「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
この保護者のように、他人に平気で自己犠牲を要求できる人間の精神構造というものはどうなっているのだろう。しかも、それは決して少ない数ではないのである。
(以下引用)
少し引用で紹介します。全文、他の記事はリンク先からぜひお読みください。
(転載ここまで)●公立中学校 部活動の顧問制度は絶対に違法だ!!
糸が切れた土曜日
http://bukatsu1234.blog.jp/archives/37595016.html
2014年04月17日00:23
(前略)
前回の記事で、部活動の顧問を担当することになった旨を書きました。
そして、土日の片方を必ず休みにし、余暇とのバランスを重視することも。
例の職員会議が終わり、生徒の前で部活動顧問の発表がありました。
その日から部活動が始まったわけですが、私がまず行ったことはミーティングをすることでした。
今年の方針を話すためです。
今年は生徒における学習・家庭・部活のバランスを重視した運営をすること。
つまり、日曜は必ず休みにし、平日と土曜日に活動を行うこと。
また場合を見て連休もとること。
限られた時間の中で工夫して練習をし、自治的な団体として活動することのほうが大切だということ。
以上のことを話しました。
生徒も真剣な顔で聞いてくれ、ミーティングは無事に終わりました。
(中略)
なんとか練習試合が終わり、生徒の解散を終え、学校を出ようと靴箱に行ったそのときです。
保護者の方が5~6名、外で待っていました。
私はあいさつをし、帰路につこうとしましたが、その中の一人の保護者が私を呼び止めました。
その保護者は「先生、今年は日曜を休みにするそうですね。先生がお疲れなのも分かるのですが、日曜や連休も練習を入れてくれませんか」
というのです。
私は「ミーティングでお子様に話した通りです。あくまでボランティアであり、学校長も土日の片方は必ず休みにするようにと話しておりました。だから休みにします」
と答えました。
すると保護者は「子どもが練習したいと言っているんです。大切な試合も近いですし、3年生は引退まであと3か月です。悔いの残らないように、子どもの気持ちを汲んでやってください」
と食い下がりました。
その後、私はこのブログに記したようなことがらを、自分なりに端的に感情を必要以上に入れずに説明しました。
しかし保護者は「子どもがやりたいと言っている」という主張を盾に、なかなか折れてくれませんでした。
周囲の保護者も同じ考えのようで、さながら「あなたは教員として、休日に部活をしなければならないのに、サボるんですか?他の顧問はきちんとやっていますよ?」というお咎めを受けているかのような構図になりました。
私はその瞬間に、なにかプツンと糸が切れたような気がしました。
保護者には、管理職の意図するところ(本当に意図しているかは別として)が全く伝わっていないのです。
私には日曜を休む権利すらないのかと、目の前が真っ暗になりました。
(後略)
全面的にこの先生の主張に賛成です。この記事を読んで、教員は疲れ知らずのロボットでもないし、学校と保護者の奴隷でもないと私は単純に思いました。
それと同時に、日本とは、互いにタダ働きをさせて疲弊させるあらゆる社会環境と思想がそろっているとも感じました。それを変えることなしに住みやすい社会にはなりません。働いてもらうなら正当な報酬を払う。必要な休みをとる。日本に必要なのはそれです。