「HUGっと!プリキュア」の「HUGっと」の意味について解説します。
"HUG" の意味
"HUG" は「(愛情を持って)抱きしめる」あるいは「抱きしめること」という意味の英語です。
"HUG" は全部が大文字ですが、これを全部小文字の "hug" にしても意味は変わりません。 英語の動詞は小文字で書くのが普通(*)なのですが、「HUGっと」という表現で全ての文字が大文字になっているのに深い意味はありません。 せいぜい、「hugっと」や「Hugっと」よりもビジュアル的に安定感があるという程度のことでしょう。
(*) 文の先頭で単語の1文字目が大文字となる場合は除く。
"hug" の読み方
"hug" は「ハグ」と発音しますが、「フグ」あるいは「フーグ」という発音を記載している辞書もあります。
したがって、「HUGっと」は「ハグっと」あるいは「フグっと」はたまた「フーグっと」と読むことになりますが、製作者は「ハグっと」という読み方を想定していることでしょう。 「フグっと!プリキュア」なんて、ぶっちゃけありえないと思います。
「ハグ」でカタカナ語にも
"hug" は「ハグ」というカタカナ語として日本語にも輸入されています。 「外国映画でよく見かけるように相手の胴体に両手をまわして抱きついて挨拶する(こと)」という意味で使われているようです。
「HUGっと」の意味
「HUGっと」の "hug" は上記のように「抱きしめる(こと)」という意味です。 「HUGっと」の「っと」の部分は「(ボタンなどを)ぽちっと押す」とか「カラっと揚げる」などの「っと」と同種の「っと」でしょう。
したがって、本来は「擬音語+っと+動詞」という構造になるべきであるのが、「HUGっと」という表現においては「動詞+っと」という構造になっているのだと考えられます。
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<中略>
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そういうわけで、「HUGっと」は「ハグって感じで抱きしめて」という意味ではないかと思います。
「HUGっと!プリキュア」のキャッチコピーが「なんでもできる!なんでもなれる!輝く未来を抱きしめて!」というものなので、「抱きしめる」というのがこの作品のテーマであるのは間違いありません。