阪神が今季最後の敵地で完封勝利を収め、17年以来の2位を確定させた。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。


-先発秋山が好投


矢野監督 テンポの良かったしね。完璧なピッチングやったんじゃないか。


-大山が28号


矢野監督 (キングまで)あと1本でしょう。まずはね。チャンスがあるときに思いっきり狙っていってもらえばいいしね。甲子園の球場でホームランキングというのは、すごい価値があると思うんでね。そういうところでもね。ファンの人も楽しみにしていると思うしね。ユウスケ自身も狙っていくと思うのでね。どん欲にチャレンジしていってもらったらいいと思います。


-生え抜き30本も


矢野監督 生え抜きとか、そっち(マスコミ側)の話でしょ。俺らはあんまり…。それは記録のことでしょ。記録で昔の人の名前が出てくるのは光栄なことだし、ホームランキングって誰でも取れるモノじゃないからね。データはそっちのことだからアレだけど、やっぱり名前を残すことになると思うし。ファンの人が一番求めているところだと思うんでね、阪神でホームランバッターっていうのは。並ばないともちろんないんだけど、追い越すぐらいの気持ちでいってもらえたらなと思っています。


-石原の引退試合


矢野監督 一緒にプレーもしたし、同じ大学でっていうのもあったし。キャッチャーらしいキャッチャーで。いいキャッチャーっていろんな条件があるだろうけど、そのなかで相手に嫌われるっていうかさ。相手に嫌われるっていうことは嫌がられていることやからさ。それで味方には信頼されるっていう。その対照的な部分がキャッチャーのいい条件の1つだと思う。負けたときはこいつで負けたら仕方ないなと思ってもらえるくらいの信頼度と、相手にはこいつで来たら嫌だなと思われるっていう。石原はもちろん両方持ち合わせてると思うんだけど、特に味方の信頼度が高いキャッチャーじゃないかと思う。それってすごいことなのよ。ずっといるなかで良くない部分も見えてくる。同じサイン出してもそこを信頼してもらえるのか、疑ってしまうのか、そこは全然違うので。石原は本当にそういうキャッチャーらしいキャッチャーだった。味方に本当に信頼されていたんじゃないかなと外から見ていて思うし。まあ40超えてね、出来るっていうことも本当に簡単なことじゃないので。まあいろいろ、山本浩二さんのメッセージもあったけど、まあカープにも恩返ししていくだろうけど、野球界にも恩返ししていくと思うので。まあ後輩やし。お疲れさんって。ポジションも一緒やし、ライバルとしても頑張ったんで、お疲れさまという感じかな。


-最後の打席は能見が登板


矢野監督 同い年やし、そういうところでは最後って一生の思い出に残ると思うし、それは能見自身も残ると思うし、真っすぐだけで思いきって勝負したというのは2人の中でのいい思い出になるんじゃないかな。


-2位が確定した


矢野監督 去年3位だったので、1個でも上にこれたというのは意味があると思うし。今シーズン思うようにいかないなかで、みんなが粘ってくれたのは俺の中では価値があると思うし。全員で戦えたから2位になれたと思う。課題はもちろんあるんだけど、ひとまずはそういう風に感じています。