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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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私はリローディッドは見ていないし、マトリックス第一作は見たと思うがまったく記憶に残っていないので、これを傑作だという世評が理解できない。我々が暮らしている「現実世界」が実は誰かの作った仮想現実である、というテーマは昔から腐るほどある(たとえば「トータルリコール」などもそれだろう。)し、映画として没入するほどの巧みさも別に感じなかったわけだ。まあ、キアヌ・リーブスという俳優の顔が嫌いだということもあったのだろう。
で、私が下の「はてな匿名ダイアリー」記事を引用したのは、女性は案外「マトリックス」という作品を「面白くない」と思うのが普通なのかもしれない、と思ったからである。私は男だが、女性のそういう「リアリズム」は嫌いではない。現実は現実、フィクションはフィクションと割り切っているのが女性なのではないか。だから、フィクションを純粋にフィクションとして見られないオタク男が馬鹿にされるわけだ。
たとえば、コスプレについても、女性はそれを「自分を売る手段」として冷静にやっていると思う。つまり、化粧やファッションと同じである。あくまで足は現実に立脚しているわけだ。
なお、私は「良きフィクションは悪しき現実に勝る」という思想なので、現実というのにあまり重きを置いていない。現実というのは、生きていければそれで十分だ。そのかわり、悪しきフィクションというのが大嫌いである。世評に上るフィクション(創作物)の半分くらいは過大評価だと思っている。たとえば細田守作品の大半は愚作だ、というのが私の考えだ。逆に、世評に上らない秀作もたくさんあるが、宣伝力の有無で有名無名は決まるのである。


(以下引用)


昔の話だけど、後に夫になる人と付き合いだしたとき、はじめて一緒に見た映画は彼のチョイスで「マトリックス リローデッド」だった。私は前作の話もうろ覚えだったこともあり、さっぱり面白くなかったのだけど、彼はあれが良かっただとかあのシーンはなんたらの映画のオマージュでこれこれな意味だろうとか、とにかく楽しげに感想を話していた。

こんなにつまんないものを楽しめるとは大した人だなと感心して、一緒にいたらこれからも楽しいかもなとトキメいたのをよく覚えている。

それから10年以上たって、結婚して子供も産まれた最近、BSでマトリックス一挙放送というのがあったので、確か好きだったよなと思い録画しといてあげた。

子供が寝たあとヘッドホンで映画を見るのが我が家の定番だが、夫は久々のマトリックスを見ながら「やっぱ二作目はいまいちだなあ」などというので、子供が寝てることも忘れて、はぁ!?と声を出して驚いてしまった。アンタこれめっちゃ褒めてたやん昔、と。

夫が言いにくそうに告白したところでは、「映画館で見たときもそんなに面白くはなかった」「でも、初めて一緒に見た映画が駄作というのは気分が下がるかもしれないから頑張って褒めていい思い出にしようとした」だと。

あたしのあのトキメキを返せ、とも一瞬思ったが、改めて、その優しさというか前向きさというかとにかく必死さは大したものだな、と、おばさんになったあたしの心の、別のところをしっかり掴んでくれましたことは、ありがとうと言うしかない。
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