである。件のシーンこそが、橋本愛の完結編におけるほとんど唯一にして最大の仕事であるといっても過言ではない。


橋本愛は演技力もある本物の女優と当サイトでは以前より高く評価している。ここで万が一彼女が弱気を見せたらもはやヒトケタ点をつけるほかはない。山崎貴監督においては、全力を持ってこの小さな大女優および関係方面の説得にあたっていただけるよう、心より応援する次第である。

この番組放送の責任者は、辞職ものである。映画の殺戮、と言っていい。



(以下引用)





【金曜ロードショー】シャーロックホームズの放送が酷いと批判殺到www(画像あり)

201203192100418c7

1: シューティングスタープレス(庭)@\(^o^)/ 2014/11/15(土) 00:27:13.75 ID:53nfSbw80●.net BE:576142242-PLT(16000) ポイント特典
本日の金曜ロードSHOW!で「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」が放送された。

その放送内容が酷いと話題になっている。どう酷いのか? 映画そのものが酷いのではなく、放送方法に問題があったようだ。
右上にテレビ局の透かしがあるのは毎度のことなのでまだわかる。しかしそれだけでなく左上にもテロップが出ており、
その先のあらすじが書かれているのだ。いわゆるこの先の展開が書かれておりプチネタバレ。

また登場人物が出演するたびに画面下に大きな説明と名前が大きく表示。名前だけならわかるが写真付きである。
邪魔なことこの上ないのである。

この映画を観ている視聴者は「左上邪魔!」「もはや左上のネタバレが楽しみになってきた」「ストーリーが頭にはいってこない」
「CM入るごとにネタバレやめろ」「金ロー酷すぎだろ」とクレーム殺到である。

それだけでなく金曜ロードSHOW!の公式Twitterに向けてもクレームが殺到している(下記参照)。

それだけでなくカットも多すぎて初見はどのような展開は把握するのに一苦労である。この映画は2作目なので登場人物を
分かりやすく解説したかったのだろうが、それが逆に邪魔になってしまったようだ。

地上波初登場の「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」を楽しみにしていた人も多いはず。来週は「千と千尋の神隠し」が
放送されるがそちらはまともに放送してほしいものである。

http://gogotsu.com/archives/846
no title

no title

no title

no title

2: ランサルセ(dion軍)@\(^o^)/ 2014/11/15(土) 00:28:38.47 ID:M1huU9cD0.net
見てたわ 酷かった

3: スターダストプレス(千葉県)@\(^o^)/ 2014/11/15(土) 00:29:03.27 ID:H8PiAhgk0.net
見なくてよかった(o・v・o)

4: レインメーカー(大阪府)@\(^o^)/ 2014/11/15(土) 00:29:15.15 ID:bTS7bvDb0.net
映画自体はよかったよ
面白いアイデアだ。「るろうに剣心」(私は見てないが、いい出来らしい)の監督あたりにメガホンを取ってもらえば、見る価値のあるリメイクになるのではないか。その前に、まず映画通の人100人にアンケートを取って、どの俳優がどの役をするのか、投票するといい。
役名が不確かなら、オリジナル「七人の侍」の俳優名で投票すればいい。
たとえば、
(志村喬→渡辺謙)のように。
私自身は、渡辺謙はあまり好きではないが、リーダー役には向いているかもしれない。
堺雅人とかも使いたいところだ。名前だけの俳優よりも、風格のある顔と演技があれば、無名俳優を抜擢してもいい。
少し風味を変えるなら野盗側にも大物俳優、曲者俳優を使って、対決を盛り上げるのがいい。伊勢谷ユウスケ(字は忘れた。)とか。もちろん、悪人顔の俳優がいい。
案外大事なのが、オリジナル作品でのユーモアである。たとえば、百姓の中のピエロ的存在(名前は忘れた。ズビズバー、パパパヤ♪の人)を演じた役者のように、出ただけで笑いが取れる喜劇役者が今の時代にいるだろうか。




(以下引用)


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/31 14:13:58 ID:PzE4oiZy0
七人の侍とか、ちゃんとした俳優でリメイクしたら面白いと思うんだけどな

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/31 14:29:26 ID:rBiGUVzh0
>>31
堤真一阿部寛香川照之渡辺謙は確定だな
町山智浩の絶賛ぶりが面白いので紹介する。しかし、伊福部昭の「ゴジラ」は名曲だなあ。


(以下引用)


2014 年 5 月 20 日

町山智浩が語る 2014年ハリウッド版ゴジラが素晴らしい理由

映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』で2014年ハリウッド版ゴジラを紹介。大ヒット中のハリウッド版ゴジラがなぜ素晴らしいのか?その理由を解説していました。

Godzilla

(赤江珠緒)それでは、映画評論家の町山智浩さん。今週もアメリカ、カリフォルニア州のバークレーのご自宅から、お電話でのご出演です。もしもし、町山さん。

(町山智浩)はい。町山です。とにかく、音楽を聞いてください。まずは。



(山里亮太)これはもう、あれですね。この曲を聞いたら、まずは怪獣が頭に思いつくって。すごいよね。

(町山智浩)ゴジラですよ。とうとうハリウッドで、ゴジラが作られたんですよ。

(赤江珠緒)えっ、でも1作目、ありましたよね?

(町山智浩)あれは、なかったことになっています。

(赤江・山里)(笑)

(町山智浩)ハリウッドで98年にゴジラを作ったんですけども。もうみんな、なかったことになっていて忘れています。

(赤江珠緒)たしかに私も見ましたけど。

(山里亮太)印象よくないですよね。たしかに。

(町山智浩)もう黒歴史っていうやつなんですよ。あれは。でも今回は大丈夫です!今回、なんと木曜日の夜から公開されて。アメリカで。そいで日曜日の夜までのわずか3日間でですね、全世界で200億円稼ぎだしました。

(赤江珠緒)えっ、3日間で!?

(町山智浩)チケットの売上を。200億ですよ。これ、大変なことなんですよ。っていうのはこれ、制作費が160億円で。それも大変なんですけども。だいたいですね、制作費の3倍稼げれば、それは大ヒットなんですね。まあ、ヒットなんですね。で、だから400億円から480億円稼げばよかったんですけども。3日間で200億、稼いじゃったんだもん。

(山里亮太)おお!とんでもない記録。大ヒットに。

(町山智浩)しかもこれ、日本での公開は7月なんですよ。日本の売上、入ってないんですよ。この中に。

(赤江珠緒)はー!なるほど。

(山里亮太)日本でもすごいでしょうね。

(町山智浩)これに、日本はたぶん・・・『アナと雪の女王』が日本だけで185億稼いだって言われてますけど。そこまではいかないと思うんですけども。でも、100億くらいは狙うと思うんですね。これ、確実に回収しまくりっていう感じなんで。もういま、今年のアメリカの映画の中では『キャプテンアメリカ』に次ぐ大ヒットで。全世界では1番ぐらいなんですよ。

(赤江珠緒)ほー!

(町山智浩)日本のゴジラが世界で最大のヒットを飛ばしちゃったんですよ!

(赤江珠緒)これはじゃあ、全米騒然って言ってもいいんですね。

(町山智浩)これ、大変でしたよ。これね、もうすごく、いまラジオを聞いているですね、タクシーを運転しながらとか、タクシーに乗っていながらとか、いろんな作業をしながら聞いている1960年代生まれのお父さんたちがいっぱいいると思うんですね。で、僕の世代ですけど。本当にみんな、ゴジラで育った人たちなんですけども。その後、もうゴジラって今年で60周年なんですよ。

(赤江珠緒)はいはい。60年。

(町山智浩)60才なんですけど。ずっとゴジラを見てきているんですよ。その間、僕の世代の人たちは。で、もう何度も何度もがっかりさせられてきてるんですよ。

(赤江珠緒)(笑)。あ、そうなんですか。

(町山智浩)子どもの頃のあの素晴らしい興奮が、ぜんぜん与えてもらえないんですよ。なかなか。なんか違うんですよ。でも、今回は大丈夫です!

(赤江珠緒)えー!

(山里亮太)そうですか。その、前回の大失敗と今回の大成功の差っていうのはあるんですか?

(町山智浩)これ、大きいのは前回はですね、ローランド・エメリッヒというドイツ人が監督したんですね。1998年版のゴジラは。で、その時にですね、彼らはゴジラを・・・ゴジラっていうのは元々恐竜がアメリカの水爆によって大怪獣になったっていう設定なんですけども。恐竜、やめちゃったんですよ。

(赤江珠緒)そうそう。なんかね、ジュラシックパークに出てくるような、巨大なトカゲみたいな感じでしたもんね。

(町山智浩)ジュラシックパークは恐竜です。はい(笑)。98年版のゴジラはトカゲなんですよ。イグアナなんです。だからゴジラは関係ないんです。生物学的にもゴジラとまったく関係ない存在なんで、みんな忘れてください!それは。

(山里亮太)あ、じゃあそれはなかったことに。

(赤江珠緒)あれは入れないと。

(町山智浩)入れない(笑)。今回のゴジラははっきりと東宝のゴジラと同じく、恐竜の生き残りがアメリカの水爆によって怪獣化したものなんですよ。

(赤江珠緒)あ、ちゃんとそこは踏襲してくるんですね。

(町山智浩)はい。今回の成功に関しては、これは監督とかプロデューサーの人たちが、とにかくゴジラが大好きなんで。前回の失敗はゴジラ嫌いなやつらが作ったんで。ゴジラ、好きでもないやつが作ったから失敗したんだと。いうことで、東宝からすごく、チェックをわざと自分たちから受けてですね、ゴジラの王道から絶対に逸脱しないように作った映画なんですよ。今回。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)で、いままでハリウッドが日本のものを映画化すると、まあ失敗するわけですね。ドラゴンボールZみたいに。

(山里亮太)あー!ひどかったって言いましたね(笑)。

(町山智浩)酷い。ドラゴンボールZに関しては、契約上鳥山明さんとか少年ジャンプの編集部は一切口出しをできないようになってたんですよ。だから勝手放題作ったんで、違った話になったんですけど。今回は作っている人たちが、『東宝さん、あなたたちのゴジラを私たちにやらせてください!』っていう形でやりましたから。バッチリです!

(赤江珠緒)へー!この町山さんがこれだけね・・・ゴジラ愛がある中で、バッチリって言うんですから。

(町山智浩)とにかく、映画評論家になったのは、1971年に『ゴジラ対ヘドラ』っていう映画を見たからですから。

(赤江珠緒)そうなんですか。

(町山智浩)小学校4年の時にそれを見てですね。ゴジラ対ヘドラっていうのはすごい映画でですね。ヘドラっていうのは、人間の作った公害によって生み出された怪獣なんですね。それと大自然の化身であるゴジラが戦うっていう、非常にエコロジーな話なんですよ。しかもそこに、セックスとドラッグとロックンロールが入ってるんですよ。

(赤江・山里)ええっ!?

(町山智浩)見るとわかりますけど。本当にセックス、ドラッグ、ロックンロール&怪獣&バイオレンス映画がゴジラ対ヘドラなんで。僕はそれを見た時にものすごい衝撃を受けて。それが映画評論家になったきっかけなんですよ。ゴジラに対する思い入れっていうのは、もう普通じゃないんで。だんだん興奮するんで、ゆっくりしゃべるように気をつけますね。

(赤江珠緒)ビンビンに伝わってきますよ。

(山里亮太)町山さん、僕、実はタイミング悪かったのか、ゴジラに初めてふれたのが、『ゴジラ対ビオランテ』だったんですけど。

(町山智浩)あ、はいはい。

(山里亮太)あれって、町山さんの中でどうなんですか?ゴジラ対ビオランテは?

(町山智浩)ビオランテはいいですよ。

(山里亮太)あ、いいんですか。まだ子どもだからわからなかったのかな、僕。

(町山智浩)その前の、1984年のゴジラ復活がちょっとナニだったんで。がっかりしたら、ビオランテはよかったんですよ。あれは大森一樹さんっていう監督が、本当にゴジラが好きで作ったんで。結構いいんですよ。

(山里亮太)なるほど。初めて見たゴジラのやつがビオランテ。

(赤江珠緒)ゴジラって何作品ぐらいあるんですか?

(町山智浩)何作品って考えると、日本で28作られてますけど。

(山里亮太)へー、そんなあるんだ。ベストは何ですか?28作品あって、やっぱりヘドラですか?

(町山智浩)僕はゴジラ対ヘドラです。僕の体験的な問題ですけど。やっぱり第一作目の1954年のゴジラがいちばんの傑作ですけどね。はい。もういま見るとものすごい映画で、完全にこれ、1945年に広島と長崎に原爆を落とされて。それからわずか9年で作ってるんですよ。

(赤江珠緒)そうですね。

(町山智浩)で、その直前にその水爆実験に日本の漁船が巻き込まれて被曝するっていう事件があったんで。それも込めてですね。まあ原爆によって生み出された大怪獣ゴジラがまた日本にやってくるという、すごい恐怖映画になっているんですね。で、ゴジラっていうのは原爆とか戦争の象徴になっているんですよ。で、ものすごいシリアスで重い話なんですよ。で、我々はあの恐怖を忘れたんじゃないか?あの原爆とか戦争を忘れてはいけないんだ!ということがテーマになってるんですね。一作目のゴジラは。

(赤江珠緒)すごい社会的メッセージの強い映画だったんですね。

(町山智浩)ものすごい強烈な映画なんですよ。で、それを忘れちゃうと・・・忘れたりするんですけど。その後、結構(笑)。でも今回のハリウッド版ゴジラは、アメリカでは珍しくですね、広島の原爆は悪かったんだっていうことがまず前提になってるんですよ。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)アメリカ人っていまでも『広島の原爆っていうのはアメリカ兵の死者を減らすために仕方がなかったんだ』っていう言い方をするんですね。で、滅多に否定しなくて、肯定するんですよ。アメリカ人っていうのは。普通は。広島は悪かったってなかなか反省しないんですけど、今回、珍しく反省した内容になってますよ。ただ、セリフの中で渡辺謙さん扮するですね、芹沢一郎教授という博士が出てきてですね。『私の父は広島の原爆で亡くなりました』って言うんですけど。それは違うだろ!と思ったんですね。

(山里亮太)時代背景的に。

(町山智浩)年齢的におかしいじゃないか!渡辺謙は若すぎるだろと(笑)。でも、そういう細かいところは吹っ飛ぶ。それを言わせただけで偉いと思いましたよ。

(山里亮太)ああ、なるほどね。

(町山智浩)はい。そういうこと、アメリカはなかなかやらないんで。原爆は悪かったって言わない人たちなんで。ちゃんとそれを入れているところがすごいなと思いましたね。はい。でね、今回のゴジラは要するに大失敗ずっとしてきたから、もう万全の体制で挑んでるんですけど。まず、この映画のプロデューサー。制作した会社があって。レジェンダリーピクチャーズっていうのが、この映画会社を作ったのが、トーマス・タルっていう人で。この人、いわゆるハゲタカファンドとかをやってて。ずっと、いわゆる金融関係で金を儲けていた人なんですね。投資のプロなんです。投資のプロなんだけども、それで稼いだ財で何をしようかと思ったら、怪獣とアニメとマンガの映画会社を作るっていうのが彼の夢だったんですね!

(山里亮太)へー!

(赤江珠緒)アニメ好き。

(町山智浩)で、作ったんですよ。そう。それがレジェンダリーピクチャーズ。1975年生まれのこのトーマス・タルっていう人がですね。だから、ホリエモンとかいるじゃないですか。与沢(翼)さんとか。ああいう人たちが、本当はオタクだったらもっといい世の中になったんですよ!ああいう人たちが本当にもうアニメとか怪獣とか大好きだったら、もっといい世の中になったんですよ!映画につぎ込めばよかったんですよ!くっだらないものに金を使わないで。

(赤江珠緒)(笑)。気持ちはわかりました。

(山里亮太)そうだね。すげー高い時計とかに。

(町山智浩)このトーマス・タルっていう人はまず、映画会社を作って。まず作ったのが『バットマン』シリーズなんですよ。『ダークナイト』を作ったんです。で、『パシフィックリム』を作ったんです。

(山里亮太)あー!子どもの夢ばっかり叶えている!

(町山智浩)そう。『300』とか、『ウォッチメン』とか。要するに子どもの夢を叶えるために、金儲けをやってきた人なんですよ。

(山里亮太)素敵な儲け方!

(町山智浩)これだったら金儲け、許しますよ!

(赤江珠緒)(笑)。まあ、町山さんが許す・許さないの問題じゃないんですけどね。

(町山智浩)そう。俺が決めることじゃないんですか。はい。それで監督が、またこの人がいい人でね。ギャレス・エドワーズっていう監督なんですね。ギャレス・エドワーズは1975年生まれで。トーマス・タルは70年生まれでした。すいません。ギャレス・エドワーズはですね、この前に撮った映画はですね、『モンスターズ/地球外生命体』っていう映画なんですが。なんと怪獣映画なのに、たった8000万円なんですよ。予算が。

(赤江・山里)へー。

(町山智浩)で、予算たった8000万円で怪獣映画ができるのか?っていう賭けに賭けて、見事に作ったんですよ。で、今回は160億円なんですよ。予算が。ゴジラは。

(赤江珠緒)いやー、これふんだんに使えるじゃないですか。

(町山智浩)200倍ですよ。前の映画と今回の映画の予算の差が200倍って、たぶん歴史上初めてだと思います。これ。世界の映画史上初めてだと思います。この予算の差は。

(赤江珠緒)へー!8000万円でも上手くいったんですか?その映画は?

(町山智浩)上手くいったんです。そのモンスターズっていう映画。8000万円で作るから、ものすごいケチケチ作っているんでムダなことはやってないんですけど。無駄遣いしてないですよ。今回の160億円は。

(山里亮太)えっ、無駄遣いしないで160億使い切ったって、すごい・・・

(町山智浩)すごいです。えっとゴジラはね、コンピュータグラフィックスで作ってるんですけど。このコンピュータグラフィックスのレンダリングだけでも大変な金額がかかってるんですよ。ゴジラ一匹に。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)しかもすごいのが、コンピュータグラフィックスで作ったにもかかわらず、着ぐるみの中に人が入って暴れているように見えるんです!

(赤江珠緒)それでいいの?

(山里亮太)せっかくなのに・・・

(町山智浩)いいんです!いいんです!あのね、昔から『ゴジラ映画っていのは、あれは人が入ってるんだろ?ダセーな!』とか言うバカがいっぱいいたんですけども。それじゃなきゃダメなんですよ、怪獣映画っていうのは!

(山里亮太)特撮っていうのは。

(町山智浩)そうなんですよ。だから今回、わざわざコンピュータグラフィックスでものすごいお金をかけて撮っているのに、わざわざ着ぐるみのアクターの人。着ぐるみで怪獣をやる人がいるんですよ。アンディ・サーキスっていう人で。キングコングをやった人なんですけど。その人を呼んで来て、その中に人が入って暴れているように見えるように、っていうコンサルタントを受けながら作ったのが今回のゴジラなんですよ。

(赤江珠緒)はー!敢えてね。

(町山智浩)敢えてやってるんで。だからゴジラな感じが出てるんですね。すごく。

(赤江珠緒)あ、本当。ちょっとなんか肉質がムチッとしてる・・・

(町山智浩)これね、ちょっと太っているんですけど。アメリカ版はね。でもね、150メートルあるっていう設定になってるんで。ものすごくデカくてですね。この巨大感の出し方とかも抜群に上手いんですね。この監督は。要するに、見上げて、見上げて、見上げて、見上げてってもなかなか頭が見えないみたいになるわけですよ。

(赤江珠緒)まあ、そうですよね。その大きさだったら、実際はそうなりますね。

(山里亮太)東京タワーの半分ぐらいの大きさ。

(町山智浩)そう。150メートルですからね。その巨大感とか、やっぱりすごいですよね。でね、あとやっぱりね、非常にその現代的なテーマに挑んでるんで。これ、予告編でも映ってるんですけど。まず最初に、原子力発電所のメルトダウンから始まるんですよ。映画が。

(山里亮太)まさにいまのね・・・

(赤江珠緒)いまの日本の。

(町山智浩)はい。で、そこで働いているアメリカの原発の技術者がですね、そこで奥さんを失ってしまうんですけども。放射線によってやられてですね。で、そこから話が始まるんです。その息子がまあ、今回の具体的には主人公で。アメリカの海軍で爆発物処理班をやっている息子っていうのが出てきて。その人が主人公ですね。で、それを演じてるのがですね、またね、これアーロン・テイラー・ジョンソンくんっていう人が演じてるんですね。その主人公の爆発物処理班のアメリカ兵を。この人、『キック・アス』のキック・アスくんを演じていた人なんですよ。

(山里亮太)えっ!ナヨッとした、ダメダメっぽいやつ・・・

(町山智浩)そうそうそう。ヘナチョコで。もう肩幅とか狭くて。本当にヘナヘナの子だったじゃないですか。キック・アスで彼は。それが今回、ものすごく体を鍛えてですね。もう筋肉モリモリのアメリカ兵を演じてるんですね。アーロンくんが。で、このアーロンくんっていうのがね、またね、ビートルズのジョン・レノンの伝記映画の『ノーウェアボーイ』っていう映画にもジョン・レノン役で出てるんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)で、キック・アス2ではクロエ・グレース・モレッツちゃんっていう、ヒット・ガールですね。ヒット・ガールとキスしたりしてるんですよ。ヒット・ガールのファーストキスを奪ったりしてるんですけど。スーパーヒーローキック・アスを演じてですね、ビートルズを演じてですね、ヒット・ガールのファーストキスを奪って。で、ゴジラと戦うんですよ。このアーロンくんは!

(赤江珠緒)(笑)。町山さん、夢なんですか?

(町山智浩)これ、男の夢とちがうんですか?これ!これ、アーロンくん、いま死んでもいいんじゃないの?全て達成してんだろ、お前!

(山里亮太)町山さん。それ、町山さんの価値観で(笑)。アーロンくんの一生のゴールを・・・(笑)。

(町山智浩)でもさ、ドンペリとか飲むよりゴジラ映画を作るほうが、男の夢じゃないの?

(赤江珠緒)まあまあ、いろんなね、男の人がいますからね。

(町山智浩)そうかなあ?でも俺、これね、本当に男の夢がつまっている映画だと思いますね。

(山里亮太)今日、町山さん少年モードだ。

(町山智浩)問題はね、いろいろあるんですよ。怪獣映画だから。やっぱり怪獣映画って、変なところっていっぱいあるんですよね。だからさっきの渡辺謙の年齢もそうだし。だいたい150メートルの恐竜ってあり得ないじゃないですか。ねえ。そういうところがちょこちょこあるんだけど、そういうのをぶっ飛ばすような内容になってるんですよ。

(赤江・山里)はー!

(山里亮太)こんなのおかしいだろ?っていうスペースも与えないくらい衝撃が。

(赤江珠緒)楽しめちゃう。

(町山智浩)いや、それはね、やっぱりゴジラっていうキャラクター自体を本当にわかってるんですね。作っている側が。これね、いままでアメリカ人はわからなかったのは、怪獣っていうのはアメリカ人にとっては生物でしかなかったんですよ。いままで。欧米の人たちにとっては。ところが日本人にとっては、っていうかアジア人にとっては、怪物っていうのは一種の神なんですよね。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)要するに、怒れる神なんですよ。

(赤江珠緒)なるほど。ちょっとデイダラボッチみたいなところ、ありますもんね。

(町山智浩)そう。だいたいその怒りがゴジラになってきたっていう感覚があるんですね。

(赤江珠緒)山の神みたいなね。

(町山智浩)そうそうそうそう。だからゴジラっていうのは、アメリカで名前がついた時も、スペリングが決まった時も『GOD-ZILLA』になってるんですよ。GODなんですけども、要するに大自然の象徴になってるんですけど。大自然が神なんだっていう考えって、基本的には欧米人にはないんですよ。

(赤江珠緒)でしょうね。そりゃそうでしょう。

(町山智浩)だって神は、大自然を人間のために作ったことになっているから。聖書では。だからユダヤ、キリスト、イスラム教では人間は神様の下に人間があって、その下に自然があるっていう感覚なんですね。宗教的には。これはもうしょうがないんですよ。そういう風に書かれているから。でも、アジア人とかって違うじゃないですか。まず大自然がいちばん偉くて、我々はそこに住まわせてもらっているって感覚でしょ?これがゴジラの感覚なんですよね。

(赤江珠緒)なるほど。

(町山智浩)で、人間がおごり高ぶって、爆弾作ったり原子力を作ったりしてるから、それを戒めるために来るんですね。ゴジラっていうのは、一種ね。これをすごく理解してるんですよ、今回は。アメリカ人なのに。いや、イギリス人ですけど。監督は。ギャレス・エドワーズはイギリス人ですが。これがすごいなと思って。

(赤江珠緒)よっぽど元々のゴジラが好きなんですね。

(町山智浩)すごいんですよ。だから、ゴジラっていうものを通して、たぶん逆に日本の思想っていうものを理解したんですね。

(赤江珠緒)ああ、それはあると思うなー。なるほど。

(町山智浩)これはすごく偉大なことですね。

(赤江珠緒)そうですね。なんか、滝なんか見てもね、日本人は『ここに龍神様がいる』って拝んだり。まあ、滝修行するぐらいですけど。欧米人の方はそこを滑って下りて克服しちゃいたいっていう。そういう概念、ありますもんね。

(町山智浩)そう。だから日本人とかアジア人っていうのは山であるとか石っころとか草にも精霊が宿っているっていう考え方ですからね。だからそういうものの怒りがゴジラとなってわいてきたんだっていう感覚が、ちゃんと分かってるんですよ。だから『畏敬』っていう言葉があるんですけど。畏れ敬うっていう言葉があるんですけど。ゴジラを畏れ敬ってるんですよ。今回の映画は、撮り方が。

(山里亮太)はー、なるほど!

(町山智浩)で、前はイグアナですから(笑)。前のゴジラっていうのはイグアナだから。ぜんぜんそういう気持ちないんですよ。撮る側にね。で、今回はちゃんとあって。そこはね、立派だなと思いましたね。だから仏像とかを見た時、巨大な仏像を見るじゃないですか。東大寺とか行ったりして。そういう時って、ものすごい畏敬の念を感じるじゃないですか。あれに近いですよ。今回のゴジラは。

(赤江・山里)へー。

(町山智浩)で、いちばんいいシーンっていうのは、ゴジラが暴れているシーンじゃなくて、ゴジラがただ吠えるシーンだったんですね。あの独特の声で。声もね、まったく東宝のゴジラの声をね、今回作り直してるんですけれども。真似してですね。ただ吠えるだけで、もうすごい感動があるんですよ。見ていると。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)それがすごい。だから歌舞伎役者とかが見得を切るのとおんなじなんですね。独特のものですよね。見得を切るっていう。それをちゃんとわかってやってるんでね。まあ、素晴らしかったですね!

(赤江珠緒)うわー!この町山さんがね、いいっておっしゃるんですから。ゴジラへの想いがある。

(町山智浩)なによりもよかったのは、映画館満員だったんですけど。大ヒットですから。いちばん最後で、ゴジラに対する拍手が起こったんですよ!ブワーッ!っと。ゴジラっていうキャラクターに対する拍手ですよ。観客の。これ、オペラの歌手とかがすっごい歌を歌い終わった時とかに、ブワーッ!っと起こるような拍手でしたよ。

(山里亮太)ゴジラに。えっ、ゴジラって地球を壊す・・・

(町山智浩)ゴジラに対する拍手ですよ!映画に対するじゃなくてゴジラに対する拍手でしたよ。

(赤江珠緒)伝わったんですね。ゴジラのその存在っていうものが。

(町山智浩)そう。

(山里亮太)へー!じゃあ日本はもっとかな?日本のものだしね。

(町山智浩)ただ、問題なのはこれを160億でやってますからね。日本で怪獣映画とか、日本で超大作ってね、いまね、予算ってだいたい10億円以下なんですよ。

(山里亮太)いやー!そんなに違うんだ!

(町山智浩)160倍でこれやられちゃったからもう、日本なかなか映画作れなくなっちゃうなと思いましたけどね。ゴジラ映画とか。

(山里亮太)そっか。もう越えられないんだ。

(町山智浩)これは大変だなと思いましたね。しかもこれ、大ヒットしたから続編作ること決定しましたよ。3日目で。

(赤江珠緒)早くも!?

(町山智浩)ゴジラ、続編決定しちゃったんですよ。3日目で。

(赤江珠緒)ゴジラは世界に行きましたね。

(町山智浩)はい。だからうれしいような、悲しいような不思議な気分ですね。僕も東宝で怪獣映画作りますけどね。今度ね。もう撮影入ってますけど。『進撃の巨人』って怪獣映画ですよ。東宝製の。

(赤江珠緒)あれも怪獣映画ということで。

(山里亮太)なるほど。怪獣映画っていのは。それは楽しみだ。

(町山智浩)東宝で怪獣映画を作るって、僕の夢でしたからね。もういま死んでもいいから、いま殺してもらってぜんぜん構わないです。はい。

(山里亮太)あとね、町山さん。ヒット・ガールとキスして。

(赤江珠緒)そうそうそう(笑)。それを待ったほうがいいよね。

(町山智浩)それはそれで(笑)。ということでね、まあ7月公開ですけども。7月25日。夏休みですけども。みなさん、お父さん、子どもを連れてですね、行っても。もうぜんぜん子ども無しでもOKですから。

(赤江珠緒)ああそうですか。楽しみです。もう町山さんの熱い思いが十二分に伝わりましたので。ありがとうございました。

(山里亮太)少年町山さんになっちゃいました。

(赤江珠緒)今日は日本で7月に公開されますハリウッド版ゴジラ、ご紹介いただきました。町山さん、ありがとうございました。

(山里亮太)ありがとうございました。

(町山智浩)はい。どもでした!

<書き起こしおわり>


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