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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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最近、ネットテレビでは米ドラマ「MAD MEN」と、なぜか昔のアニメ「ふしぎの島のフローネ」を連続的に見ている。前者は、1950年代から60年代にかけての風俗を背景にしているので、そのあたりの記憶が少しでもある人には興味深いエピソードがよく出てくる。人物のほとんどは米ドラマの御多聞に漏れずゲスばかりである。特に主人公はゲスだが、ある種の才能があり女にモテるので、視聴者ウケは悪くないかもしれない。私としては大嫌いなタイプだが、そう言っていては米ドラマは見られない。何しろ、米ドラマとはゲスの競演なのである。面白いストーリーを作るにはゲスが必須という鉄則で作られているのだろう。実際、たいていのドラマでは悪役が大事だが、昔は主人公だけは善人だったのに最近は主人公まで悪人か性格破産者というドラマばかりである。
後者は、主人公の10歳くらいの女の子がどブスなので、放映当時も一度も見ず、今日に至るまでまったく見なかったが、「無人島もの」は好きなので、見るアニメが無くて困っているときにたまたま見て、その後、半分は惰性で見続けている。見続けていても主人公が可愛く見えてくることはまったくない。性格も自分勝手でわがままで、自己中心的で勝手な感傷から家族を困らせるという嫌なタイプで、まったく可愛くない。主人公の兄も弱虫のペシミストで自分勝手な奴である。両親だけはまともであるのがこの作品の救いだ。特に父親はすべての苦難をほぼ一人で背負い、問題を解決していくという、「本物の勇者」であり、家族思いの人格者だ。この父親を助けてけなげに働くのが母親で、こちらもいい。
ただ、見ていて困るのは、「そんなことをしていてはサバイバルできないだろう」というような描写がこの家族の行動の中に(特に子供の行動の中に)実に頻繁に出てくることで、こういうエピソードが出てくるたびに私はイライラして子供連中を「退場」させたくなる。作り手側は、子供たちの「子供らしい行動」が視聴者の共感を得ると考えて話を作ったのだろうが、あいにく私のような「無人島好き」「(頭の中の)サバイバル生活好き」にとっては逆効果である。
特に銃の扱いがひどいもので、あんな持ち方をしたらいつ暴発して自分や家族を撃つか知れたものではない。しかも、子供に銃を平気で持たせたりする。最初のころにはいたずらで銃の前にフローネが立つ、というエピソードもあり、ぞっとした。空砲と知っていたから、とされているが、空砲であっても人間に銃を向けたり、その前に立ったりするものではない。
まあ、たかがアニメのことだが、これを見て育った子供への影響も考えて作るべきだろう。
理想的に描かれている両親も、幼児をほったらかしにして迷子にさせるというエピソードがしばしば出てくる。母親が炊事の仕度などで構えなかったとかいう名目になっているが、幼児から目を離すなど母親失格だろう。まして危険に満ちた無人島の話である。
とにかく、登場人物の「危機感の欠如」や一部人物の我が侭ぶり、無神経ぶりはひどいもので、ただのお話としても大人の目からは見るに耐えない部分も多いが、子供を対象としているからそれでいいのだ、と作り手側は考えたのだろうと推察する。
無人島マニア、サバイバルマニア以外には見る価値は無いかもしれないが、私は「十五少年漂流記」や「ロビンソン・クルーソー」を読んで育った人間なので無人島描写やサバイバルのためにあれこれ作る描写があるだけでも見ているわけである。
原作の「スイスのロビンソン」も読んだような記憶があるが、内容はまったく覚えていない。つまり、印象の薄い作品だったのだろうと思う。家族ロビンソンなら「宇宙家族ロビンソン」の方が印象にある。アンジェラ・カートライトと言ったか、かなりの美少女が出演者の中にいたのを今でも覚えている。なお、その映画版「Lost in space」はまったくの駄作であるのでお勧めしない。




(以下引用)適当にネットで拾ったが、ブログ名は失念。



 原作はヨハン・ダビッド・ウィースが著した「スイスのロビンソン(Der Schweizerische Robinson)」とされているが、アニメ化にあたり設定や物語の展開が大きく書き換えられてしまって原形を留めていない。「漂流記」というテーマと一部のキャラクターを使った以外は、完全にオリジナルの作品と見て良いだろう。従って原作との比較研究をする意味を感じないので、今回もアニメ作品としての研究のみとすることにする(いずれにしろ和訳本が「南の虹」と同じ位入手困難らしい)。原作本を紹介しているサイトを複数見てみたが、アニメでは子供向けの作品として完成させるべく家族構成を変更した(特に一家の子供達の年齢層や男女比率に配慮)のが一番目立つが、私としては設定をよりリアルにするのが主目的であったと考える。原作に出てくる無人島は目茶苦茶で、無人島にいるとは思えない動物がたくさん出てくる。ちなみにこの原作には主人公フローネは存在しない。

・「ふしぎな島のフローネ」と私
 この物語は私が小学4年生だった時の正月に始まり、5年生の頃の年末に終わったことになる。「世界名作劇場」シリーズの中で私の印象に強く残っている5作品(「ふしぎな島のフローネ」「南の虹のルーシー」「わたしのアンネット」「小公女セーラ」「愛の若草物語」)の最初である。この作品以前も「世界名作劇場」シリーズを見ていたのは確かだが、断片的にしか記憶が残っておらず本放送時にリアルタイムで見た記憶もあまり残っていない。だがこの「ふしぎな島のフローネ」からは本放送を毎回見ていた記憶、その日曜の夜にキチンと物語を理解して次を楽しみにしていた記憶、登場人物の声もハッキリ覚えていたし、オープニングテーマやエンディングテーマも記憶に残っていた。実はこの前の「トム・ソーヤーの冒険」や前々回の「赤毛のアン」のエンディングは記憶に無く、これらは本放送である日曜の夜に物語を理解して見ていた記憶もない(1話単位で覚えているものはあるが)。
 この物語が頭に入りやすかったのは、登場人物の少なさや人間関係の単純さと、物語の分かりやすさがあるだろう(この対極を行くのが「世界名作劇場」では「ポリアンナ物語」なのだが)。家族が海難事故に遭って漂流生活を余儀なくされるという単純かつ強烈なストーリーと、問題が張られた伏線に沿ってやってくるのではなく唐突に降って湧いてそれにひたすら対処して行くという分かり易い展開。それに物語の殆どが家族5人だけで展開されるのだから、人間関係を考える必要がない。これらの単純な物語の中に無人島でのサバイバル生活という緊張感溢れるストーリーを展開しており、私だけではなく一緒に見ていた兄妹も夢中になってみていた記憶がある。特に序盤の海難事故のシーンと、終盤の無人島からの脱出ではハラハラドキドキし通しだった。
 この物語は何度も再放送された記憶もある。平日の朝、学校へ行く前に毎日見ていた記憶もあるし、外から遊びに帰った夕刻に再放送を見た記憶もある。その都度この単純な物語にはまり、何度見ても楽しめた記憶がある。
 物語が単純と何度も書いたが、あくまでも単純なのは物語の構造や展開であって、アニメ作品としての仕上がりや完成度のことを言っているわけではないことは明記しておく。単純な物語だからこそ迫力あるシーンを上手く挟んで盛り上げないことには視聴者に逃げられてしまうのは確かだ。制作陣はこの単純な物語に見せ場を多く作って多くの視聴者の印象に残すことに成功し、現在でも特にアニメに詳しいわけでない同世代の人々と「世界名作劇場」の話題が出てくれば、必ず一度は話題に上るのが「ふしぎな島のフローネ」の話題である。タイトルが出てこなくても「一家が無人島に漂流する話」の事は「あったよね?」って感じで話が出てくる。そういう人たちにとって「赤毛のアン」「あらいぐまラスカル」については、原作を読んでない限りは「タイトルは覚えているが内容は思い出せない」程度の記憶に留まっている。「トム・ソーヤー」はディズニーランドに関連のアトラクションがあるから…って人の方が圧倒多数だもんなぁ。話題にすら上らないのが「ルーシー」「アンネット」「カトリ」といった辺りだ。





(追記)アンジェラ・カートライトはこの写真の黒髪の少女、次女のペニーである。可愛いでしょう。「サウンド・オブ・ミュージック」にも出ていたらしい。なお、ロボットの「フライデー」は映画「禁断の惑星」の「ロビー」を、少し改造して使ったと聞いた記憶がある。



メイン写真今、甦る懐かしの大人気TVシリーズ!!
製作・企画:
アーウィン・アレン
ストーリー監督:
アンソニー・ウィルソン
特殊撮影効果:
L.B.アボット
音楽監督:
ライオネル・ニューマン
ジョン・ロビンソン博士
モーリーン・ロビンソン
ジュディ・ロビンソン(長女)
ペニー・ロビンソン(次女)
ウィリアム・ロビンソン(長男)
ドナルド・ウエスト少佐
ドクター・ザックレー・スミス
フライディ(ロボット)
:ガイ・ウィリアムス
:ジューン・ロックハート
:マータ・クリステン
:アンジェラ・カートライト
:ビリー・ムーミー
:マーク・ゴダード
:ジョナサン・ハリス
:ボブ・メイ(声:ディック・トゥフェルド)





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