ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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「ナルニア国ものがたり」という、有名な児童文学があって、名前だけは昔から知っていたが、なぜか読む気になれなくて、この年(何歳かは特に秘す)になって初めて読んでみた。
私は児童文学は好きで、名作と呼ばれているものは、何歳の人間が読んでも面白いはずだ、という考えだが、これが、まるで面白くないのである。子供向けの本だから当然だ、とはならない。優れた児童文学や童話は大人が読んでも面白いのである。
「ナルニア国ものがたり」がなぜ面白くないかというと、私の考えでは、作者自身が面白くない人間で、つまり「ユーモア感覚」がないからだろう、と思う。作者はC.S.ルイスという、詩人としては有名な人らしい。
それで思うのだが、詩人というのは、たいていがユーモア感覚が欠如しているのではないだろうか。ユーモア感覚があれば、おおげさに泣いたり感動したりすることに抵抗があり、それを笑いに換えるはずだからだ。ルイス・キャロルなどがその代表で、「アリス」の中の詩はすべて冗談詩である。私はウィリアム・ブレイクが好きだが、彼もユーモア感覚は無かったと思う。蠅一匹が打ち殺されるのを見て、そこにあらゆる生物の宿命を見る、というのは詩人ならではだろう。
宮沢賢治は詩人であり優れた童話作家だったが、彼の作品はユーモアよりは詩情が高度である。ユーモアも無いではないが、どちらかというとペーソス(哀感)が多い。
つまり、詩情というのは、笑いではなく、涙を誘うものだということだ。
なお、「ナルニア国ものがたり」第一巻だけは我慢して最後まで読んだが、第二巻は最初で放棄した。第一巻の「衣装箪笥の奥が異世界に通じる」というギミックは面白いと思ったが、第二巻では、特に明白な理由もなく、いきなり異世界に行くという雑さである。そう言えば、第一巻でも、話をかなり端折っており、ライオンが子供たちを王や女王に任命したから王や女王になりました、で話はほとんど尽きている。その前に少し、氷の魔女とやらとの戦争があるが、それも簡単に終わり、描写らしい描写はほとんどない。こんな調子で全7巻の「ナルニア国クロニクル」を書かれても、すべてが単なる「説明」で終わることは予測できるのである。
まあ、その「壮大さ」の印象だけで感心する子供も多いだろうから、これが児童文学の古典扱いされているのだろう。
ついでに言えば、男性作家はファンタジーを書くのが上手く、女性作家はホラーを書くのが上手いと思う。ファンタジーは現実の裏側であり、ホラーは現実と地続きである。だからこそ前者は怖くなく、後者は怖いのだ。別の言い方をすれば、ファンタジーは完全に頭の中で生み出され、ホラーは現実の経験や恐怖感がもとになっている。能天気に生きている男と違って、女性はおそらく、現実が板子一枚下で死や不幸と接続していることをなんとなく意識して生きているのではないか。たとえば、女性はセックスの快楽の代償を、自分の妊娠や堕胎として支払うことになっている。もちろん、子供を持つことは幸福にもなりうるが。そこが、射精して終わりという男とはまるで違うわけだ。
私は児童文学は好きで、名作と呼ばれているものは、何歳の人間が読んでも面白いはずだ、という考えだが、これが、まるで面白くないのである。子供向けの本だから当然だ、とはならない。優れた児童文学や童話は大人が読んでも面白いのである。
「ナルニア国ものがたり」がなぜ面白くないかというと、私の考えでは、作者自身が面白くない人間で、つまり「ユーモア感覚」がないからだろう、と思う。作者はC.S.ルイスという、詩人としては有名な人らしい。
それで思うのだが、詩人というのは、たいていがユーモア感覚が欠如しているのではないだろうか。ユーモア感覚があれば、おおげさに泣いたり感動したりすることに抵抗があり、それを笑いに換えるはずだからだ。ルイス・キャロルなどがその代表で、「アリス」の中の詩はすべて冗談詩である。私はウィリアム・ブレイクが好きだが、彼もユーモア感覚は無かったと思う。蠅一匹が打ち殺されるのを見て、そこにあらゆる生物の宿命を見る、というのは詩人ならではだろう。
宮沢賢治は詩人であり優れた童話作家だったが、彼の作品はユーモアよりは詩情が高度である。ユーモアも無いではないが、どちらかというとペーソス(哀感)が多い。
つまり、詩情というのは、笑いではなく、涙を誘うものだということだ。
なお、「ナルニア国ものがたり」第一巻だけは我慢して最後まで読んだが、第二巻は最初で放棄した。第一巻の「衣装箪笥の奥が異世界に通じる」というギミックは面白いと思ったが、第二巻では、特に明白な理由もなく、いきなり異世界に行くという雑さである。そう言えば、第一巻でも、話をかなり端折っており、ライオンが子供たちを王や女王に任命したから王や女王になりました、で話はほとんど尽きている。その前に少し、氷の魔女とやらとの戦争があるが、それも簡単に終わり、描写らしい描写はほとんどない。こんな調子で全7巻の「ナルニア国クロニクル」を書かれても、すべてが単なる「説明」で終わることは予測できるのである。
まあ、その「壮大さ」の印象だけで感心する子供も多いだろうから、これが児童文学の古典扱いされているのだろう。
ついでに言えば、男性作家はファンタジーを書くのが上手く、女性作家はホラーを書くのが上手いと思う。ファンタジーは現実の裏側であり、ホラーは現実と地続きである。だからこそ前者は怖くなく、後者は怖いのだ。別の言い方をすれば、ファンタジーは完全に頭の中で生み出され、ホラーは現実の経験や恐怖感がもとになっている。能天気に生きている男と違って、女性はおそらく、現実が板子一枚下で死や不幸と接続していることをなんとなく意識して生きているのではないか。たとえば、女性はセックスの快楽の代償を、自分の妊娠や堕胎として支払うことになっている。もちろん、子供を持つことは幸福にもなりうるが。そこが、射精して終わりという男とはまるで違うわけだ。
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ミステリー読書歴40年のおっさんが選ぶ「記憶を無くしてもう一度読んでみたい大どんでん返しの傑作」リストだが、この人は日本製ミステリーしか読まない人なのだろうか。
私はこのうち3作しか読んでいない(そのうち一つは、「何とか館の~」という似たような題名のミステリーが多く、読んだかどうかもはっきりしないくらいだが)ので、論評する資格はないが、そのうちふたつは「叙述トリック」であり、しかも作中の事件そのものの謎ではなく、作中人物を「男と思わせて実は女だった」とか、「若者か壮年と思わせて実は老人だった」という類のどんでん返しであった。つまり、こういう作品を「記憶を無くしてもう一度読んでみたい」という人は手品で騙されるのが好き、という人なのだろう。
そもそも、ミステリー小説とは「作中犯罪の謎」を解くのが面白いのであって、「騙されることが面白い」わけではない、と私は思うのだが、人はさまざまである。
ただし、「ハサミ男」は傑作だと思う。作中の謎も、意味のある謎だろう。と言っても、二度読みたいとは思わない。
なお、ホームズ物は推理小説というより「冒険小説」というか、ホームズのキャラを楽しむ小説だろう。そういう作品は再読性が高い。
目次
大どんでん返しの傑作一覧
「十角館の殺人」綾辻行人
「殺戮にいたる病」我孫子武丸
「イニシエーション・ラブ」乾くるみ
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
「連続殺人鬼カエル男」中山七里
「medium 霊媒探偵城塚翡翠」相沢沙呼
「アルバトロスは羽ばたかない」七河迦南
「方舟」夕木春央
「ハサミ男」殊能将之
みんなの反応
その他のミステリー
コメント欄で紹介されたミステリー小説
私はこのうち3作しか読んでいない(そのうち一つは、「何とか館の~」という似たような題名のミステリーが多く、読んだかどうかもはっきりしないくらいだが)ので、論評する資格はないが、そのうちふたつは「叙述トリック」であり、しかも作中の事件そのものの謎ではなく、作中人物を「男と思わせて実は女だった」とか、「若者か壮年と思わせて実は老人だった」という類のどんでん返しであった。つまり、こういう作品を「記憶を無くしてもう一度読んでみたい」という人は手品で騙されるのが好き、という人なのだろう。
そもそも、ミステリー小説とは「作中犯罪の謎」を解くのが面白いのであって、「騙されることが面白い」わけではない、と私は思うのだが、人はさまざまである。
ただし、「ハサミ男」は傑作だと思う。作中の謎も、意味のある謎だろう。と言っても、二度読みたいとは思わない。
なお、ホームズ物は推理小説というより「冒険小説」というか、ホームズのキャラを楽しむ小説だろう。そういう作品は再読性が高い。
目次
大どんでん返しの傑作一覧
「十角館の殺人」綾辻行人
「殺戮にいたる病」我孫子武丸
「イニシエーション・ラブ」乾くるみ
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
「連続殺人鬼カエル男」中山七里
「medium 霊媒探偵城塚翡翠」相沢沙呼
「アルバトロスは羽ばたかない」七河迦南
「方舟」夕木春央
「ハサミ男」殊能将之
みんなの反応
その他のミステリー
コメント欄で紹介されたミステリー小説
新古書店でジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」を買って、少し読んだのだが、子供の頃にも思ったことだが、「思ったほど面白くない」のは、再読しても変わらないようだ。
これは彼のすべての作品について言えることで、すべて読む前は、ものすごく期待させるのである。あらかじめ知っている、「作品の大筋」自体が、実にユニークな発想で、「きっと物凄く面白い作品だろう」と考えるから、読んでの印象がそれに追いつかない。
これは、キャラの問題だろうか、とも思ったが、たとえばH・G・ウェルズなど、キャラの魅力はないが、話は素晴らしく面白い。つまり、ヴェルヌは「話作り」が発想ほどのレベルではないわけだ。また、スチーブンソンの「宝島」など、発想はさほどでもないが、キャラ描写が見事で、また話の展開も意外性とスリルに満ちて面白い。
ヴェルヌという作家は、文壇で言われる「眼高手低」の作家だなあ、と思う。
もちろん、彼の作品を読んで面白いと思った子供はたくさんいるだろう。それはしかし、その種の作品を読んだ経験が少ないからではないか。ただし、その発想のすばらしさは、文芸史的に見ても横綱クラスだろう。
キャラ作りに関しては、「八十日間世界一周」は、主人公ふたりの個性といい、名前といい、ヴェルヌとしては頑張った部類だと思う。だが、その個性が笑いにもキャラの魅力にもならないのだ。これは作者の作家的段位の低さによると思う。なんでもない話を書いても、どのエピソードでも面白く、キャラが魅力的なジェーン・オースティンあたりと比べれば、それが明白になるだろう。
私の偏見かもしれないが、イギリスの作家は基本的にユーモアセンスが高く、フランスの作家は低い。それが小説全体の魅力の差の土台ではないか。大作家バルザックですら、ユーモアセンスの面ではイギリスの二流作家以下だと思う。ただし、合理的思考力ではフランスの作家のほうが上という感じもある。「八十日間世界一周」でも旅行の内容(出来事と時間)は緻密に組み立てられている、と解説にはある。
*比較的ユーモアセンスに欠けるアガサ・クリスティですら、ヘイスティングスの描写においては、彼の自己認識と客観的認識の落差をちゃんと描いて、読者をクスリと笑わせている。ただし、ポワロの外貌をこっけいにしている手法は、まあ、映画やドラマなら多少は面白い、という程度だ。クリスティは、かなり真面目な性格の人だったと推定できる。彼女が書いたコメディ的短編は、かなりひどいレベルである。ハリウッドの三流作品並みだ。ホラー小説は上手い。ミステリーとホラー小説は双子のようなもので、真面目な作者ほど上手いのではないか。幽霊の正体が枯れ尾花ではホラーにはならないのである。最初から枯れ尾花を枯れ尾花としか見ない作家にはホラー小説は向かないだろう。偉大なコナン・ドイルも、やはり真面目タイプだ。とすると、イギリス作家だからユーモアセンスがある、という論もダメダメ論か。ただ、フランスの笑いは他者への冷笑であり、イギリスの笑いは人間全体の本質に滑稽なものがある、というものかと思う。それがスイフトのような冷笑や嘲笑になることもあるが、概して温かいユーモアになる。
これは彼のすべての作品について言えることで、すべて読む前は、ものすごく期待させるのである。あらかじめ知っている、「作品の大筋」自体が、実にユニークな発想で、「きっと物凄く面白い作品だろう」と考えるから、読んでの印象がそれに追いつかない。
これは、キャラの問題だろうか、とも思ったが、たとえばH・G・ウェルズなど、キャラの魅力はないが、話は素晴らしく面白い。つまり、ヴェルヌは「話作り」が発想ほどのレベルではないわけだ。また、スチーブンソンの「宝島」など、発想はさほどでもないが、キャラ描写が見事で、また話の展開も意外性とスリルに満ちて面白い。
ヴェルヌという作家は、文壇で言われる「眼高手低」の作家だなあ、と思う。
もちろん、彼の作品を読んで面白いと思った子供はたくさんいるだろう。それはしかし、その種の作品を読んだ経験が少ないからではないか。ただし、その発想のすばらしさは、文芸史的に見ても横綱クラスだろう。
キャラ作りに関しては、「八十日間世界一周」は、主人公ふたりの個性といい、名前といい、ヴェルヌとしては頑張った部類だと思う。だが、その個性が笑いにもキャラの魅力にもならないのだ。これは作者の作家的段位の低さによると思う。なんでもない話を書いても、どのエピソードでも面白く、キャラが魅力的なジェーン・オースティンあたりと比べれば、それが明白になるだろう。
私の偏見かもしれないが、イギリスの作家は基本的にユーモアセンスが高く、フランスの作家は低い。それが小説全体の魅力の差の土台ではないか。大作家バルザックですら、ユーモアセンスの面ではイギリスの二流作家以下だと思う。ただし、合理的思考力ではフランスの作家のほうが上という感じもある。「八十日間世界一周」でも旅行の内容(出来事と時間)は緻密に組み立てられている、と解説にはある。
*比較的ユーモアセンスに欠けるアガサ・クリスティですら、ヘイスティングスの描写においては、彼の自己認識と客観的認識の落差をちゃんと描いて、読者をクスリと笑わせている。ただし、ポワロの外貌をこっけいにしている手法は、まあ、映画やドラマなら多少は面白い、という程度だ。クリスティは、かなり真面目な性格の人だったと推定できる。彼女が書いたコメディ的短編は、かなりひどいレベルである。ハリウッドの三流作品並みだ。ホラー小説は上手い。ミステリーとホラー小説は双子のようなもので、真面目な作者ほど上手いのではないか。幽霊の正体が枯れ尾花ではホラーにはならないのである。最初から枯れ尾花を枯れ尾花としか見ない作家にはホラー小説は向かないだろう。偉大なコナン・ドイルも、やはり真面目タイプだ。とすると、イギリス作家だからユーモアセンスがある、という論もダメダメ論か。ただ、フランスの笑いは他者への冷笑であり、イギリスの笑いは人間全体の本質に滑稽なものがある、というものかと思う。それがスイフトのような冷笑や嘲笑になることもあるが、概して温かいユーモアになる。
私の別ブログに昔書いた記事で、コメントの中で勧められている「新刊書」のほとんどが今では名前も聞かないのがお笑いである。年月を耐え抜いた古典との違いだ。
このブログも途中から容量制限が悪化したらしいので、コメントの多くはカットすることになると思う。
(以下自己引用)
読書という、若者向きの趣味www
独楽の遊び 2017年02月21日
「独りを楽しむ」と言えば、一番簡単なのが読書だが、年を取ると本を読むのが面倒になる。ネットなどの断片的な記事なら何時間でも読めるのだが、まとまった内容の本は、取り掛かるのが億劫である。若いころは、年を取ったら思う存分読書をしよう、と考えていたのだが。
昔考えていたのは、若いころに読んで感動した大河小説を、じっくり読むことだった。
トルストイの「戦争と平和」、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」など、若いころには理解できなかったところも分かるようになっているだろう、というわけだ。
それに、有名作品だが、あまりに長い作品なので手を出しかねるような作品、たとえばプルーストの「失われた時を求めて」や紫式部の「源氏物語」など、老後の楽しみになるだろう、と思っていたが、年を取って分かるのは、読書には気力が要るし、それは年を取ると失われるものだ、ということである。
SFは若いころには好んで読んだが、最近はほとんどご無沙汰である。
下に挙げられた中で興味を惹かれるのはホーガンの「星を継ぐもの」と月村了衛の「機龍警察」くらいか。ホーガンは有名だが、内容紹介を読んで少し興味を惹かれた。
月村了衛はOVA版「神秘の世界エル・ハザード」の脚本を書いていた人で、その当時から才能のある人だと思っていた。紹介されている作品の内容も面白そうだ。たしかSF大賞だか何かの賞を取った作品だったはずである。アニメ向きの話に見えるから、本人自身が脚本化して、お色気要素、萌え要素も入れてアニメ作品にしてほしいものだwww エル・ハザードや天地無用の監督だった人も才能のある人だったが、あの人(名前は失念。林何とか?)と組んで作品化してほしい。まあ、ハードSFのようだから、ラブコメSFの監督とは合わないか。
(以下引用)
徹夜で仕事中やけどオススメのSF小説を紹介して行くで
2017年02月21日
カテゴリ:
なんJ
1: 名無しさん 2017/02/21(火)05:29:10 ID:qHk
詰まってちっとも進まんから現実逃避やで
no title
引用元: ・http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1487622550/
4: 名無しさん 2017/02/21(火)05:33:52 ID:qHk
1.天冥の標 小川一水
ワイの今一番好きな現行大長編シリーズや
宇宙からのウィルスとプログラム生命体の宇宙人を軸に
だいたい500年ぐらいの時間と太陽系全体を股にかけた大河SFや
今9巻(9冊とは言ってない)まで出てて、10巻完結予定や
かなりの分量になるけど、面白い事は請け合いなので興味がある人は3巻まで読んでみてくれやで
なお方向性としてはややハード、ぐらいや
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
5: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:41 ID:44V
読むの大変そうやな・・・
6: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:45 ID:4be
スティーブンキングはいってないかな
あれはホラーになるんかな?
8: 名無しさん 2017/02/21(火)05:39:26 ID:44V
>>6
JFK暗殺を止めるやつは気になってるンゴ
11/22/63 上
7: 名無しさん 2017/02/21(火)05:38:39 ID:qHk
2.約束の方舟 瀬尾つかさ
上下巻の中編やな
地球からどっかの星系に移住する世代宇宙船を舞台にした、ややジュブナイル的な雰囲気のSFや
事故があって乗員の大半が死んでしまって、とりあえずまずは産めや増やせや、って状況で
12才(だったかな)の少年と少女を主人公に話は始まるんや
その中で、謎のスライムみたいな生物が子供達の宇宙服兼友人みたいな感じで船に共生しとるんやけどソイツらが実は………みたいな話やな(雑ですまん)
約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)
11: 名無しさん 2017/02/21(火)05:42:00 ID:44V
>>7
おもろそうだけど表紙のキモオタ感
10: 名無しさん 2017/02/21(火)05:40:54 ID:A9S
キングのランゴリアーズは
クッソ面白いンゴ
ランゴリアーズ (文春文庫―Four past midnight)
14: 名無しさん 2017/02/21(火)05:43:53 ID:qHk
3.銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ
アシモフは今さら紹介はいらんよな?ロボット三原則言い出した人や
その人の代表作とも言えるファウンデーションシリーズや
何万年先の話かわからんのやけど、銀河系全てを支配下におく銀河帝国の絶頂期から話は始まるやで
その時代には「心理歴史学」という、人々の行動をマクロ的に計算して数学的に未来を予知するという学問があって
その計算によると、もうすぐ銀河帝国は滅びて暗黒時代が訪れる事が判るんや
そこで、その暗黒時代をなるべく短くして、人類の文明の灯火を残すべく「ファウンデーション」を立ち上げる……というところから話は始まるやで
我はロボットシリーズとの統合もあって全部で何巻まで、とは決めにくいんやが
だいたい3巻まで読んだら醍醐味は味わえたと思ってええんちゃうかな
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
16: 名無しさん 2017/02/21(火)05:47:13 ID:4be
>>14
有名人
結構シリーズあるのねこれ
17: 名無しさん 2017/02/21(火)05:49:33 ID:qHk
4.レッドライジング ピアース・ブラウン
これは現行の海外モノで、一言で言うと「すごく重苦しいハリーポッター(未来版)」ってトコや
これもどんだけ未来かわからんけど、火星がテラフォーミングされてる未来の話で
この時代の人類は遺伝子操作で様々な「色」の名前がついたカーストに産まれながらに分類されとるんや
主人公は鉱山労働階級のレッドなんやけど、支配階級のゴールドに婚約者を殺されたりなんだりで酷い目に遭うんや
そこで、レジスタンスの力を借りて体じゅう改造して「ゴールド」になりすまし、世界の秩序を変えてやろう、という物語や
SFと言うよりファンタジーの方が近いかも知らんな
レッド・ライジング―火星の簒奪者 (ハヤカワ文庫 SF フ 21-1) (ハヤカワ文庫SF)
18: 名無しさん 2017/02/21(火)05:53:12 ID:4be
>>17
家畜人ヤプーとコブラが思い浮かんだ
19: 名無しさん 2017/02/21(火)05:55:19 ID:qHk
5.クレギオンシリーズ 野尻抱介
これは「クレギオン」ってゆーTRPGの舞台を使ったSF小説や
むかーし富士見ファンタジアからラノベとして出てたんやけど、今はハヤカワから出しとる
ストーリーは単純で、零細宇宙輸送会社のオッサン社長と美人パイロットが
行った先で16歳の家出少女を拾ってトラブルに巻き込まれる、みたいな
昔のスペースオペラにありがちな展開やな
ただ、内容はかなり緻密に計算されたハードSFなのに
それをまったく感じさせないポップな展開と描写で
サクっと読めてしまう良作やと思う
野尻抱介っつーと近年はすっかりアヘアヘニコ動おじさんのイメージやけど
昔は非常に実力のある作家だったんやなー、と感じさせるシリーズや
全7巻やけど、一巻完結やから気になったら一冊だけでも手にとってみるとええで
ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
20: 名無しさん 2017/02/21(火)06:01:11 ID:qHk
6.老人と宇宙(そら) ジョン・スコルジー
今、現行の海外SFで一番ワイが好きな作家や
やっぱり何千年も未来の話で、この時代人類は「コロニー連合」という、植民地の連合体を作っていろんなエイリアンと戦争してるんや
だけど、地球だけはその最先端から取り残されていて
地球人が宇宙に出ようと思ったら75歳以上になって、コロニー連合軍に志願するしかないんや
75歳のヨレヨレの身体から、この時代の最先端テクノロジーで作ったスーパーボディに乗り換えて兵士になるんやな
主人公は妻に先立たれた爺さんで、どうせこのまま老いて死ぬくらいなら、と軍に志願するんやけど……
というお話や
最近はやりのミリタリSFってヤツやな
CODとかやってるヤツならとっかかりやすいかも知れん
現在も続いてて、日本語版は5巻まで刊行中やで
老人と宇宙 (ハヤカワ文庫SF)
21: 名無しさん 2017/02/21(火)06:07:01 ID:5qZ
>>20
これ気になる
あらすじだけで面白そうやな
23: 名無しさん 2017/02/21(火)06:08:54 ID:qHk
7.記憶汚染 林譲治
林譲治って言うと架空戦記やガンダムのノベライズが有名やけど
実はSF作家としてもなかなかの実力者なんやで
この話は、近未来の日本で、あらゆる人々が個体認証をスマホ(の凄いヤツ)でするようになってる時代の物語で
細かいことを説明しようとするとネタバレになってしまうんやけど
AIとか、痴呆症対策の海馬接続型のコンピュータとか、いわゆるユビキタス社会とか
そういう社会的なSF要素を絡めながら、主人公が色んな事に巻き込まれながらこの世界の真実にたどり着く、って話や
正直、この人の描く人間はみんなちょっとどこかサイコパスみたいな所があるんで
感情移入はしづらいと思うんやけど、世界観の描写はとても面白いので読んでて辛くはならんと思うで
一巻で完結してるんで、お手軽さもあってオススメや
記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)
25: 名無しさん 2017/02/21(火)06:11:49 ID:4be
これだけ感想書けるのが凄い
ザックリとあらすじくらいしか書けないわ
26: 名無しさん 2017/02/21(火)06:12:01 ID:44V
そいやトランプが大統領になって管理社会の名作SF1984が売れてるらしいね
あれは面白かったな
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
29: 名無しさん 2017/02/21(火)06:15:54 ID:qHk
8.玩具修理者 小林泰三
野尻抱介、林譲治と出たんで、NHKトリオと呼ばれた三人目や
小林泰三はホラー作家としても有名やけど、SFも沢山書いとる
玩具修理者は、デビュー短編なんやけど、話自体は喫茶店で二人の男女が過去の話をしてるだけ、とすごくシンプルなんやけど
その内容はどう考えても常軌を逸してて、話の最後でとんでもない事実にたどり着く、という展開や
そして、ワイがオススメしたいのは同録されてる「酔歩する男」という中編や
こっちは、大学時代に好きな女を事故で亡くした二人の男がタイムトラベルしてそれを食い止めようとする話なんやけど
コイツらが辿り着いたタイムトラベルの方法は、機械じゃなくて「脳を制御してタイムトラベルをする」という方法なんや
「脳が時間を正しく認識しているから、人間は時間を一方向にしか進めない
その認識を狂わせてやれば、タイムトラベルが可能なはずだ」
という理屈なんやな
しかし、その結果は……まあ、あとは読んでのお楽しみや
量子力学をベースに、理論的に現実を崩壊させていく、背筋がゾッとする怪作やで
ちなみにこの作家は、グロ描写に定評のある作家なんで
汁気の多い描写が苦手な人はやめといた方が良いかも知れん
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
36: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:17 ID:4be
>>29
大好き
こっから小説にハマった
32: 名無しさん 2017/02/21(火)06:23:53 ID:qHk
9.星を継ぐもの J.P.ホーガン
小難しいのが続いたんで、ここらでちょっとエンタメ性の高いヤツをひとつ
有名やから知ってる人も多いかもしれんけど、これは巨人三部作ともいわれるホーガンの代表作やな
国連が何をトチ狂ったか気合入れて世界中から武器を没収して戦争が無くなった近未来の地球が舞台や
ある日、月の地下から宇宙飛行士の死体が見つかるんやけど
その死体を科学測定したところ、なんと五万年まえのモノだという事が判明するんやな
そこで、主人公のハント博士をはじめ、学会の優秀な研究者が謎を解きに月へ行くんやけど
そこに妙な動きをする国連平和委員会が絡んできて……というストーリーや
ほぼすべての伏線が三部作の最後には綺麗に回収される傑作や
しかも、100万年という時間を股にかける壮大なストーリーをちゃんと畳んでるんや
まあ、ラスボスのくだりは「ちょっと無能杉内」と思わんでもないが
ま、そこはご愛嬌やな
ちなみに、星野之宣がコミカライズもしてて、ほとんど原作に忠実に描いてるんで
活字を三冊も読むのはちょっとなぁ…という人は、漫画版を読むのもええで
星を継ぐもの (創元SF文庫) 星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)
33: 名無しさん 2017/02/21(火)06:28:04 ID:44V
星を継ぐ者って気になってたけど三部作なんだ
37: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:35 ID:qHk
10.機龍警察 月村了衛
キリがええからこの辺にするやで
最後は「土漠の花」で有名(?)な月村了衛のシリーズや
これは一言で言うと「ハードでヘビーなパトレイバー」やな(こんな紹介の仕方ばっかですまんな)
かなり近い近未来、機甲兵装っていう身長3~4mぐらいのパワードスーツが普及してる世界のお話や
日本でもパワードスーツでのテロが他人事じゃないご時世
警察の縦割りを無視して、機甲兵装案件であれば自由に捜査ができる
という権限を持った「警視庁特捜部」が新設されるんや
ところが、そこに配備された機体はどこから誰が持ってきたのかも分からん、2世代ぐらい進んだオーバースペック
部長は警察官僚とはまるで関係ない外務相出身のバリバリエリート
そしてその機体の操縦士は、ベテラン傭兵の日本人と、元テ口リストのアイルランド人と、元ロシアの警官
と書くと、なんとも荒唐無稽すぎて「ラノベかよwww」とツッコミたくなると思うんやけど
内容は綿密に調べられていて、警察、官僚、政治、軍事、外交について非常にリアリティを持って描写されてるんや
これは、SFとか関係なく是非多くの人に読んでもらいたい名作やと思ってる
現在長編が第4部まで出てて、他に外伝的な短編集が一冊出てるで
とりあえず一巻だけでも読んでみてクレメンス
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)
38: 名無しさん 2017/02/21(火)06:37:57 ID:qHk
以上や、気分転換(現実逃避)にお付き合いありがとうやでー
このブログも途中から容量制限が悪化したらしいので、コメントの多くはカットすることになると思う。
(以下自己引用)
読書という、若者向きの趣味www
独楽の遊び 2017年02月21日
「独りを楽しむ」と言えば、一番簡単なのが読書だが、年を取ると本を読むのが面倒になる。ネットなどの断片的な記事なら何時間でも読めるのだが、まとまった内容の本は、取り掛かるのが億劫である。若いころは、年を取ったら思う存分読書をしよう、と考えていたのだが。
昔考えていたのは、若いころに読んで感動した大河小説を、じっくり読むことだった。
トルストイの「戦争と平和」、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」など、若いころには理解できなかったところも分かるようになっているだろう、というわけだ。
それに、有名作品だが、あまりに長い作品なので手を出しかねるような作品、たとえばプルーストの「失われた時を求めて」や紫式部の「源氏物語」など、老後の楽しみになるだろう、と思っていたが、年を取って分かるのは、読書には気力が要るし、それは年を取ると失われるものだ、ということである。
SFは若いころには好んで読んだが、最近はほとんどご無沙汰である。
下に挙げられた中で興味を惹かれるのはホーガンの「星を継ぐもの」と月村了衛の「機龍警察」くらいか。ホーガンは有名だが、内容紹介を読んで少し興味を惹かれた。
月村了衛はOVA版「神秘の世界エル・ハザード」の脚本を書いていた人で、その当時から才能のある人だと思っていた。紹介されている作品の内容も面白そうだ。たしかSF大賞だか何かの賞を取った作品だったはずである。アニメ向きの話に見えるから、本人自身が脚本化して、お色気要素、萌え要素も入れてアニメ作品にしてほしいものだwww エル・ハザードや天地無用の監督だった人も才能のある人だったが、あの人(名前は失念。林何とか?)と組んで作品化してほしい。まあ、ハードSFのようだから、ラブコメSFの監督とは合わないか。
(以下引用)
徹夜で仕事中やけどオススメのSF小説を紹介して行くで
2017年02月21日
カテゴリ:
なんJ
1: 名無しさん 2017/02/21(火)05:29:10 ID:qHk
詰まってちっとも進まんから現実逃避やで
no title
引用元: ・http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1487622550/
4: 名無しさん 2017/02/21(火)05:33:52 ID:qHk
1.天冥の標 小川一水
ワイの今一番好きな現行大長編シリーズや
宇宙からのウィルスとプログラム生命体の宇宙人を軸に
だいたい500年ぐらいの時間と太陽系全体を股にかけた大河SFや
今9巻(9冊とは言ってない)まで出てて、10巻完結予定や
かなりの分量になるけど、面白い事は請け合いなので興味がある人は3巻まで読んでみてくれやで
なお方向性としてはややハード、ぐらいや
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
5: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:41 ID:44V
読むの大変そうやな・・・
6: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:45 ID:4be
スティーブンキングはいってないかな
あれはホラーになるんかな?
8: 名無しさん 2017/02/21(火)05:39:26 ID:44V
>>6
JFK暗殺を止めるやつは気になってるンゴ
11/22/63 上
7: 名無しさん 2017/02/21(火)05:38:39 ID:qHk
2.約束の方舟 瀬尾つかさ
上下巻の中編やな
地球からどっかの星系に移住する世代宇宙船を舞台にした、ややジュブナイル的な雰囲気のSFや
事故があって乗員の大半が死んでしまって、とりあえずまずは産めや増やせや、って状況で
12才(だったかな)の少年と少女を主人公に話は始まるんや
その中で、謎のスライムみたいな生物が子供達の宇宙服兼友人みたいな感じで船に共生しとるんやけどソイツらが実は………みたいな話やな(雑ですまん)
約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)
11: 名無しさん 2017/02/21(火)05:42:00 ID:44V
>>7
おもろそうだけど表紙のキモオタ感
10: 名無しさん 2017/02/21(火)05:40:54 ID:A9S
キングのランゴリアーズは
クッソ面白いンゴ
ランゴリアーズ (文春文庫―Four past midnight)
14: 名無しさん 2017/02/21(火)05:43:53 ID:qHk
3.銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ
アシモフは今さら紹介はいらんよな?ロボット三原則言い出した人や
その人の代表作とも言えるファウンデーションシリーズや
何万年先の話かわからんのやけど、銀河系全てを支配下におく銀河帝国の絶頂期から話は始まるやで
その時代には「心理歴史学」という、人々の行動をマクロ的に計算して数学的に未来を予知するという学問があって
その計算によると、もうすぐ銀河帝国は滅びて暗黒時代が訪れる事が判るんや
そこで、その暗黒時代をなるべく短くして、人類の文明の灯火を残すべく「ファウンデーション」を立ち上げる……というところから話は始まるやで
我はロボットシリーズとの統合もあって全部で何巻まで、とは決めにくいんやが
だいたい3巻まで読んだら醍醐味は味わえたと思ってええんちゃうかな
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
16: 名無しさん 2017/02/21(火)05:47:13 ID:4be
>>14
有名人
結構シリーズあるのねこれ
17: 名無しさん 2017/02/21(火)05:49:33 ID:qHk
4.レッドライジング ピアース・ブラウン
これは現行の海外モノで、一言で言うと「すごく重苦しいハリーポッター(未来版)」ってトコや
これもどんだけ未来かわからんけど、火星がテラフォーミングされてる未来の話で
この時代の人類は遺伝子操作で様々な「色」の名前がついたカーストに産まれながらに分類されとるんや
主人公は鉱山労働階級のレッドなんやけど、支配階級のゴールドに婚約者を殺されたりなんだりで酷い目に遭うんや
そこで、レジスタンスの力を借りて体じゅう改造して「ゴールド」になりすまし、世界の秩序を変えてやろう、という物語や
SFと言うよりファンタジーの方が近いかも知らんな
レッド・ライジング―火星の簒奪者 (ハヤカワ文庫 SF フ 21-1) (ハヤカワ文庫SF)
18: 名無しさん 2017/02/21(火)05:53:12 ID:4be
>>17
家畜人ヤプーとコブラが思い浮かんだ
19: 名無しさん 2017/02/21(火)05:55:19 ID:qHk
5.クレギオンシリーズ 野尻抱介
これは「クレギオン」ってゆーTRPGの舞台を使ったSF小説や
むかーし富士見ファンタジアからラノベとして出てたんやけど、今はハヤカワから出しとる
ストーリーは単純で、零細宇宙輸送会社のオッサン社長と美人パイロットが
行った先で16歳の家出少女を拾ってトラブルに巻き込まれる、みたいな
昔のスペースオペラにありがちな展開やな
ただ、内容はかなり緻密に計算されたハードSFなのに
それをまったく感じさせないポップな展開と描写で
サクっと読めてしまう良作やと思う
野尻抱介っつーと近年はすっかりアヘアヘニコ動おじさんのイメージやけど
昔は非常に実力のある作家だったんやなー、と感じさせるシリーズや
全7巻やけど、一巻完結やから気になったら一冊だけでも手にとってみるとええで
ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
20: 名無しさん 2017/02/21(火)06:01:11 ID:qHk
6.老人と宇宙(そら) ジョン・スコルジー
今、現行の海外SFで一番ワイが好きな作家や
やっぱり何千年も未来の話で、この時代人類は「コロニー連合」という、植民地の連合体を作っていろんなエイリアンと戦争してるんや
だけど、地球だけはその最先端から取り残されていて
地球人が宇宙に出ようと思ったら75歳以上になって、コロニー連合軍に志願するしかないんや
75歳のヨレヨレの身体から、この時代の最先端テクノロジーで作ったスーパーボディに乗り換えて兵士になるんやな
主人公は妻に先立たれた爺さんで、どうせこのまま老いて死ぬくらいなら、と軍に志願するんやけど……
というお話や
最近はやりのミリタリSFってヤツやな
CODとかやってるヤツならとっかかりやすいかも知れん
現在も続いてて、日本語版は5巻まで刊行中やで
老人と宇宙 (ハヤカワ文庫SF)
21: 名無しさん 2017/02/21(火)06:07:01 ID:5qZ
>>20
これ気になる
あらすじだけで面白そうやな
23: 名無しさん 2017/02/21(火)06:08:54 ID:qHk
7.記憶汚染 林譲治
林譲治って言うと架空戦記やガンダムのノベライズが有名やけど
実はSF作家としてもなかなかの実力者なんやで
この話は、近未来の日本で、あらゆる人々が個体認証をスマホ(の凄いヤツ)でするようになってる時代の物語で
細かいことを説明しようとするとネタバレになってしまうんやけど
AIとか、痴呆症対策の海馬接続型のコンピュータとか、いわゆるユビキタス社会とか
そういう社会的なSF要素を絡めながら、主人公が色んな事に巻き込まれながらこの世界の真実にたどり着く、って話や
正直、この人の描く人間はみんなちょっとどこかサイコパスみたいな所があるんで
感情移入はしづらいと思うんやけど、世界観の描写はとても面白いので読んでて辛くはならんと思うで
一巻で完結してるんで、お手軽さもあってオススメや
記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)
25: 名無しさん 2017/02/21(火)06:11:49 ID:4be
これだけ感想書けるのが凄い
ザックリとあらすじくらいしか書けないわ
26: 名無しさん 2017/02/21(火)06:12:01 ID:44V
そいやトランプが大統領になって管理社会の名作SF1984が売れてるらしいね
あれは面白かったな
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
29: 名無しさん 2017/02/21(火)06:15:54 ID:qHk
8.玩具修理者 小林泰三
野尻抱介、林譲治と出たんで、NHKトリオと呼ばれた三人目や
小林泰三はホラー作家としても有名やけど、SFも沢山書いとる
玩具修理者は、デビュー短編なんやけど、話自体は喫茶店で二人の男女が過去の話をしてるだけ、とすごくシンプルなんやけど
その内容はどう考えても常軌を逸してて、話の最後でとんでもない事実にたどり着く、という展開や
そして、ワイがオススメしたいのは同録されてる「酔歩する男」という中編や
こっちは、大学時代に好きな女を事故で亡くした二人の男がタイムトラベルしてそれを食い止めようとする話なんやけど
コイツらが辿り着いたタイムトラベルの方法は、機械じゃなくて「脳を制御してタイムトラベルをする」という方法なんや
「脳が時間を正しく認識しているから、人間は時間を一方向にしか進めない
その認識を狂わせてやれば、タイムトラベルが可能なはずだ」
という理屈なんやな
しかし、その結果は……まあ、あとは読んでのお楽しみや
量子力学をベースに、理論的に現実を崩壊させていく、背筋がゾッとする怪作やで
ちなみにこの作家は、グロ描写に定評のある作家なんで
汁気の多い描写が苦手な人はやめといた方が良いかも知れん
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
36: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:17 ID:4be
>>29
大好き
こっから小説にハマった
32: 名無しさん 2017/02/21(火)06:23:53 ID:qHk
9.星を継ぐもの J.P.ホーガン
小難しいのが続いたんで、ここらでちょっとエンタメ性の高いヤツをひとつ
有名やから知ってる人も多いかもしれんけど、これは巨人三部作ともいわれるホーガンの代表作やな
国連が何をトチ狂ったか気合入れて世界中から武器を没収して戦争が無くなった近未来の地球が舞台や
ある日、月の地下から宇宙飛行士の死体が見つかるんやけど
その死体を科学測定したところ、なんと五万年まえのモノだという事が判明するんやな
そこで、主人公のハント博士をはじめ、学会の優秀な研究者が謎を解きに月へ行くんやけど
そこに妙な動きをする国連平和委員会が絡んできて……というストーリーや
ほぼすべての伏線が三部作の最後には綺麗に回収される傑作や
しかも、100万年という時間を股にかける壮大なストーリーをちゃんと畳んでるんや
まあ、ラスボスのくだりは「ちょっと無能杉内」と思わんでもないが
ま、そこはご愛嬌やな
ちなみに、星野之宣がコミカライズもしてて、ほとんど原作に忠実に描いてるんで
活字を三冊も読むのはちょっとなぁ…という人は、漫画版を読むのもええで
星を継ぐもの (創元SF文庫) 星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)
33: 名無しさん 2017/02/21(火)06:28:04 ID:44V
星を継ぐ者って気になってたけど三部作なんだ
37: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:35 ID:qHk
10.機龍警察 月村了衛
キリがええからこの辺にするやで
最後は「土漠の花」で有名(?)な月村了衛のシリーズや
これは一言で言うと「ハードでヘビーなパトレイバー」やな(こんな紹介の仕方ばっかですまんな)
かなり近い近未来、機甲兵装っていう身長3~4mぐらいのパワードスーツが普及してる世界のお話や
日本でもパワードスーツでのテロが他人事じゃないご時世
警察の縦割りを無視して、機甲兵装案件であれば自由に捜査ができる
という権限を持った「警視庁特捜部」が新設されるんや
ところが、そこに配備された機体はどこから誰が持ってきたのかも分からん、2世代ぐらい進んだオーバースペック
部長は警察官僚とはまるで関係ない外務相出身のバリバリエリート
そしてその機体の操縦士は、ベテラン傭兵の日本人と、元テ口リストのアイルランド人と、元ロシアの警官
と書くと、なんとも荒唐無稽すぎて「ラノベかよwww」とツッコミたくなると思うんやけど
内容は綿密に調べられていて、警察、官僚、政治、軍事、外交について非常にリアリティを持って描写されてるんや
これは、SFとか関係なく是非多くの人に読んでもらいたい名作やと思ってる
現在長編が第4部まで出てて、他に外伝的な短編集が一冊出てるで
とりあえず一巻だけでも読んでみてクレメンス
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)
38: 名無しさん 2017/02/21(火)06:37:57 ID:qHk
以上や、気分転換(現実逃避)にお付き合いありがとうやでー
某物語シリーズのアニメの監督が、割と好きな監督だったので、1,2回見たが、何やらグダグダと台詞を字幕付きで羅列するだけで、どんな話かもよく分からなかった。まあ、同級生が吸血鬼か何かみたいな話だった気がする。で、それならそれで話を進めればいいのに、猛烈な駄弁の奔流で、それを聞き取り、読み取り、考える暇がない。まあ、速読速聴練習か、という感じだった。
しかし、あれだけ本が出版されているのだからファンは多いのだろう。
下の「西尾維新テスト問題」は、よくできている。なるほど、西尾維新的だ。「気が利いたセリフ」とも言えるが、こうした台詞を奔流のように流されると、辛いものがある。
まあ、要するに、「常識的な思考を(見かけ上)ひっくり返す」のがお得意なのだろう。
「変わりたい」というのは思春期の青年には普遍的なものだが、それは「現在の自分の否定」つまり、「現在の自分を殺すから自殺だ」というわけで、論理の途中を省略して奇矯な論理にするわけだろう。「A=B,B=C、ゆえにA=C」と言えば単純だが、途中の「B=C」を省いて、いきなり「A=B、ゆえにA=C」と言えばあっけにとられるわけだ。
(以下引用)
71: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:46:03
■1秒でわかる西尾維新好き嫌いチェック
「これから西尾維新読んでみようかな、と思ってるんだけど、いっぱい出てるんでしょ?どうしようかな・・・」
とお悩みのあなたは、次の文章を読んでみてください。
「変わりたいと思う気持ちは、自 殺だよね」
↑ピンと来たあなたは大丈夫!西尾向きです。自信を持ってお薦めします。
しかしちょっとでも「?」と思ってしまったあなたは手を出すのはやめておきましょう。
西尾維新は感性の合わない人には地獄です。
その時間とお金と感情は他のことに使った方が絶対に有益です。
「そこだけ切り出されても、前後関係がわからないと何とも言えないし」?
西尾作品は基本的に何かうまいこと言ったような気がするセリフの羅列集です。
しばしば前後関係は無視されます。
考えながら本を読むあなたには全く向きません。
確実に損をします。
73: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:46:33
>>71
おいファンなのにピンとこんぞ
36: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:38:33
夏アニメで物語シリーズの新作やってたのに
オマエら全く話題にしなかったよな
30: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:37:45
ちょっと前まではアニオタの見るアニメの代表だったのにな。いつからこんな落ちぶれたんや
しかし、あれだけ本が出版されているのだからファンは多いのだろう。
下の「西尾維新テスト問題」は、よくできている。なるほど、西尾維新的だ。「気が利いたセリフ」とも言えるが、こうした台詞を奔流のように流されると、辛いものがある。
まあ、要するに、「常識的な思考を(見かけ上)ひっくり返す」のがお得意なのだろう。
「変わりたい」というのは思春期の青年には普遍的なものだが、それは「現在の自分の否定」つまり、「現在の自分を殺すから自殺だ」というわけで、論理の途中を省略して奇矯な論理にするわけだろう。「A=B,B=C、ゆえにA=C」と言えば単純だが、途中の「B=C」を省いて、いきなり「A=B、ゆえにA=C」と言えばあっけにとられるわけだ。
(以下引用)
71: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:46:03
■1秒でわかる西尾維新好き嫌いチェック
「これから西尾維新読んでみようかな、と思ってるんだけど、いっぱい出てるんでしょ?どうしようかな・・・」
とお悩みのあなたは、次の文章を読んでみてください。
「変わりたいと思う気持ちは、自 殺だよね」
↑ピンと来たあなたは大丈夫!西尾向きです。自信を持ってお薦めします。
しかしちょっとでも「?」と思ってしまったあなたは手を出すのはやめておきましょう。
西尾維新は感性の合わない人には地獄です。
その時間とお金と感情は他のことに使った方が絶対に有益です。
「そこだけ切り出されても、前後関係がわからないと何とも言えないし」?
西尾作品は基本的に何かうまいこと言ったような気がするセリフの羅列集です。
しばしば前後関係は無視されます。
考えながら本を読むあなたには全く向きません。
確実に損をします。
73: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:46:33
>>71
おいファンなのにピンとこんぞ
36: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:38:33
夏アニメで物語シリーズの新作やってたのに
オマエら全く話題にしなかったよな
30: 名無しのVtuberまとめ 24/10/07(月) 23:37:45
ちょっと前まではアニオタの見るアニメの代表だったのにな。いつからこんな落ちぶれたんや
「The Great Gattby」は、男の初恋幻想(妄想)とその破滅を描いた、男には突き刺さる話だが、実は、その初恋の対象であるデイジーは非常に頭のいい女性で、夫のトムも、ギャッツビーも、実は彼女の真価を知らないという、「愛される側の不幸」を描いた、女性にも訴えるはずの話である。
たとえば、デイジー、トム、ギャッツビーその他が車で分乗して都会に遊びに行く話の中で、ギャッツビーと同乗しているデイジーが、夫のトムに向かって、こんな冗談を言う。(自己戯画化という、かなり高度な冗談だ。)
We'll meet you on some corner. I'll be the man smoking two cigarettes.
私の持っている翻訳では、このジョークは、こう訳されている。
「じゃあ、街角でお会いしましょう。シガレットを二本くわえて待ってます」
もちろん、シガレットを二本くわえて、というのは「目印に」の意味で、いかにも喜劇的である。だが、夫のトムは、その冗談にいらだつだけである。この、ユーモア感覚の無さは、実はギャッツビーも同じで、おそらく下層階級出身の彼と上流階級出身のデイジーは、まともな会話が成り立たないと思う。トムも上流階級だが、趣味低劣の筋肉脳男である。つまり、デイジーは、夫とも、彼女を愛する男とも、知的に釣り合わないのである。この物語で一番不幸なのは、彼女だろう。
話の最初のあたりで、子供(娘)を産んだ時の話をデイジーがニック(話の語り手)に、こう言う。明らかに、彼女は不幸なのである。
「あのね、ニック、あの子が生まれて、私が何を言ったかというとーーーそんな話、聞きたい?」
「そりゃあ、もう」
「もし言ったら、私がどんなにひねくれたか、わかると思う。ーーー産後、一時間もたっていなかった。トムはどこかに行ったきり。私は麻酔から醒めて、投げやりな気分で、そばにいた看護婦に男の子か女の子か聞いたの。そしたら女の子ですって言われたから、横を向いて泣いたわ。それから、まあいいわ、と言った。女の子でいいわ。せいぜいバカな子になってほしい。女の子はバカがいいのよ。きれいなおバカさんが最高だわーーー」(小川高義訳)
ここで、デイジーが泣いたのは、「男の子がほしかった」からだと錯覚する読者がいると思うが、本当は、生まれた女の子の不幸な人生を予測したからなのである。だから、「女の子はバカがいいのよ」と言っているのである。それは、頭のいい女の子である自分の不幸を暗黙に語っている。
言うまでもないが、先の英文は「シガレットを二本口にくわえている『男』が私よ」と訳するのがより正確だろう。二重の自己戯画化だ。先の翻訳の「待ってます」は意訳(補足的訳)だが、それ自体は悪くない。
たとえば、デイジー、トム、ギャッツビーその他が車で分乗して都会に遊びに行く話の中で、ギャッツビーと同乗しているデイジーが、夫のトムに向かって、こんな冗談を言う。(自己戯画化という、かなり高度な冗談だ。)
We'll meet you on some corner. I'll be the man smoking two cigarettes.
私の持っている翻訳では、このジョークは、こう訳されている。
「じゃあ、街角でお会いしましょう。シガレットを二本くわえて待ってます」
もちろん、シガレットを二本くわえて、というのは「目印に」の意味で、いかにも喜劇的である。だが、夫のトムは、その冗談にいらだつだけである。この、ユーモア感覚の無さは、実はギャッツビーも同じで、おそらく下層階級出身の彼と上流階級出身のデイジーは、まともな会話が成り立たないと思う。トムも上流階級だが、趣味低劣の筋肉脳男である。つまり、デイジーは、夫とも、彼女を愛する男とも、知的に釣り合わないのである。この物語で一番不幸なのは、彼女だろう。
話の最初のあたりで、子供(娘)を産んだ時の話をデイジーがニック(話の語り手)に、こう言う。明らかに、彼女は不幸なのである。
「あのね、ニック、あの子が生まれて、私が何を言ったかというとーーーそんな話、聞きたい?」
「そりゃあ、もう」
「もし言ったら、私がどんなにひねくれたか、わかると思う。ーーー産後、一時間もたっていなかった。トムはどこかに行ったきり。私は麻酔から醒めて、投げやりな気分で、そばにいた看護婦に男の子か女の子か聞いたの。そしたら女の子ですって言われたから、横を向いて泣いたわ。それから、まあいいわ、と言った。女の子でいいわ。せいぜいバカな子になってほしい。女の子はバカがいいのよ。きれいなおバカさんが最高だわーーー」(小川高義訳)
ここで、デイジーが泣いたのは、「男の子がほしかった」からだと錯覚する読者がいると思うが、本当は、生まれた女の子の不幸な人生を予測したからなのである。だから、「女の子はバカがいいのよ」と言っているのである。それは、頭のいい女の子である自分の不幸を暗黙に語っている。
言うまでもないが、先の英文は「シガレットを二本口にくわえている『男』が私よ」と訳するのがより正確だろう。二重の自己戯画化だ。先の翻訳の「待ってます」は意訳(補足的訳)だが、それ自体は悪くない。
中国人による日本の異世界転生物批判が面白い。なるほど、チート能力の割に、することがセコいww まあ、書いている人が政治や経済や歴史的事実に疎いからそうなる。中学生レベルの知識なのである。私も中二病で知識浅薄だが、ファンタジーでも政治が気になる。
その意味では、常に批判の対象となっている「オーバーロード」は、「人間国家の滅亡」という点では政治的事象もキチンと書いていて好感が持てたのだが、そこを評価する人はいないようだ。まあ、中二病患者が読者の大半なのだろう。
念のために言えば、宇宙全体を扱っていても、ハリボテ宇宙では「スケールが大きい」とはならない。
(以下引用)
話が面白かったのでまとめました。
書評を読んだあるユーザーによる批判が興味深い
たけざわ
@takezawa258
大学院生、90年代中国ゲーム雑誌・小説を研究しています。 ラノベ推しリスト:杉井光・平坂読・綾里けし等々。 日本語勉強中、どうぞよろしくお願いいたします。
たけざわ
@takezawa258
市川論考拝見したが、「異世界食堂」をなろう系の代表として、「相手を下げて日本人スゴイする」と説明するその姿勢に驚きを絶えない。外国人読者である僕からしても、かなり的外れな考察である。 x.com/SdaMhiko/statu…
2024-09-28 3:57:11
たけざわ
@takezawa258
まず、「異世界食堂」は転生ものではなく、単なる異世界もので、市川が言う「転生は差異、落差」という前提と明らかに違うし、また、食文化をテーマとする風俗小説を米軍基地的に読解し、敗戦国の隠喩として扱うのは、異世界に対する無双=占領行為を省略した飛躍的解釈である。
2024-09-28 3:58:39
たけざわ
@takezawa258
「チート」というゲーム用語が示したように、異世界での無双は主人公がゲームシステムや物語的展開で世界を捉えている証拠で、日本と異世界の戦勝・敗戦国的ギャップではなく、現実世界とゲーム世界のギャップに基づいている。
2024-09-28 3:58:56
たけざわ
@takezawa258
例えば『オーバーロード』では、異世界での主人公チート能力はオンラインゲームで廃課金し無双していた過去に由来するため、ゲーム内のアバターやアイテムによって表象される。また、無双とは言えない『リゼロ』でも、セーブ&ロードシステムなどやり直し能力で隠喩されている。
2024-09-28 3:59:07
たけざわ
@takezawa258
市川は、ラノベの異世界転生を「読者の欲望を満たす戦後日本のルサンチマンの産物」とし、純文学はこれを超克した有機的「転生」を再構築するものとして対立させたが、しかし異世界転生を殖民論的な敗戦産物とする見解は的外れであり、有機的な「転生」もすでにラノベで議論されている。
2024-09-28 3:59:16
たけざわ
@takezawa258
ラノベは有機的な「転生」や他者との関係を描いてないわけではない。例えば『無職転生』ではひきこもりの主人公が他者を助け、家族を作り、最後には宿主のアイデンティティと一つになる。『JKハル』では、無双の能力があっても娼婦になるという設定を通して、他者との関係性を描いてきた。
2024-09-28 3:59:23
たけざわ
@takezawa258
市川が指摘する「転生者と宿主が身体を共有する」という他者的関係性テーマは、すでに『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』などの作品でも描かれている。これはなろう小説の流行以前から存在しており、既に古い感性である。
2024-09-28 3:59:28
たけざわ
@takezawa258
異世界ものの想像力は約10年前から進化しているが、市川はその先端を把握していないようだ。それにもかかわらず、ラノベから純文学へ「転生」したかのように語り、「作家の魂のために拓かれた新たな想像力の航路」として芥川賞作家の立場を強調するのは微妙である。
2024-09-28 3:59:34
※まとめの本題はこちら。投稿主さんの主旨からは逸れますがご容赦ください。
たけざわ
@takezawa258
日本の異世界ものは中国でも流行しているが、市川とは逆な方向性で批判されていることが興味深い。中国では異世界ものが植民論的でないからこそ、「没有格局」(器が小さい)とされ、「異世界転生したのに、近代化を推進しない主人公は格局が小さすぎる」と批判するのが主流である。
2024-09-28 3:59:40
たけざわ
@takezawa258
日本や中国において、確かに異世界ものに近代化や脱亜論的な理想を描いたものも存在するが、これは異世界転生のメインテーマではない。芥川賞作家として、有機的な創作を称揚するために、ラノベを敗戦ルサンチマンや殖民論と飛躍的に結びつけるのは、少し無責任ではないか。
2024-09-28 3:59:46
中国人から見たなろう系作品に感じる「物足りなさ」の理由が興味深い
紅茶泡海苔
@fishersonic
この指摘は割と重要で、中国のラノベ読者はアジア主義を必ずしも掲げているわけではないが、一部のなろう作品が薄っすらと示す植民地主義的色に、やるなら徹底的にやってほしい、弱腰で中途半端は気概がなく、エンタメとしても不合格と思う人は結構いる。 x.com/takezawa258/st…
2024-09-28 13:20:19
紅茶泡海苔
@fishersonic
それはなろう系の植民地主義的視点のなさを逆照射していて、チート能力はあっても世界征服・革命を目指さず、あくまで個人とその周りの人の幸福に留まる姿勢が顕著で、保守と言っても生活保守なだけで、なんだかんだで戦後の民主主義的基盤の枠組の中に収まっている。
2024-09-28 13:28:18
衛生兵
@combatmedic
「異世界転生したのに、近代化を推進しない主人公は格局が小さすぎる」
大変貴重で興味深い投稿。
時に”格局”とは何ぞ? と検索したらば、「構成・パターン」と出た。つまり、「物語のの基礎・規模が小さい」という事だろうか。日本では余り見かけない視点に感じて、大変新鮮な驚きを得た。 x.com/takezawa258/st…
2024-09-29 6:48:11
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo)
@gryphonjapan
@takezawa258 実にどうも、なんとも興味深い…
>中国では異世界ものが植民論的でないからこそ、「没有格局」(器が小さい)とされ、「異世界転生したのに、近代化を推進しない主人公は格局が小さすぎる」と批判
その意味では、常に批判の対象となっている「オーバーロード」は、「人間国家の滅亡」という点では政治的事象もキチンと書いていて好感が持てたのだが、そこを評価する人はいないようだ。まあ、中二病患者が読者の大半なのだろう。
念のために言えば、宇宙全体を扱っていても、ハリボテ宇宙では「スケールが大きい」とはならない。
(以下引用)
話が面白かったのでまとめました。
書評を読んだあるユーザーによる批判が興味深い
たけざわ
@takezawa258
大学院生、90年代中国ゲーム雑誌・小説を研究しています。 ラノベ推しリスト:杉井光・平坂読・綾里けし等々。 日本語勉強中、どうぞよろしくお願いいたします。
たけざわ
@takezawa258
市川論考拝見したが、「異世界食堂」をなろう系の代表として、「相手を下げて日本人スゴイする」と説明するその姿勢に驚きを絶えない。外国人読者である僕からしても、かなり的外れな考察である。 x.com/SdaMhiko/statu…
2024-09-28 3:57:11
たけざわ
@takezawa258
まず、「異世界食堂」は転生ものではなく、単なる異世界もので、市川が言う「転生は差異、落差」という前提と明らかに違うし、また、食文化をテーマとする風俗小説を米軍基地的に読解し、敗戦国の隠喩として扱うのは、異世界に対する無双=占領行為を省略した飛躍的解釈である。
2024-09-28 3:58:39
たけざわ
@takezawa258
「チート」というゲーム用語が示したように、異世界での無双は主人公がゲームシステムや物語的展開で世界を捉えている証拠で、日本と異世界の戦勝・敗戦国的ギャップではなく、現実世界とゲーム世界のギャップに基づいている。
2024-09-28 3:58:56
たけざわ
@takezawa258
例えば『オーバーロード』では、異世界での主人公チート能力はオンラインゲームで廃課金し無双していた過去に由来するため、ゲーム内のアバターやアイテムによって表象される。また、無双とは言えない『リゼロ』でも、セーブ&ロードシステムなどやり直し能力で隠喩されている。
2024-09-28 3:59:07
たけざわ
@takezawa258
市川は、ラノベの異世界転生を「読者の欲望を満たす戦後日本のルサンチマンの産物」とし、純文学はこれを超克した有機的「転生」を再構築するものとして対立させたが、しかし異世界転生を殖民論的な敗戦産物とする見解は的外れであり、有機的な「転生」もすでにラノベで議論されている。
2024-09-28 3:59:16
たけざわ
@takezawa258
ラノベは有機的な「転生」や他者との関係を描いてないわけではない。例えば『無職転生』ではひきこもりの主人公が他者を助け、家族を作り、最後には宿主のアイデンティティと一つになる。『JKハル』では、無双の能力があっても娼婦になるという設定を通して、他者との関係性を描いてきた。
2024-09-28 3:59:23
たけざわ
@takezawa258
市川が指摘する「転生者と宿主が身体を共有する」という他者的関係性テーマは、すでに『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』などの作品でも描かれている。これはなろう小説の流行以前から存在しており、既に古い感性である。
2024-09-28 3:59:28
たけざわ
@takezawa258
異世界ものの想像力は約10年前から進化しているが、市川はその先端を把握していないようだ。それにもかかわらず、ラノベから純文学へ「転生」したかのように語り、「作家の魂のために拓かれた新たな想像力の航路」として芥川賞作家の立場を強調するのは微妙である。
2024-09-28 3:59:34
※まとめの本題はこちら。投稿主さんの主旨からは逸れますがご容赦ください。
たけざわ
@takezawa258
日本の異世界ものは中国でも流行しているが、市川とは逆な方向性で批判されていることが興味深い。中国では異世界ものが植民論的でないからこそ、「没有格局」(器が小さい)とされ、「異世界転生したのに、近代化を推進しない主人公は格局が小さすぎる」と批判するのが主流である。
2024-09-28 3:59:40
たけざわ
@takezawa258
日本や中国において、確かに異世界ものに近代化や脱亜論的な理想を描いたものも存在するが、これは異世界転生のメインテーマではない。芥川賞作家として、有機的な創作を称揚するために、ラノベを敗戦ルサンチマンや殖民論と飛躍的に結びつけるのは、少し無責任ではないか。
2024-09-28 3:59:46
中国人から見たなろう系作品に感じる「物足りなさ」の理由が興味深い
紅茶泡海苔
@fishersonic
この指摘は割と重要で、中国のラノベ読者はアジア主義を必ずしも掲げているわけではないが、一部のなろう作品が薄っすらと示す植民地主義的色に、やるなら徹底的にやってほしい、弱腰で中途半端は気概がなく、エンタメとしても不合格と思う人は結構いる。 x.com/takezawa258/st…
2024-09-28 13:20:19
紅茶泡海苔
@fishersonic
それはなろう系の植民地主義的視点のなさを逆照射していて、チート能力はあっても世界征服・革命を目指さず、あくまで個人とその周りの人の幸福に留まる姿勢が顕著で、保守と言っても生活保守なだけで、なんだかんだで戦後の民主主義的基盤の枠組の中に収まっている。
2024-09-28 13:28:18
衛生兵
@combatmedic
「異世界転生したのに、近代化を推進しない主人公は格局が小さすぎる」
大変貴重で興味深い投稿。
時に”格局”とは何ぞ? と検索したらば、「構成・パターン」と出た。つまり、「物語のの基礎・規模が小さい」という事だろうか。日本では余り見かけない視点に感じて、大変新鮮な驚きを得た。 x.com/takezawa258/st…
2024-09-29 6:48:11
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo)
@gryphonjapan
@takezawa258 実にどうも、なんとも興味深い…
>中国では異世界ものが植民論的でないからこそ、「没有格局」(器が小さい)とされ、「異世界転生したのに、近代化を推進しない主人公は格局が小さすぎる」と批判
私は昔はラノベを読みもしないで馬鹿にしていたが、たまたま古本で涼宮ハルヒシリーズを数冊読んで、作者の才能に感嘆したので、それ以降はラノベ全体への偏見は無い。ただ、涼宮ハルヒシリーズは、「高校生活と超能力(SF)の合体」というのが、当時は新奇だったこと、作者の文才の凄さという特殊事例だろう。
後の作品は、表紙を見ただけで読む気にもならない。作品タイトルもダサい。「とある」シリーズなど、アニメ化されたのを見ても、まったく魅力を感じない。「面倒臭い話をこれだけしつこく緻密に作る才能は、それはそれで凄いなあ」とは思う。その辺は「物語シリーズ」も同様だ。まあ、緻密な頭脳のキチガイが延々としゃべっているのを聞いているのと、一部の「緻密派」ラノベの印象は似ている。
まあ、基本的に、作者の性格が悪そうなラノベは読んでいても楽しくない。「オーバーロード」など、原作を読む気にはまったくなれない。中学生のための中二病入門書という作品があまりに多いようだ。
(以下引用)
【悲報】『灼眼のシャナ』を読んでるんだが、メッチャ読み辛い。これ俺の読解力が悪いのか作者の描写が悪いのかどっちなんだ?
2024.09.18 |カテゴリ:ラノベ 議論 | コメント (198)
1: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:19:04.04 ID:XSSkM1sS0● BE:882679842-2BP(2000)
no title
なにやってるか全然わからん
お前ら、これ全巻読んだんだろ?
すごいな、俺は読んでて訳がわからん
5: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:19:46.91 ID:XSSkM1sS0
何を描写してるのか全然頭に浮かんでこない
6: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:19:51.39 ID:po0iiGWq0
実際文体がクソ
7: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:20:19.16 ID:T/exTeZA0
金閣寺を読んで読解力を鍛えてから挑戦しろ
8: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:20:21.00 ID:XSSkM1sS0
これ、なんで当時最高のラノベと言われてたの?
マジで読み辛い
11: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:21:22.61 ID:OI7cPRSG0
>>8
当時はまともなラノベがなかったから定期
最近のラノベと比べるとファミコンとPS5くらいクオリティに差がある
165: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:20:20.53 ID:+733kvNJ0
>>11
銀英伝もラノベなんだが
no title
168: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:23:08.94 ID:s9gMx/UZ0
>>11
最近のラノベは、しょうもない恋愛ものや異世界転生になってしまったけどな
文章がマシになっても内容がごみになった
9: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:20:36.93 ID:7iEDo3h50
アニメ三期が上手く映像化してるからそれで補完しろ
no title
17: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:03.60 ID:Tj3HjPm30
アニメ3期が酷すぎる
あれ原作未読で理解できる奴おったんか?
18: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:17.42 ID:OaKwCZ5n0
あれがヒットしたんだから当時のラノベってよほどつまんないものだらけだったんだろうな
19: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:20.26 ID:A/Ww4dR+M
シャナでシコるためだけの作品だぞ
no title
20: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:31.51 ID:FAlrKL+C0
当時はごちゃっとした文が流行ってたからな
今はテンポめちゃ早いな
23: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:24:24.73 ID:WcwqDwRzM
ラノベはバカでも分かる内容と思われがちだけど
全然そんなことないからね
とある科学とかストブラとか適当に見たらなんでこの人達戦ってるのかすら分からなかったよ
27: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:25:29.41 ID:dG7SRwXJ0
独自用語は多いけど普通に読めるから読解力が低い
31: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:26:16.36 ID:Jd4pGl6v0
なろうばっかり読んでると難しく感じるかもね
32: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:26:22.11 ID:CzVfWnpl0
シャナとかホライゾンは明らかにラノベに向いてない戦闘をラノベにしてるからな
37: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:27:17.25 ID:WvhyQXAo0
ゼロの使い魔は読みやすいよ
no title
39: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:27:43.55 ID:lOl8lxBG0
昔はツンデレ貧乳ロリのセ○クスアピールゼロのヒロインが流行ってたらしいな
42: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:28:14.01 ID:1cKmGgkV0
文章はクソだぞ普通に
お話は面白かったけども
49: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:30:20.22 ID:Oz3RSceP0
アニメだけ全部見たけど正直イミフだった
まぁわからないなりにおもろかったけど
53: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:32:02.54 ID:L78GxFpR0
作者の造語の才能がすごいよな
零時迷子とか
54: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:32:35.23 ID:JSH10p5fp
だがそれがいい
たかが風呂場でラッキースケベな描写に
「この清冽たる裸体」だの書くのこの作品ぐらいだろ
61: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:33:26.41 ID:F5qKUV6H0
空の境界なんか文豪クラスじゃないと意味不明
ハルヒくらいがよい
no title
66: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:35:06.17 ID:rVwgvlzh0
敵の蛇と悠二の蛇が見分けつかなくてネタにされてた記憶
67: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:35:21.26 ID:L78GxFpR0
釘宮が絶好調のピークの時に作られたのも作品運がいい
69: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:35:40.13 ID:1cTPekVlM
僕は頂の座ヘカテーちゃん!
71: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:06.47 ID:pEaqMMPX0
実際読みにくい
なんかそれっぽい固有名詞を連発してたのが当時の中高生に刺さっただけ
72: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:10.65 ID:L78GxFpR0
アニメ本当にいいよ
OP曲も良かったし
74: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:24.70 ID:9N0M8FMz0
ユニゾンシフトが好きでシャナとハルヒ読んでた
75: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:41.56 ID:L78GxFpR0
でも結局あれラブコメだよな
85: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:39:26.14 ID:k5ln2fvN0
まあでもラノベのなかでは読みやすいほう
94: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:42:07.41 ID:N1PWpDQSd
シャナゼロ魔デートアライブとかはクソ長いのにアニメで全部やってくれてるから助かる
no title
108: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:45:16.75 ID:LVEPxDno0
ラグナロクは戦闘まみれだけど普通に読みやすい方だった記憶
109: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:45:27.24 ID:hcIE41uv0
劣等生1巻読んでもそれいえんの?
130: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:56:29.86 ID:EFE+kPSO0
これな
ライトなはずのラノベほど読みづらい
誰が言った台詞なのかすらよく分からなかったりする
158: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:12:30.87 ID:vLfUSMRq0
夏目漱石ファンタジアってラノベ読もうとしたけど余りに難しすぎて1ページ目でギブしたな
無職転生とか読んだら頭がパーンってしそうになる
179: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:35:58.43 ID:qF4fgtxp0
円環少女は難読レベルヤバかったな
2巻からは読めるようになったけど
でも名作だったよ
no title
242: 名無しのアニゲーさん 2024/08/31(土) 04:20:47.39 ID:3UA15VIP0
>>179
ちょうど最近最後の方読み返しているけど
1巻は絵といい中身といいこれはアカンなあと思ったけど
2巻から絵も話もキャッチーになったな
原作不足っていうなら
これアニメ化して欲しいわ
(一応アニメ化作者でもあるし)
最終巻出た頃、当時のネットでも驚かれたが
次にくる?ラノベ1位にもなっていたし
182: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:43:55.42 ID:q6IgPxeZ0
オーフェンよく読んでたけど文章レベル丼ぐらいなの
189: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:59:41.68 ID:ubZ4/eTk0
アニメでいいだろ
釘宮とのいじだぞ
見ない手はない
後の作品は、表紙を見ただけで読む気にもならない。作品タイトルもダサい。「とある」シリーズなど、アニメ化されたのを見ても、まったく魅力を感じない。「面倒臭い話をこれだけしつこく緻密に作る才能は、それはそれで凄いなあ」とは思う。その辺は「物語シリーズ」も同様だ。まあ、緻密な頭脳のキチガイが延々としゃべっているのを聞いているのと、一部の「緻密派」ラノベの印象は似ている。
まあ、基本的に、作者の性格が悪そうなラノベは読んでいても楽しくない。「オーバーロード」など、原作を読む気にはまったくなれない。中学生のための中二病入門書という作品があまりに多いようだ。
(以下引用)
【悲報】『灼眼のシャナ』を読んでるんだが、メッチャ読み辛い。これ俺の読解力が悪いのか作者の描写が悪いのかどっちなんだ?
2024.09.18 |カテゴリ:ラノベ 議論 | コメント (198)
1: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:19:04.04 ID:XSSkM1sS0● BE:882679842-2BP(2000)
no title
なにやってるか全然わからん
お前ら、これ全巻読んだんだろ?
すごいな、俺は読んでて訳がわからん
5: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:19:46.91 ID:XSSkM1sS0
何を描写してるのか全然頭に浮かんでこない
6: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:19:51.39 ID:po0iiGWq0
実際文体がクソ
7: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:20:19.16 ID:T/exTeZA0
金閣寺を読んで読解力を鍛えてから挑戦しろ
8: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:20:21.00 ID:XSSkM1sS0
これ、なんで当時最高のラノベと言われてたの?
マジで読み辛い
11: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:21:22.61 ID:OI7cPRSG0
>>8
当時はまともなラノベがなかったから定期
最近のラノベと比べるとファミコンとPS5くらいクオリティに差がある
165: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:20:20.53 ID:+733kvNJ0
>>11
銀英伝もラノベなんだが
no title
168: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:23:08.94 ID:s9gMx/UZ0
>>11
最近のラノベは、しょうもない恋愛ものや異世界転生になってしまったけどな
文章がマシになっても内容がごみになった
9: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:20:36.93 ID:7iEDo3h50
アニメ三期が上手く映像化してるからそれで補完しろ
no title
17: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:03.60 ID:Tj3HjPm30
アニメ3期が酷すぎる
あれ原作未読で理解できる奴おったんか?
18: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:17.42 ID:OaKwCZ5n0
あれがヒットしたんだから当時のラノベってよほどつまんないものだらけだったんだろうな
19: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:20.26 ID:A/Ww4dR+M
シャナでシコるためだけの作品だぞ
no title
20: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:23:31.51 ID:FAlrKL+C0
当時はごちゃっとした文が流行ってたからな
今はテンポめちゃ早いな
23: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:24:24.73 ID:WcwqDwRzM
ラノベはバカでも分かる内容と思われがちだけど
全然そんなことないからね
とある科学とかストブラとか適当に見たらなんでこの人達戦ってるのかすら分からなかったよ
27: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:25:29.41 ID:dG7SRwXJ0
独自用語は多いけど普通に読めるから読解力が低い
31: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:26:16.36 ID:Jd4pGl6v0
なろうばっかり読んでると難しく感じるかもね
32: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:26:22.11 ID:CzVfWnpl0
シャナとかホライゾンは明らかにラノベに向いてない戦闘をラノベにしてるからな
37: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:27:17.25 ID:WvhyQXAo0
ゼロの使い魔は読みやすいよ
no title
39: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:27:43.55 ID:lOl8lxBG0
昔はツンデレ貧乳ロリのセ○クスアピールゼロのヒロインが流行ってたらしいな
42: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:28:14.01 ID:1cKmGgkV0
文章はクソだぞ普通に
お話は面白かったけども
49: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:30:20.22 ID:Oz3RSceP0
アニメだけ全部見たけど正直イミフだった
まぁわからないなりにおもろかったけど
53: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:32:02.54 ID:L78GxFpR0
作者の造語の才能がすごいよな
零時迷子とか
54: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:32:35.23 ID:JSH10p5fp
だがそれがいい
たかが風呂場でラッキースケベな描写に
「この清冽たる裸体」だの書くのこの作品ぐらいだろ
61: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:33:26.41 ID:F5qKUV6H0
空の境界なんか文豪クラスじゃないと意味不明
ハルヒくらいがよい
no title
66: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:35:06.17 ID:rVwgvlzh0
敵の蛇と悠二の蛇が見分けつかなくてネタにされてた記憶
67: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:35:21.26 ID:L78GxFpR0
釘宮が絶好調のピークの時に作られたのも作品運がいい
69: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:35:40.13 ID:1cTPekVlM
僕は頂の座ヘカテーちゃん!
71: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:06.47 ID:pEaqMMPX0
実際読みにくい
なんかそれっぽい固有名詞を連発してたのが当時の中高生に刺さっただけ
72: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:10.65 ID:L78GxFpR0
アニメ本当にいいよ
OP曲も良かったし
74: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:24.70 ID:9N0M8FMz0
ユニゾンシフトが好きでシャナとハルヒ読んでた
75: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:37:41.56 ID:L78GxFpR0
でも結局あれラブコメだよな
85: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:39:26.14 ID:k5ln2fvN0
まあでもラノベのなかでは読みやすいほう
94: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:42:07.41 ID:N1PWpDQSd
シャナゼロ魔デートアライブとかはクソ長いのにアニメで全部やってくれてるから助かる
no title
108: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:45:16.75 ID:LVEPxDno0
ラグナロクは戦闘まみれだけど普通に読みやすい方だった記憶
109: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:45:27.24 ID:hcIE41uv0
劣等生1巻読んでもそれいえんの?
130: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 19:56:29.86 ID:EFE+kPSO0
これな
ライトなはずのラノベほど読みづらい
誰が言った台詞なのかすらよく分からなかったりする
158: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:12:30.87 ID:vLfUSMRq0
夏目漱石ファンタジアってラノベ読もうとしたけど余りに難しすぎて1ページ目でギブしたな
無職転生とか読んだら頭がパーンってしそうになる
179: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:35:58.43 ID:qF4fgtxp0
円環少女は難読レベルヤバかったな
2巻からは読めるようになったけど
でも名作だったよ
no title
242: 名無しのアニゲーさん 2024/08/31(土) 04:20:47.39 ID:3UA15VIP0
>>179
ちょうど最近最後の方読み返しているけど
1巻は絵といい中身といいこれはアカンなあと思ったけど
2巻から絵も話もキャッチーになったな
原作不足っていうなら
これアニメ化して欲しいわ
(一応アニメ化作者でもあるし)
最終巻出た頃、当時のネットでも驚かれたが
次にくる?ラノベ1位にもなっていたし
182: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:43:55.42 ID:q6IgPxeZ0
オーフェンよく読んでたけど文章レベル丼ぐらいなの
189: 名無しのアニゲーさん 2024/08/30(金) 20:59:41.68 ID:ubZ4/eTk0
アニメでいいだろ
釘宮とのいじだぞ
見ない手はない
さほど興味も無く、よく知らない作家だが、山本弘というのは何か気になる人ではあった。で、確か、既に逝去しているはずだ、と思って一応調べて見ると、こうある。
晩年
2018年5月10日から9月4日まで脳梗塞で入院していたことを明らかにし、カクヨムにてリハビリを兼ねた闘病日記として執筆された。それは2020年9月22日の第93話で唐突に終わっている。
2020年4月時点でリハビリを続けるも、”いっこうに良くなる気配はなく、二桁の足し算すらろくにできない。『プロジェクトぴあの』のような高度な数学を駆使する作品は二度と書けないのです。”[24]と綴っており、ハードSFに関しては実質的に断筆を宣言している。
2024年3月29日に誤嚥性肺炎により死去、68歳没[1][2]。
彼のどこが気になったかというと、SF(基本的に、ユーモア精神が発達した作者が多い。)が作品の主流であると思われるのに、彼にはユーモアが欠如している、という印象があったからだ。脳梗塞を起こした後に彼が、作家生命が終わった、と悲観しているブログ記事を何度も書いていたが、自分の知性への自信が彼の特徴でもあり、そういう人間には自虐精神の余裕が無いと思う。つまり、その知性への自信が失われることは、「生きる意味の喪失」となったのではないか。
ちなみに、私が彼の作品で読んだのは「ビブリオバトル部」シリーズのうち3作品で、これは市民図書館にあって、私自身が「青春小説」、特に高校生活を描いた作品が好きで、しかも、文学的蘊蓄が書かれているらしいので、読んだわけだ。ユーモアが欠如しているので、楽しくはない作品だったが、作中で取り上げられた他作品に関して興味深い言及がいろいろあった。それで続けて3作も読んだわけだ。しかし、作者の自己愛が、創作の原動力に思えて、少々気持ち悪かった。
私は、ナルシズム(ナルシシズム。自己愛=自己保存本能、自己防衛本能)は人間の根本的本能だと思うが、ナルシズムをあからさまに表出している人間は、基本的に他人に好かれないと思っている。漫画でオカマやボディビルダーが笑いの対象になるのも、「自分大好き人間」であるところが嘲笑されるのである。
晩年
2018年5月10日から9月4日まで脳梗塞で入院していたことを明らかにし、カクヨムにてリハビリを兼ねた闘病日記として執筆された。それは2020年9月22日の第93話で唐突に終わっている。
2020年4月時点でリハビリを続けるも、”いっこうに良くなる気配はなく、二桁の足し算すらろくにできない。『プロジェクトぴあの』のような高度な数学を駆使する作品は二度と書けないのです。”[24]と綴っており、ハードSFに関しては実質的に断筆を宣言している。
2024年3月29日に誤嚥性肺炎により死去、68歳没[1][2]。
彼のどこが気になったかというと、SF(基本的に、ユーモア精神が発達した作者が多い。)が作品の主流であると思われるのに、彼にはユーモアが欠如している、という印象があったからだ。脳梗塞を起こした後に彼が、作家生命が終わった、と悲観しているブログ記事を何度も書いていたが、自分の知性への自信が彼の特徴でもあり、そういう人間には自虐精神の余裕が無いと思う。つまり、その知性への自信が失われることは、「生きる意味の喪失」となったのではないか。
ちなみに、私が彼の作品で読んだのは「ビブリオバトル部」シリーズのうち3作品で、これは市民図書館にあって、私自身が「青春小説」、特に高校生活を描いた作品が好きで、しかも、文学的蘊蓄が書かれているらしいので、読んだわけだ。ユーモアが欠如しているので、楽しくはない作品だったが、作中で取り上げられた他作品に関して興味深い言及がいろいろあった。それで続けて3作も読んだわけだ。しかし、作者の自己愛が、創作の原動力に思えて、少々気持ち悪かった。
私は、ナルシズム(ナルシシズム。自己愛=自己保存本能、自己防衛本能)は人間の根本的本能だと思うが、ナルシズムをあからさまに表出している人間は、基本的に他人に好かれないと思っている。漫画でオカマやボディビルダーが笑いの対象になるのも、「自分大好き人間」であるところが嘲笑されるのである。
昨日はブックオフで古本(新古書)を数冊買ったが、真面目な本を2冊、娯楽本を4冊といったところだ。
娯楽本のうち3つは、田中芳樹の薬師寺涼子シリーズを2冊と、茅田砂胡の現代物で、「祝 もものき事務所」という、あまり食指をそそられないタイトルのシリーズ第一巻だ。まあ、事務所とは「探偵事務所」で、正式には「調査事務所」だろうか。少し読んだが、やはり異世界ファンタジーの「デルフィニア戦記」などより、かなり調子を落としてというか、軽く書いているというか、あまり向いていない内容のようだ。「桃太郎」の「桃太郎、犬、猿、雉」に「鬼」も加えた4人組に、鬼より怖い女秘書の5人組の話である。著者の「ユーモアセンスの欠如」が、こういう軽い娯楽作品では大きな欠点になりそうである。まだ、最初の2章くらいしか読んでいない。
田中芳樹の「薬師寺涼子シリーズ」2冊は、たぶん前に読んだ作品だと思うが、内容を全部忘れているので、まったく問題はない。例によって漫談口調が楽しい。つまり、「語り」を楽しむ小説である。だから、知っている話を何度聞いても面白いのだろう。政治批判が、ネトウヨを怒らせる部分だろうが、私のような「政治批判好き」には、そこがむしろ楽しい。
まあ、小説で言うなら、「吾輩は猫である」の語り口で「西遊記」をやっているわけである。語り手の泉田準一郎が「猫」であり、薬師寺涼子が孫悟空だ。準一郎は、「暴れ者の隣ではらはら成り行きを見ている理性的存在」という点では三蔵法師でもある。
ちなみに「創竜伝」は「水滸伝」で、「アルスラーン戦記」は「三国志」だろう。
娯楽本の残り1冊は、作家力量は高いが根が暗い、警察小説が多いが「武士道シックスティーン」などの作家でもある誉田哲也の「春を嫌いになった理由」という、これまた暗そうな題名の小説で、新シリーズらしいので試しに買ってみた。
娯楽本のうち3つは、田中芳樹の薬師寺涼子シリーズを2冊と、茅田砂胡の現代物で、「祝 もものき事務所」という、あまり食指をそそられないタイトルのシリーズ第一巻だ。まあ、事務所とは「探偵事務所」で、正式には「調査事務所」だろうか。少し読んだが、やはり異世界ファンタジーの「デルフィニア戦記」などより、かなり調子を落としてというか、軽く書いているというか、あまり向いていない内容のようだ。「桃太郎」の「桃太郎、犬、猿、雉」に「鬼」も加えた4人組に、鬼より怖い女秘書の5人組の話である。著者の「ユーモアセンスの欠如」が、こういう軽い娯楽作品では大きな欠点になりそうである。まだ、最初の2章くらいしか読んでいない。
田中芳樹の「薬師寺涼子シリーズ」2冊は、たぶん前に読んだ作品だと思うが、内容を全部忘れているので、まったく問題はない。例によって漫談口調が楽しい。つまり、「語り」を楽しむ小説である。だから、知っている話を何度聞いても面白いのだろう。政治批判が、ネトウヨを怒らせる部分だろうが、私のような「政治批判好き」には、そこがむしろ楽しい。
まあ、小説で言うなら、「吾輩は猫である」の語り口で「西遊記」をやっているわけである。語り手の泉田準一郎が「猫」であり、薬師寺涼子が孫悟空だ。準一郎は、「暴れ者の隣ではらはら成り行きを見ている理性的存在」という点では三蔵法師でもある。
ちなみに「創竜伝」は「水滸伝」で、「アルスラーン戦記」は「三国志」だろう。
娯楽本の残り1冊は、作家力量は高いが根が暗い、警察小説が多いが「武士道シックスティーン」などの作家でもある誉田哲也の「春を嫌いになった理由」という、これまた暗そうな題名の小説で、新シリーズらしいので試しに買ってみた。