「エンゼルス8-7オリオールズ」(2日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、今季2度目の2打席連続本塁打でシーズン30号の大台に乗せた。九回には四球から自己最多タイの12盗塁目の二盗に成功し、ウォルシュの右前打で劇的サヨナラのホームを踏んだ。この日は4打数2安打3打点で打率は・280。チームは2連勝。
試合後の監督会見。マドン監督は開口一番、称賛の表現で最も長い34文字の英単語「supercalifragilisticexpialidocious(信じられないほど素晴らしい、の意味)」を用いて大谷の活躍を表現した。
2-6の三回の打席では追撃の29号ソロ、1点差に詰めた四回には逆転の30号ツーラン。同点の九回には四球を選んで出塁し、二盗を成功させた後、後続の右前打に激走を見せ、捕手と交錯しながらサヨナラ生還。指揮官は「彼がやっていることは今まで聞いたことがないような完璧な試合だ。スイングすればすべてがホームランになるような打球を放ち、我慢強い打席で四球を選び、積極的な走塁を見せる。そして、投げる。彼はどんな時も準備し、いつも平常心でいる。その試合すべてがとても壮観。まさにオールスター選手のパフォーマンスだ」と絶賛の言葉は尽きなかった。