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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「この世界の片隅に」の片渕須直監督の作品だと言うので「ブラック・ラグーン」を見てみたが、これがかなりな傑作ではないか、と思われる。まだ第一話だけしか見ていないのだが、上質のハリウッドアクション映画の、さらに上を行く出来である。アニメで言えば、「カウボーイ・ビバップ」的なイメージを想像していたが、あんな「スカした」アニメではなく、重厚で、男の匂いに満ちた、ハワード・ホークス的な作品だ。デティール描写の正確さは、さすがに片渕監督、という感じで、おそらく入念な下調べをして作っているのではないか。もちろん、「フルメタル・パニック」的な、一見リアルな描写風を装っているマニア向けおとぎ話とも違う。人物の行動にはリアルな動機や合理性がありつつ、現実に縛られない生き方をする豪快さがある。まさに、「男のアニメ」である。昔の、古き良きハリウッド映画(西部劇やギャング映画)の匂いのするアニメだ。
漫画の原作があるのかどうかは知らないが、その漫画が評判になったという話は聞いたことがないので、原作離れした作品なのだろうか。
ただ、題名は、英語にしないで、ちゃんと「黒い珊瑚礁」としたほうが良かったと思う。それによって、南シナ海だかどこか知らないが、そのあたりを舞台にしたバイオレンスアクションものだ、と分かる。(作品の中では、主人公的な海賊団の名前でもあるようだが。)ラグーンを珊瑚礁の意味だと知っている日本人がそれほど多いとは私は思わない。日本人の高校生でも10%くらいしか知らないのではないか。
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