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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「ようこそ実力主義の教室へ」を最初から見直しているのだが相変わらず陰惨というか、陰険な内容で、見て楽しいというアニメではないが、原作者の頭の良さはよく分かる。
よくもまあ、これほど陰険なキャラや陰険な策謀やそのデティールを考え出せるものだ。その作り手の性格の悪さと緻密さは、たとえば「オーバーロード」に似ている。
まあ、馬鹿には嘘も策謀も無理だ。実社会では、もっと粗雑で頭が悪く、暴力的なだけの事件で一杯である。もちろん、「よう実」は、きちんと考えれば穴も多い「作りごと」だろうが、アニメを見ている間はその穴を意識することはない。それだけ、アニメ制作者側の緻密さ(一回だけの視聴では理解できない、クラス対抗戦のルールは、原作者によるものだろうが、アニメでは、それは「視聴者に理解させないための作戦」になる)があるのだろう。

「何かの『特殊ルール』のもとで一種の殺し合い(潰し合い)をする」という点では、最近流行の「デスゲーム物」のひとつというか、その魁と見ることができそうで、ただし、学校側の「裏のルール」が実は隠されている(超人的に頭のいいww「主人公」や他の一部だけがそれを察知する)という、ちょっとずるいゲームである。
2期までの「悪役」で頭が抜群に良いはずの龍園も、結局は主人公の「暴力」の前に敗北するのだから、龍園の「暴力こそが全能」という思想自体が間違いというわけでもない。
つまり、「実力」の究極は暴力であり、それ以外は「社会的ルール」や「組織のルール」に守られただけの実力でしかないようだ。そうしたあたりに、「実力主義」という看板の偽りがある、というのはいちゃもんだろうか。少なくとも、視聴者の中には「暴力こそ真の実力だ」と感じる人が多いのではないか。
そもそも、物語の大前提である「クラス単位の評価」という制度が、本当に「真の実力主義」と言えるのかどうかが問題で、実力とは「集団を統率する能力も含む」そして「悪を行う能力も含む」という話なのだろうか。まあ、後者に関しては、むしろ現代人には「常識」かもしれない。それが世界を地獄化するのだが。
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