ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「ユルネバ!」から転載。
これは見るしかないでしょう。
(以下引用)
2013年07月21日
映画「風立ちぬ」 監督:宮崎駿
http://kazetachinu.jp/
とてもよかったです。ラブストーリーであり「少年の夢は生きている」であり。
以下ネタバレちょっとあるかも。
天才飛行機設計技師・堀越二郎の青春に堀辰雄「風立ちぬ」をクロスオーバーさせた大変贅沢な作りで、身も蓋もない言い方をすれば「プロジェクトX」と難病モノ純愛譚を重ねてあるので面白くないわけがない。
しかも! 今回ばかりはジブリの鈴木Pが監督に「これやりなさいよ」とやらさしめたらしく(普段は逆)、監督本当に「好きなように」作ってて、エンタメ的なサーヴィスは控え気味、それがまたいい。
これはジブリ映画あるいはアニメに興味の無かった中高年にズバッと来るハズ。
かといって、純愛物といえば「アニメでなくても(実写でも)」「映画でなくても(TVでも)」と思いがちですがそこはさすが監督、絵を観ていただければご納得いただけると思いますがこれは「アニメ映画」でしかできない絵です。
具体的には大正から昭和10年代までの日本の風景を実写で、となるととんでもない手間と予算がかかりますし(もちろん宮崎映画もとんでもない手間と予算が掛かっているのですが)細かく言えば大震災の絵や七試戦・九試戦のシーンなどどうせCGになるわけですし。
脚本屋として途中から「凄いなぁ凄いなぁ」と唸りながら観てたのは、前述のように「ここを描いたらわかりやすい」とか「ここを描けば盛り上がる」というシーンを極力排除してあるのです。それはもう茶室に笹の葉二三枚で大竹林に迷い込んだ風情にさせる「見せない」美、そう日本の美。
すばらしいとしか言い様がない。
まあそんな細かいことはどうでもよくてですね、
男の子の青春
女の子の愛
そして美しかった日本
を楽しめる。これでいいではないですか。
でも小さな子ども連れ・ファミリーで観に行くのは若干厳しいかも。大人には間違いなくおすすめ。特にオッサンからジジイ。奥さん連れていけるオッサン映画。いや、純真な高校生ぐらいの方がむしろいい? 男女問わず。
「もののけ」以降「地に足を着けた」監督が久しぶりに「飛んだ」というのも大きい。やっぱり宮崎作品は飛ばないと!
純粋な心というものは自分で抱き続けるもので、他人や状況は関係ない。
よく忘れるので、こうして始終確認しないといけないのです。芸術の役割のひとつは、そこにあるのかもしれません。
(以下ネタバレ余談)
そうは言っても宮崎監督はやはりエンタティナーだなあ、と感心したのが、話は九試戦の初飛行(昭和10年頃)で終わるんです。ポスターに出てるのも九試戦なので、しかし堀越二郎といえばなんといっても零戦。でも
「ああやっぱり零戦出すと生臭くなるからね、見せないという手も……」
と諦めてた、ら、最後出てくるんですよバッチリ。とてつもなくカッコよく。
「あれが君のゼロか」
わたし零戦好きなもので『星の王子くん』でも大活躍させたぐらいで、その一瞬の美しさと切なさに、泣けました。
これは見るしかないでしょう。
(以下引用)
2013年07月21日
映画「風立ちぬ」 監督:宮崎駿
http://kazetachinu.jp/
とてもよかったです。ラブストーリーであり「少年の夢は生きている」であり。
以下ネタバレちょっとあるかも。
天才飛行機設計技師・堀越二郎の青春に堀辰雄「風立ちぬ」をクロスオーバーさせた大変贅沢な作りで、身も蓋もない言い方をすれば「プロジェクトX」と難病モノ純愛譚を重ねてあるので面白くないわけがない。
しかも! 今回ばかりはジブリの鈴木Pが監督に「これやりなさいよ」とやらさしめたらしく(普段は逆)、監督本当に「好きなように」作ってて、エンタメ的なサーヴィスは控え気味、それがまたいい。
これはジブリ映画あるいはアニメに興味の無かった中高年にズバッと来るハズ。
かといって、純愛物といえば「アニメでなくても(実写でも)」「映画でなくても(TVでも)」と思いがちですがそこはさすが監督、絵を観ていただければご納得いただけると思いますがこれは「アニメ映画」でしかできない絵です。
具体的には大正から昭和10年代までの日本の風景を実写で、となるととんでもない手間と予算がかかりますし(もちろん宮崎映画もとんでもない手間と予算が掛かっているのですが)細かく言えば大震災の絵や七試戦・九試戦のシーンなどどうせCGになるわけですし。
脚本屋として途中から「凄いなぁ凄いなぁ」と唸りながら観てたのは、前述のように「ここを描いたらわかりやすい」とか「ここを描けば盛り上がる」というシーンを極力排除してあるのです。それはもう茶室に笹の葉二三枚で大竹林に迷い込んだ風情にさせる「見せない」美、そう日本の美。
すばらしいとしか言い様がない。
まあそんな細かいことはどうでもよくてですね、
男の子の青春
女の子の愛
そして美しかった日本
を楽しめる。これでいいではないですか。
でも小さな子ども連れ・ファミリーで観に行くのは若干厳しいかも。大人には間違いなくおすすめ。特にオッサンからジジイ。奥さん連れていけるオッサン映画。いや、純真な高校生ぐらいの方がむしろいい? 男女問わず。
「もののけ」以降「地に足を着けた」監督が久しぶりに「飛んだ」というのも大きい。やっぱり宮崎作品は飛ばないと!
純粋な心というものは自分で抱き続けるもので、他人や状況は関係ない。
よく忘れるので、こうして始終確認しないといけないのです。芸術の役割のひとつは、そこにあるのかもしれません。
(以下ネタバレ余談)
そうは言っても宮崎監督はやはりエンタティナーだなあ、と感心したのが、話は九試戦の初飛行(昭和10年頃)で終わるんです。ポスターに出てるのも九試戦なので、しかし堀越二郎といえばなんといっても零戦。でも
「ああやっぱり零戦出すと生臭くなるからね、見せないという手も……」
と諦めてた、ら、最後出てくるんですよバッチリ。とてつもなくカッコよく。
「あれが君のゼロか」
わたし零戦好きなもので『星の王子くん』でも大活躍させたぐらいで、その一瞬の美しさと切なさに、泣けました。
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