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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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自分では「自分は頭が悪い」と書いているが、自分の頭が悪いと思っている人は、たいてい並み以上の頭があると思う。ソクラテスの「汝自身を知れ」である。これは大哲学者でも至難のことだ。
で、下の文章は非常によく分かる。私が何かの作品に感じる「気持ち悪さ」をかなり明確に考察している。つまり、その作品の雑な部分や誤魔化しの部分が気持ち悪いのだ。もちろん、それ以外の気持ち悪さというのもあり、暴力性や残酷性を多くの若者は好むが、私は大嫌いだ。私が「チェンソーマン」を嫌いなのも、主にその辺だ。まあ、設定がかなり「行き当たりばったり」に感じる部分もある。そもそも、全体の世界観が分からない。悪魔が現実に存在する世界で、しかもそれが悪魔というより「怪獣」的である。どういう世界だよ。ただ、デンジやパワーのアホキャラが面白い。マキマの「性悪女」性も面白い。男キャラはだいたいつまらない。
なお、「呪術廻戦」はアニメも漫画も一度も見たことがない。見なくても内容がだいたい想像できるので、下のような文章は非常に有益である。時間を節約させてくれる。
ちなみに、今「約束のネバーランド」を見ているが、「ネバーランド」から想像したピーターパン的な明るいファンタジーではまったくなく、絶望的にダークな話である。見ている間は不快感しか無いが、カイジやアカギ的な、あるいはデスノート的な頭脳ゲーム性があって、退屈しない作品ではある。ま、私なら最初からシスターを殺す計画を建てるだろうが、殺すとマズい設定なので、捉えて牢獄的な部屋に閉じ込めるのが最適解だろう。看守はひとり、脱走するのは多数(しかも子供や幼児だけ)なのだから、看守を行動不能にする以外の最適解は無いはずである。

(以下引用)

日記反省

呪術廻戦という漫画が好きだった。キャラクターが魅力的で話の展開が読めず先が気になり、毎週月曜日は0時になると同時にまず電子ジャンプをひらいた。


同時に呪術廻戦が嫌いだった。話の勢いは好きだけど戦闘理屈がよくわからなかったり、作者と好みが合わなかったり、作者の常識自分非常識だったり、違いを面白く感じることのできないタイプ感覚のズレが気味悪かった。


好きに理由はいらないが、嫌いになると嫌な部分を並べ立てたくなるのは何故だろうか。その時期は寝付きが酷く虫の居所が悪かったのもあった。以前からモヤモヤを抱えていた私は自分の嫌いな部分を足りない頭で可能な限り言語化してワードに書き並べた。


でも学校課題にも使う自分ドキュメントフォルダーに「呪術廻戦の嫌いなところ」というタイトルファイルが入っているのがなんとなく嫌で、それなりに長く書いたので消すのももったいなくて、迷った末に匿名ダイアリー投稿した。投稿したのは2回目でよくわかっておらず、5chみたいに便所の落書きとして使えば良いのかなと思っていた。


投稿してから数分様子を見ていたら「文句言いながら読んでんじゃねーよw」と一つだけコメントが付いて、少し嬉しくなってそのまま寝付いた。


それからしばらく経って、ふとさきほど匿名ダイアリーのぞく自分日記にしては多すぎる反応があって驚いた。皆が様々に日記の内容を批評している。体感だと同意意見と反対の意見が5:1くらいの割合で、それでも少ない方の批判意見に恐縮してしまった。いくつか身に覚えのある指摘を受けた。


まず、自分ハンターハンター比較しながら呪術廻戦のことをけなしていたが、「手の内を晒すという縛り」を批判したいがために文中で「ハンターハンタ-の誓約と制約には納得できるけど呪術廻戦の縛りには納得できない」という事を述べた。正直、自分でもここはあまり良い説明では無いなと思っていて、呪術廻戦の縛りを批判したいがあまりに過剰にハンターハンターを持ち上げてしまっていた。誓約と制約も正直よくわからないところはあるとわかっていながら直さなかったのはひとえに自分意見協調たかたからだ。無駄に取り繕おうとして浅はかさを晒ししまった。ただ、ハンターハンタ-の方が設定面で優れているのは間違いないと思う。自分の書き方、切り取り方が悪かっただけ。


また、自分最初に「以下自分が置いてきぼりにされたと感じたよくわからない部分を書いていくけど、自分は頭が悪くてそのせいで楽しめてない可能性もあるので、むしろ納得いく説明できる人がいたら誰か説明して欲しい。」と書いたけれど、これは全くの嘘では無く頭が良くないのも本当だが、心情としては9割方ただの予防線で作者の説明や設定が悪いと思っていた。それでも「自分客観的視点を一応持っていますよ」と冷静さをアピールしたくてこの文章を書いたのだ。本旨は「作者の感覚や設定はなんかおかしい気がする」という事なのに本当に余計な文を添えてしまった。タイトルに「呪術廻戦の嫌いなところ」なんてかいている時点で作品の内容を批判する気満々なのはわかって貰えていたと思うが、だからこそこの予防線は本当にいらなかった。


今改めてみたら、批判とかではないが、呪術廻戦と似た系譜ジョジョについてどう思うかというコメントがあって、途中までしか読んでいないが少し考えてみた。というか別にジョジョに限らずこういう唐突理屈っぽさを持ち出すバトル漫画はたくさんあって、自分の中ではトリコとか幽遊白書なんかも特にそういう感じの強い作品というイメージがある。盛り上がるときも納得できないときもあるけれど、基本的にはノリで楽しめる。ジョジョは画風も台詞回しもネームセンス独創性にあふれている(と少なくとも自分は思う)ので納得できるときはもちろん良いし、多少よくわからない部分があっても、これもジョジョの味かもなとなんとなくスルーできていた。


じゃあなぜ呪術廻戦だけはここまで引っかかるのかというと、ハンターハンタ-のベストバウトと重ねて納得感を求めてしまっていたからだと思う。ハンターハンタ-に唐突感のある要素が全くないとは言わない。考えてみるとヒソカ対クロロ人間の頭部とボウリング玉の重さを紹介していたのは違和感を感じたし、理屈とか論理だけで評価するなら初期のハンター試験編とかも後出しとんちで乗り切っているように感じる部分はある(そのとんち自体面白かったりもするが)。しかし、そもそもハンターハンタ自体、色んなオマージュはあれどそれまでの作品には類を見ない個性のある漫画だと思うのでノリでも楽しめるというのがまずある。そしてゲンスルー戦とかドッジボールとかみたいに作品内で説明された要素、伏線を上手く組み合わせて納得の行く形で格上を打倒する展開もみごとでクロロ共闘説みたいな考察が出る所も個人的にはめちゃくちゃ熱いし納得感がある。こういうバトルの印象から自分としてはハンターハンター論理的な頭脳戦という認識が強くある。


呪術には呪術個性があるとは思うが同時にハンターハンタ-と酷似する部分も多々あり、それが自分にとってはオマージュで済ませられる範囲を超えていて、呪術廻戦を読むとハンターハンターがちらついてノリで楽しむことを忘れてついつい頭脳戦としての理屈の正しさ、納得感を求めすぎてしまうんだと思う。それに加えて作者との感覚のズレもあり、つい穿った目で見ようとしていた所もある。自分評価している呪術廻戦の面白さは理屈以外の部分なのにふと理屈を求めてしまうのは悪癖だと思う。


ただ、私は大筋として間違ったことは言ってなかったと思う。というかそもそも普段の考えをなんとなく言葉にして吐き出しただけだから間違いとか正しいとかで判断するようなものでも無い。自分がそう思ったと言うだけの話だ。呪術廻戦は無駄に複雑でわかりにくい所があると思うし、そういう設定面や感覚のズレが苦手でそれ以外の部分に関しては本当に好きだということも変わらない。


でも所々に見られる自分気持ち悪さはコメントが無ければ気づかなかったし、インターネット自分意見晒して良かったと思った。自分気持ち固執して意見を取り繕うのはやめた方が良いと気づいた。それに自分の考えを言語化するのは結構しかった。匿名ダイアリーに書くのはこれで三回目であり、珍しく同じ媒体日記が3日分続いた。という感じで前向きに捉え、反省だけ残して黒歴史の部分は忘れ去ろうと思う。


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