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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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7月25日の試合の権藤博による解説だが、阪神のボーア、サンズの欠点と彼らへの対策が分かる内容なので転載しておく。他球団は参考にするべきである。
私は最初からボーアというのはたいしたことがない打者だと思っていたので、彼が時々ホームランを打つのが不思議だったのだが、彼が打てる限られた球を相手投手が投げているだけだろう。
私が見た動画だと外角低めをバットの先で捉えた打球がレフトフェンスを越えたのだが、パワーだけはありそうだ。権藤によるとスイングが鈍いようだから、投手の球にそのスイング速度がたまたま合っただけではないか。つまり、速いストレートには対応できる力は無いのだろう。
やや突っ立った待球姿勢だのに外角低めが打てるのは、スイング時に大きく(直立から前傾へ)上体を動かす打撃フォームだということで、そういう打撃フォームの打者は長期的には安定した成績は残せないというのが私の見方だ。阪神の陽川や中日の平田などがそれである。待球姿勢とスイングフォームに大きな変化が無いのが理想だろう。つまり、毎度言うが、バリー・ボンズのように最初からやや前傾姿勢であるのが正解だと思う。

(以下引用)

<中日1-0阪神>◇25日◇ナゴヤドーム

低迷する中日にとりこぼした。7回2死三塁。この回も続投した西が、それまで当たっていなかった中日井領に投じた117球目は、北條の三遊間寄りに転がって決勝のタイムリー内野安打になった。

日刊スポーツ評論家・権藤博氏 阪神ベンチとしては西に120球ぐらいは投げ切ってほしかったということだろう。井領の当たりも(守備が)京田だったらわからなかったが、それでも西は7回を1点で止めたのだから仕方がない。むしろ敗因は打線のほうだ。特に外国人がこの迫力のなさでは厳しい。

カード初戦で大野雄に3三振を喫した3番サンズは勝野から2安打。5番ボーアについては4打数ノーヒットで持ち前の長打力は影を潜めた。6回の二ゴロを除いて、3打席ともストレートで仕留められた。

権藤氏 ボーアも、サンズも2人とも振りが弱い、真っすぐを打てない。確かに大野雄も、勝野もストレートに球威があった。だけどその球に完全に力負けしている。外国人にしては速い球が打てないのは珍しい。これで5本もホームランを打ってるなんて信じられない。この迫力では阪神はこれからきつくなる。

ボーアのこれまでの5本塁打の内訳は、4本までが変化球、1本がストレートを打ったものだ。

権藤氏 ボーアはスイングが鋭くないからピッチャーも怖がらない。福留あたりは打つ、打たないはともかく、振りが鋭いから相手投手が怖がって甘くなる。もっと迫力のあるスイングをみせて相手にプレッシャーをかけないと。攻め続ければ四球もあるが、これからもどんどんストレートを投げ込まれるはずだ。ボーアが変わるのかどうか。そこにチームの行方はかかってくる。【取材・構成=寺尾博和編集委員】
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