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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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ネットの素人の馬鹿評論(コメント)とは違って、プロの技術論は素晴らしい。それを理解できない馬鹿ファンがプロのコメントを馬鹿にしたりメジャー流を持ち出してマウントを取ろうとするのである。
下の佐々木の解説も素晴らしいもので、「投げ急ぐと球が浮く」という、投手として非常に大事なポイントを親切に教えている。つまり、普通ならしっかり球を抑えて「投げ切る」のが、ほんの少し早く球を離してしまうのだろう。そうならないためには、軸足でしっかり「ためて」から投げるのが必要ということかと思う。
吉田輝星は自分でそれが分かっているようだし、試合中に修正できる能力もある(つまり野球脳がある)ようだからこの先楽しみである。
なお、走者がいるとクイックで投げる必要があるため投げ急ぎになる(牽制の必要もあり、打者への集中力も薄れる)から、回の先頭打者を四球などで塁に出すのは禁物という、この前の緒方元監督の言葉も非常に重要で、投手には一番最初にそれを教えるべきだろう。打者と勝負すれば、普通は三割もヒットにならないのである。確率的には投手と打者の勝負は投手が六割有利だということだ。打者と勝負しないならマウンドに立つ存在理由はない。(ただし、時々自分で自分の球が制御できなくなるのが投手というものでもある。だからこそ投手運用は難しいわけだ。自分ではマウンドからキャッチャーまで球が届かないようなネット民が投手や捕手についてあれこれ言うのは愚の骨頂だろう。もちろん、私も同様だが、私はストライクを投げることがいかに難しいかを知っているから少しはマシだと思っている。)

(以下引用)

吉田輝星は低めに集まれば1段階上に/佐々木主浩
<楽天5-4日本ハム>◇11日◇楽天生命パーク

日本ハム先発の吉田輝(撮影・足立雅史)
日本ハム先発の吉田輝(撮影・足立雅史)
日本ハム吉田輝星投手(19)が、11日楽天戦(楽天生命パーク)で今季初先発し、5回0/3を投げて4安打3失点(自責2)だった。5四死球と制球に四苦八苦も、持ち味の強い直球とフォークボールで空振りを奪って、2年目の成長を見せた。日刊スポーツ評論家の佐々木主浩氏(52)が吉田輝の現在地を分析した。

   ◇   ◇   ◇

日本ハム吉田輝の投球を見ていて、次回がまた楽しみだなと感じた。145キロ前後の球でも打者が差し込まれているし、スピンが利いた、すごく質の良い真っすぐを投げていた。フォークというウイニングショットもある。内容的には十分、今後に期待を抱かせるものだったと思う。

その上で、1つだけ注文をつけるとすれば球の高さ。ボールになった球はほとんど高めに抜けたもの。4回の島内の左飛(左翼近藤のファインプレー)、茂木の三塁打もいずれも真ん中ベルト付近の球。あの高さに来たら、プロの打者なら誰もが打つ力はある。低め、低めに集めていかないと、1軍の打者は力だけでは抑えられない。

ただ吉田輝は自分なりに低めに集めようとしてはいたと思う。5回の投球練習を終えた後、軸足(右足)にしっかりとためをつくってから投げるという動作を繰り返していたから。2年目で、登板中にそこに気づいているのは素晴らしい。

投げ急ぐとためがなくなり球が浮く。走者がいてクイックで投げる時にそれが顕著になる。1点を失った初回もそうだった。次回登板ではコースうんぬんより、まずは高さ。直球が低めへ集まればフォークもより効果的だ。1つ1つ課題をクリアして階段を上っていってほしい。(日刊スポーツ評論家)
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