ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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昨日の日米野球の録画を途中まで見ていて、モリーナの打撃に関して、運動競技における「機会損失」というテーマを思い付いた。
経済学で言う「機会損失」は、ある方法を選んで成功したとしても、別の方法を取った場合にくらべて利益が勝るかどうか、という考え方である。たいていの人間は、成功した場合、それが最善の方法だったと思いがちだが、実は他の手段を取っていれば、もっと大きな成功が得られたかもしれない。その可能性を考えることが、現状分析を確かなものにする、ということである。
などと言ったのは、モリーナの打撃姿勢が非常に奇妙だと私は思ったからだ。投手側から見ると、スイング前の彼のグリップの位置は頭の後ろに隠れるほど奥深い位置にある。
その位置からスイングを始動すれば、当然、振り遅れる。実際に、彼の打撃は、振り遅れながらも、ボールコンタクト能力が高いために何とか球には当て、粘っているうちにタイミングが合ってきて、ヒットにする、という打撃である。果たしてこれは彼にとって最善の打撃方法だろうか。
問題は、それでも彼はコンタクト能力の高さのゆえに、合格点以上の打撃成績を残してきたということだ。だが、仮に彼がバリー・ボンズのように完全に合理的な打撃フォームを身に付けていたらどうだっただろうか。
それを私は「機会損失」と言っているのである。これはモリーナだけのことではない。
経済学で言う「機会損失」は、ある方法を選んで成功したとしても、別の方法を取った場合にくらべて利益が勝るかどうか、という考え方である。たいていの人間は、成功した場合、それが最善の方法だったと思いがちだが、実は他の手段を取っていれば、もっと大きな成功が得られたかもしれない。その可能性を考えることが、現状分析を確かなものにする、ということである。
などと言ったのは、モリーナの打撃姿勢が非常に奇妙だと私は思ったからだ。投手側から見ると、スイング前の彼のグリップの位置は頭の後ろに隠れるほど奥深い位置にある。
その位置からスイングを始動すれば、当然、振り遅れる。実際に、彼の打撃は、振り遅れながらも、ボールコンタクト能力が高いために何とか球には当て、粘っているうちにタイミングが合ってきて、ヒットにする、という打撃である。果たしてこれは彼にとって最善の打撃方法だろうか。
問題は、それでも彼はコンタクト能力の高さのゆえに、合格点以上の打撃成績を残してきたということだ。だが、仮に彼がバリー・ボンズのように完全に合理的な打撃フォームを身に付けていたらどうだっただろうか。
それを私は「機会損失」と言っているのである。これはモリーナだけのことではない。
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