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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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私は原作漫画は一度も見たことがないが、アニメの方は、監督が「おじゃる丸」の大地平太郎であると知って見てみたら、出だしのとぼけたユーモアが案外面白くて最後まで見た。ただ、途中から、大地平太郎らしくないシリアス展開になり、最初の面白さはかなり薄れたのだが、原作者自身「コメディを描いたつもりはない」と言っていたようなので、冒頭の面白さは大地監督の個性だったのだろう。ところが、原作者が「コメディを描いたつもりはない」と言ったのは、それを不快に思ったのではないか。で、冒頭部分の喜劇性を除けば、特に見るべきものもない、ただの低年齢向け少女漫画であり、アニメにする意義もないと私は思うのだが、けっこう有名な漫画らしい。

ちなみに、アニメ新作は、原作者自身の意思で、スタッフもキャストも総とっかえであり、つまり「大地丙太郎」色がゼロの作品になる可能性大である。(なお、「神様はじめました」も大地監督だが、こちらも冒頭のユーモアがだんだん薄れてシリアスになって面白さが薄れたのである。)
少女漫画を原作にするとアニメは厄介なようだ。恋愛が中心になると話がつまらなくなるのが二流少女漫画化の常で、原作者自身が、自作の長所を理解していない。そういうシリアス路線は少女漫画読者主流の低年齢少女には好まれるが、大人や男には見るに耐えないものになる。
作者が自作の長所や男性読者の願望を客観視できるという稀有な例が高橋留美子である。それに近いのが「恋愛ラボ」の宮原るり。恋愛中の少女の喜劇性を喜劇として描ける素晴らしい才能を持っている。ただし、最近刊では「恋愛ラボ」世界もそろそろ締めくくり時かな、という感じであり、近年は「ぼくらはみんな河合荘」に集中した結果、「恋愛ラボ」への集中力を失ったのだと思う。


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