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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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まあ、私も当然素人だが、素人目には八百長としか思えない話である。いくら何でも、先頭と20馬身以上も離れていては、最後の直線で追い込んで逆転することはまったく不可能だろう。有力馬同士が牽制し合ってそうなったというのも、信じ難い。
もっとも、5頭だてでは、最下位人気の穴馬を狙っても、それほど大きな儲けにはならないかもしれない。

(以下引用)

英リングフィールド競馬場で行われたAWレース
欧州競馬で珍しい圧勝劇が生まれた。現地19日に英国・リングフィールド競馬場で行われたレースで、序盤から先頭に立った馬が最後までほぼ“持ったまま”でゴール。2着馬に何と22馬身もの大差をつけた。負けた全騎手が騎乗停止処分を受ける珍事。英専門サイトが動画を公開すると、海外ファンから「恥だ」「ふざけた話だ」といった声が上がっている。

1頭だけ別のレースを走っているようだった。同日の第1レースに行われたハンデ戦(オールウェザー=AW3100メートル、5頭立て)。好スタートからしばらくして先頭に立ったサートンスタイル(牝4、LJモンガン、父アダーイ)はバックストレートに入ってからも手綱を抑えたまま逃げ脚を伸ばすと、4コーナーを回ったところで鞍上のタイリース・キャメロン騎手はちらりと後ろを見て後続との差を確認。直線に入ってからもまったく追うことなくゴール板を駆け抜けた。

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勝ちタイムは3分39秒07。サートンスタイルと2着のゴールドオーラとの差は実に22馬身もあった。英衛星放送「スカイスポーツ」の競馬専門サイト「アット・ザ・レーシーズ」公式Xは動画を公開。「リングフィールド競馬場での驚異的なシーン」「28/1の穴馬がトラック半分の差で優勝」とつづったように、サートンスタイルは最低人気での快走だった。

海外ファンからは驚きの声以上に「競技にとって恥だね」「まったくふざけた話だ!後ろの4人は長期追放処分を受けて学校に戻るべきだ!!!!」「めちゃくちゃだ」「冬のオールウェザー・レースでよく起こることだ。アウトサイダーが先行し、残りの馬は努力せずに手遅れになる。調査する必要があるね」「関係者全員への早いクリスマスプレゼント」「すごい距離……」「これが次世代の若いジョッキーたちだ……。この競技はヤバイことになっている」といった不満や怒りの声が上がっている。

「スカイスポーツ」では同競馬場で裁定における当番役員を務めていた元騎手のファーガス・スウィーニー氏が「4人のジョッキーがすべての合理的で許容される措置を講じなかったとして、彼らに10日間(の騎乗停止)を科した」と処分について語ったことも報じている。

THE ANSWER編集部
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第四十一章 決戦

マルスは、例によって自ら斥候として前方の様子を確認しに馬を走らせた。もともと軍馬ででもあったのか、それとも農業に使われていたからか、グレイは上陸以来の酷使にもよく耐えている。
適当なところで河を渡り、バルミアに近づく。アラスの丘を越えると間もなくイルミナスの野である。
見晴らしのいい高台にでると、北の方にグリセリード軍の姿が見えた。南には一面に柵を張り巡らせたアスカルファンの防御陣が見える。なおも注意してよく見ると、イルミナスの野の中央が周辺部の草の色に比べて一面に黒っぽい。湿地帯の特徴だ。おそらく、グリセリード軍が中央に進んできたら、泥に足を取られて苦しむだろう。
さらに、マルスの鋭い目は、イルミナスの野の東と西に隠れたアスカルファン軍の伏兵も捉えていた。野の中央を避けて東西に回った敵軍は、伏兵に遇うわけだ。
布陣は完璧だ、とマルスは思った。さすがにアンドレである。
これなら、マルスたちの騎馬隊は、無理に戦場に突入するよりも、戦機を見て、形勢の不利な場所を助けに向かった方がいい、とマルスは考えた。おそらく、敵の石弓部隊の矢は、それほどは続かないだろうから、矢による被害はそう多くはない。敵の歩兵部隊の中で、湿地帯を抜けて野の南側まで進む相手にはレントの弓矢部隊で十分に対抗できるだろうし、乾いた場所なら、アスカルファンの騎馬隊が敵の歩兵部隊より有利である。
だが、戦は何が起こるか分からない。いつでも不測事態に対応できるように、マルスの軍は備えておくのが一番である。
マルスは、急斜面になったこの高台の前方を見下ろした。角度はかなりあるが、馬で下りられないほどではない。木の生え方もまばらであり、馬で通り抜けて下りる事はできそうだ。おそらく、戦場からは、この斜面から馬が出てくるとは思えないだろうから、完全に視界の開けたグリセリード軍の背後、つまり北から近づくよりはかえって安全である。騎馬で近づく間に敵に矢を射掛けられたら、半分くらいは、敵に近づく前に死ぬだろう。
マルスはグレイの首を廻らせて、もと来た高台の西側から下りていった。

戦は正午に始まった。戦いの合図のラッパが響き渡り、双方の石弓部隊が互いに盛んに矢を射掛ける。
よく晴れた青空が暗くなるほどの矢の数である。アスカルファン軍の石弓も、飛距離でグリセリード軍に劣っていない。連射能力はむしろ勝っている。グリセリード軍は紐と歯車を使った巻き上げ機で石弓の弦を張っているのだが、ジョーイの考案した「引き棒」は、単純な一動作で弦が掛けられるので、数倍早いのである。しかも、掛ける役割の人間が何人もいる。弓兵が交互に弦を掛けているグリセリードの石弓部隊は実質的に半分しか稼動しておらず、数では劣勢のアスカルファン軍の弓部隊の方が、この射撃戦では相手を圧倒していた。敵の勝っている点は、矢の質だけである。急造のアスカルファンの太矢に比べ、念入りに作られたグリセリードの矢は、矢尻も矢羽も見事であった。
石弓による射撃戦は、およそ二時間続いた。だが、実際には、後半の一時間は、アスカルファン軍だけが一方的に矢を射掛けたのである。二十万本用意してあったグリセリード軍の矢は、マルスたちにその大半を焼き払われ、兵士がそれぞれ所持していた二十本程度ずつしか矢はなかった。
グリセリードのオロディン将軍は、最初は、兵士に命じ、こちらに飛んできたアスカルファンの矢を拾い集めさせて、それを射返させたが、いつまでもアスカルファンの矢が止まないので、しびれをきらし、歩兵部隊に敵の矢の雨の中を進撃するように命じた。
射撃戦の間に、グリセリード軍の死者と重傷者は二千人に上っていた。対照的に、アスカルファン軍の方は、防御塀に相手の矢のほとんどは防がれて、死傷者は僅かに数百人でしかなかったが、それでもまだグリセリード軍が数では上回っている。
オロディン将軍が突撃命令を下したことで、グリセリード軍の被害は急速に増えていった。それまで、まがりなりにも盾の陰に隠れて矢を避けることが出来たのが、遮るもののない野原を進んでいく兵士は、アスカルファンのいい的であった。
今はアスカルファン軍の石弓部隊も防御塀の前に出て、思うがままに敵に向かって射ることができた。
アンドレは、敵の矢があっという間に尽きたことに驚いていた。始めは、何かの罠かと思ったが、敵の歩兵部隊が進軍してきたことで、敵にはもう矢が無い事を確信した。
野原を進んでくるグリセリードの歩兵たちは、ぬかるみに足を取られ、アスカルファンの矢の前に、一人、また一人と倒れていく。
湿地帯をやっと抜けた兵士も、アスカルファンの矢の為に次々と倒れていく。アスカルファンの方も、石弓用の太矢はさすがに残り少ないが、通常の矢は無数にある。弓兵たちは、弓を換えて次々に矢を射る。慣れた弓の方が、かえって命中率は高い。
もはやアスカルファンの勝利は目前かと見えたその時、西の山の下から時ならぬ喚声が起こった。
「あれは?」
シャルル国王が側近に聞いた。
味方の報告を受けた側近が、「敵が西から侵入した模様です」と告げる。
「西はアドルフ大公が守っておるはずだが」
「アドルフ公が、敵に寝返ったとのことです」




凄い度胸だwww
なぜ、高畑勲のあの名作を再放送しないのか。馬鹿じゃないか。

(以下引用)





  
w
1: 2024/11/20(水) 14:02:44.14 ID:nOUotjyD0HAPPY
なんか草
<赤毛のアン>不朽の名作が再アニメ化 「アン・シャーリー」NHK・Eテレで2025年4月スタート アンサー・スタジオ制作

モンゴメリの不朽の名作「赤毛のアン」がテレビアニメ化されることが分かった。アニメシリーズ「アン・シャーリー」として、NHK・Eテレで2025年4月から放送される。「赤毛のアン」は、高畑勲監督が手がけたテレビアニメが「世界名作劇場」シリーズの第5作として1979年に放送されており、再びアニメ化されることになった。

「アン・シャーリー」は、「すずめの戸締り」「君の名は。」などに携わったアンサー・スタジオが制作する。アン・シャーリーの少女から女性への成長を「アンとマリラ、マシュウという新しい家族の絆」「アンとダイアナの友情」「アンとギルバートのロマンス」の3つの柱で描く青春物語となる。

「赤毛のアン」は、36カ国で翻訳され、全世界累計発行部数約5000万部のモンゴメリの不朽の名作。感受性が豊かで、悲しいことも得意の想像力で喜びに変えてしまう主人公・アンが、家族や友人と共に失敗を繰り返しながらも成長していく姿が描かれた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/6f8fbe59b7c70de082854b1474c342159bfe82f7

2: 2024/11/20(水) 14:04:46.21 ID:IRucEmMidHAPPY
まじで草
NHKならまあありやろうけど

4: 2024/11/20(水) 14:12:47.57 ID:TRnVCc8E0HAPPY
高畑・宮崎・富野版と比較されんのは大変そう

11: 2024/11/20(水) 14:31:10.76 ID:InhecEtB0HAPPY
>>4
これな
高畑版が存在する限りまったくの別路線にしないとクリエイター側が相当きつそう
先に、ここで問題とするコメントを赤字にして引用する。

■もう「リベラル」自体が蔑称化してるから別の呼び方を考えるべき
『人権派義士』とかどうだろう?


最初に、「リベラル」自体が蔑称化している、というのはほぼ事実だろうと思う。少なくとも若い世代では、それが過半数の意識だと思う。
しかし、それは米国民主党的な「LGBT」や「BLM」などの運動を「リベラル」と結びつけた、ある意味「リベラル」という言葉の誤認である。
おそらく、リベラルが軽蔑されたのは、もともと革新的立場というのは時の権力や権威に逆らう立場であり、権力者側の立場に立ちたい人間は若くてもそういう「反体制的」な連中を嫌悪するからである。それは、悪く言えば「自分も甘い汁を吸う側になりたい」ということだが、当人たちはその自覚はあまり無く、単に「あいつらは、ワーワー騒いでうるさい、しかも偽善的な連中だ」という皮膚感覚から「リベラル側の人間」や「リベラル思想」と自分が漠然と思っているものに悪口を言うわけだ。そしてリベラルが蔑称となる。
説明が後になったが、リベラルとは「自由主義」のことで、べつに「反体制」とイコールではないが、体制というのは人間を縛る「法律、道徳、規則」が大前提なので、リベラル人間の中からは必ず「アウトロー(犯罪者)、不道徳者(特に性的無軌道)、社会常識を守らない者」がかなり出て来るのがある意味必然的であり、「秩序を好む人間」は、リベラル、つまり自由主義に反感を持つのである。昔から芸術家は自由主義であり、反体制的行動が多く、政治的には左派が多いのも、当然の話で、芸術は過去の規範を脱することが創造につながるのである。
その反面、テクノクラート、つまり技術者は「公式、規則、アルゴリズム」が仕事の柱だから、体制順応的になる。体制に従わないと給料が出ないのである。これがIT関係者の多い「はてな匿名ダイアリー」がネトウヨの巣窟になる理由だ。

ちなみに、最初のコメントにあるような「人権」活動とリベラル人種は結びつきやすいが、リベラルとは「自由主義思想者」であって、「人権問題」はその活動の一部でしかない。

なお、アメリカで民主党(リベラル)が政権政党になった結果、アメリカ社会が滅茶苦茶になったのは「自由主義」の必然である。その破壊の一端に「一部の人間の権利拡大のために社会全体を犠牲にする」人権活動があったわけだ。

なお、日本共産党はリベラリズムとは対極にある政党で、党員の隅々まで党議拘束されている。他党も似たり寄ったりで、まあ、日本ではリベラリズムの政党は存在しない、と言える。リベラリズムとは本来「俺の自由のために世界はあるべきだ」というジャイアン主義であり、アメリカ人の体質なのである。日本のような「社会秩序、周囲の和が何より大事」という国民性とは真逆である。











第四十章 決戦の前 

自宅に戻ったマチルダは、まず、トリスターナに一室を与えて、そこで休ませた。ジョンは執事の服装に戻り、
「やれやれ、この方がずっと気楽です。ずいぶん長い旅でしたなあ」
と、満足そうに溜め息をついた。
マチルダの両親は、マチルダを見て、涙を流して喜んだが、母のジョアンナは、オズモンドが一緒でないことを知ると、それがマチルダのせいででもあるかのように非難した。
「何であの子だけが戻ってこないの。あの子は戦争などできるような子じゃないのに」
わっと泣き伏す妻を、夫のローラン侯は、持て余したように慰めたが、こちらは可愛い娘が帰ってきただけでも満足であった。
熱い風呂に入って長旅の疲れを癒した後、トリスターナはローラン候と面会して、居場所を与えてくれたことを感謝した。
「ところで、オルランド家は、今、どのようになっているのでしょうか」
「確か、次男のアンリ殿が家督を相続して、結婚して子供も嫡出児だけでも五人いるそうだが。……アンリ殿も、この戦に従ってポラーノの戦いに出たようじゃが、どうなっておるかは分からんな。戦死者の中には入ってなかったと思うが。ところで、あんたはオルランド家の娘か。ずいぶん美しい方じゃな。わしが十年若かったら、放ってはおかんが」
「まあ、私はもう、とうが立ってますわ」
「いやいや、シャルル国王の后たちの中にも、あんたほどの者はおらん。あの女好きの国王には顔を見られんようにすることだな。はっはっはっ」

 バルミアの町は、敵の侵攻に備えて、慌しい。
ケインの店は、マルスの作ってあった弓や槍の在庫がすっかり売り切れてしまい、大儲けをしたが、物の価格も跳ね上がっており、今、一番高いのは食物だった。
「なあに、この戦が終わったら、物の値段は元通りになる。そうなれば、我々はしばらく左団扇で暮らせるぞ」
ケインは家族の者にはそう言っていたが、果たしてアスカルファンがグリセリードに勝てるのか、心許なかった。
「ところで、聞いた話だと、あのマルスが騎士の身分になったというぞ。この戦で大きな働きをしていると言うことだ」
実はケインのところには、マチルダが訪ねてきており、何か不自由があったらいつでもローラン家に援助を求めるようにと言われていた。ケインがその事を家族に言わなかったのは、マチルダを一目見た瞬間、彼女がマルスと恋仲であることが分かったからである。
(こんなきれいなお嬢様じゃあ、残念ながらうちのジーナは相手にならん。身分から言っても、マルスはもともと名家の血を引いているからな。ジーナがこのお嬢さんの事を知ったらどんなに悲しむだろう)
ジーナは、マルスが騎士になったという事を無邪気に喜んでいた。
「この戦争で、マルスが怪我しなければいいんだけど。いいえ、少しくらい怪我しても、生きて戻ってさえくれたら」
そう、ジーナは祈るように言った。
そうするうちに、いよいよグリセリード軍が、バルミアの北に近づいてきたと言う情報が流れた。
国王軍はアンドレの率いるレント軍と共に、バルミアの町を出発した。
何百頭もの軍馬の蹄の音がかつかつと町の道路の敷石に響く。その後には弓兵や歩兵の歩むザッザッという音が続く。武器を載せた荷車のガラガラと言う音もする。

アスカルファン軍は、イルミナスの野の南に陣取った。
南側一面に、木の板で作った防御塀を引き回し、弓兵はその陰から敵軍を射る予定だ。
防御塀には細い隙間があって、そこから覗いて弓を射ることができるが、敵の矢の大部分は、塀に当たって、遮られるはずである。さらに、イルミナスの野の中心は、三日前から、近くの川から水を引いて、湿原状にしてある。敵がこの湿原を越えてくるのは困難だろう。右と左に迂回する敵に対しては、それぞれ要所に伏兵を潜ませている。
だが、一番大きな新戦力は、市民である。
市民たちの中の男は皆、戦場の後方で、様々な支援活動を行うことになっている。たとえば、石弓のセットも、弓兵ではなく、市民たちが行い、次々に兵士に手渡していく。兵士はセットされた弓をどんどん射ればいいのである。これだと、飛躍的なスピードで、相手に矢を射掛けることができる。まさしく人海戦術である。市民たちは、戦場で負傷した兵士を後方に素早く運んで、女たちの治療を受けさせる役目もある。そして、いよいよとなれば、市民も武器を取って戦うだろう。これは市民全員の生命を賭けた戦いなのである。
こうした状況を見ても、ゲールのアドルフ大公はまだ、グリセリード軍の勝利を信じていた。彼にとっての問題は、いつ如何なるタイミングで味方を裏切るかであった。
彼は左翼の山の下を任されていた。弓の射撃戦が一段落し、歩兵や騎兵による肉弾戦が始まったら、ここから出て行って戦うのである。しかし、戦う相手はグリセリードではなく、アスカルファンになるだろう。その事は、すでに密使でもってグリセリード軍の総大将、オロディン将軍には伝えてある。その返事によれば、グリセリード軍が勝った暁には、アスカルファン支配の要職を、ポラーノのカルロスと共に与えられるはずである。
とうとう、グリセリード軍の姿がイルミナスの野に現れた。野の一端が埋め尽くされるような大軍勢である。見ていたバルミラの者たちは皆、さすがに恐怖で毛が逆立った。
アドルフは自分の軍勢五百人に向かって大声で言った。
「見ろ、あの軍勢を。あれに勝てると思うか。わしはお前らを無駄な負け戦で殺したくない。わしは、グリセリード軍に味方することに決めたぞ。よいな!」


「ロマンチックキラー」の監督の市川量也(かずや)という人物を知らないので調べてみた。このアニメは前半は素晴らしいが、後半がかなりシリアス展開で、残念な出来になっている。これは原作自体がそうなのだと思うが、原作漫画は読んだことがない。ギャグ漫画(アニメ)なら、それで一貫しないと、読者や視聴者に割り切れない印象が残り、評価も下がると思う。
なお、「山田くんとレベル999の恋をする」(これはかなり名作アニメ。特にキャラたちのギャグ顔が素晴らしい。美人、美少女のアホ寝顔をこれだけギャグ化した作品は初めて見た。)も、たぶん原作のせいだと思うが、委員長が出てきてからは陰鬱な雰囲気が増えて、残念。これも(「も」と言うと、「ロマキラ」もそうだという判断になるが、)女性作家(原作者)の「恋愛脳」のためかと思う。女性には恋は常にシリアスなのだろう。
そう考えると、女性キャラでも容赦なく徹底的にギャグに使った高橋留美子は偉大である。ここで格言というか金言を言うが、「少年漫画で恋愛をシリアスに扱うべからず」ただし、あだち充を例外とする。彼は最初から恋愛要素が主体なのである。


市川量也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高校卒業後、ディスクジョッキーを目指すがその後の人生に不安を持ち、1997年に飯野賢治率いるゲーム制作会社「ワープ」に入社。主に公式Webサイトのデザインを担当する[1][2]。入社当時はAdobe Photoshopは扱えたものの、本格的に3DCGソフトウェアを触ったことはなく、入社後に操作方法を覚え始めた[3]


1998年に退社した後、フリーの制作集団「三茶グラフィックス」を結成[1]。数々の会社と取引をおこない、3DCGI開発・自主制作を中心に活動。


参加作品

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テレビアニメ

[編集]
2001年
  • 「MARS BRAT」CGアニメーター[1]
2006年
2007年
2008年
2010年
  • 「SOS TV ワルプルギス・ナイトフィーバー」監督
2011年
2013年
2014年
2015年
2016年
  • 「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」CGプロデューサー
  • ベルセルク」TV第2作・第1期、副監督・CGテクニカルアドバイザー・2,11話絵コンテ
2017年
2018年
2019年
2021年
2023年
2024年

Webアニメ

[編集]
2015年
2016年
2017年
2020年
2022年
2023年
先ほどまで、ネットフリックスで「ロマンチックキラー」を何度目かの再視聴をしていたが、その中でヒロインとイケメン同級生が台風で家に閉じ込められ、「人生ゲーム」とか何とかいうボードゲームをするシーンがあったのだが、それでイケメン君が「道端に落ちていた骨董品を届け、(謝礼に)50万円貰う」というコマに進んで、ヒロインが心の中で「道端に落とすなよ」とつぶやくのだが、それを聞いて初めて私は「道端に」骨董品が落ちていることが異常であることに気づいたのだが、そこで私自身のある精神症状に気づいたのである。
それを「フィクション不感症」と言っておく。あまりに多くのフィクションに接した結果、その中で何が起こっても意外性を感じないわけだ。それは、「ギャグが理解できない」ことにつながるのだが、なぜかというとギャグというのは「不自然な事態」をネタにするからである。不自然を不自然と感じないのは、精神的欠陥であり、ある意味、精神的疾患だとも言える。これは間違いではないと思う。気取った言い方をすれば、昔よくインテリが愛用したヴァレリーの「(あらゆる)書は読まれたり。肉(体)は悲し」も同じことだろう。
ちなみに、この文章の中で私は「ロマキラ」作中人物の名前を書いていない。アニメなどを見ると、その次の瞬間には細部を忘れているから書けないのである。これは認知症ではなく、「フィクション不感症」だと私は断定する。過去に記憶した知識がジャングルのようになっていて、新しい知識を覚える余地が無くなるのであって、「忘却する」のではない。もちろん、新しい知識のために古い知識が消去されることを忘却と言ってもいい。「日常に使わない記憶や知識は脳の奥に埋もれ。消えたに等しくなる」ということだ。
この状態が悪化すると、読書すら困難になる。なぜなら、小説を読むことは「前に出た事柄の記憶の上に、その先の出来事が理解される」システムであるからだ。実際、特に推理小説などだと、私は人名や出来事をどんどん忘却するので、しばしば前の部分を確認しながら読まないと理解できない始末である。
これを敷衍すると、有名作家の創作活動が人生の前半にほぼ限定される理由も分かる。おそらく、創作中に自分が前に書いた部分を忘れるので、創作が難儀になり、やる気を失うからだろう。

バルザックが死に際に「ビアンション(彼の「人間喜劇」シリーズの登場人物で名医)を呼べ」と言ったのは、それだけ彼が自分の創作世界に没頭していたからであり、彼には現実生活より自分の作り出したフィクション内世界のほうがリアルだったのである。
で、この「ビアンション」という名前が自分の記憶から出て来たこと自体が、今の私には驚異である。




第三十九章 天才ジョーイ

マルスはバルミアに向けて急使を送り、戦果を伝えると共に、更に決戦の時にはグリセリード軍を背後から突くことを伝えた。
一方、バルミアに着いたアンドレは国王シャルルと会見し、レント国王からの親書を手渡して、援軍を申し出た。シャルル国王は非常に感謝し、レントとの永遠の友好を約束した。国王軍は、先のグリセリード軍への敗北のため、諸侯の兵を合わせても二千人に減っており、一万のグリセリード軍のバルミア侵攻を前に、滅亡を覚悟していたのだから、喜びは当然だった。
アンドレは、バルミアの住民に命じて、石弓の矢を作らせた。男たちは近くの山から木材を切って運び、それを割って細くした角材の角を女たちがナイフで削り、丸くして、矢羽と矢尻をつける。貴族や騎士を除く二万四千人の住民が、一日一人当たり二本作っただけで、二日で十万本近い矢が集まった。
問題は、弓の弦を張る機械である。人間の力で満足に弦を引けない石弓では、たとえこちらに何万本の矢があろうと、向こうに連射の速度で劣る。それに、もともと石弓部隊の数は向こうが圧倒的に多いのである。
思い余ったアンドレは、住民に告示した。
「石弓の弦を張り、引き金に掛ける良い方法を考えた者には一万リムの賞金を出す」
その告示が出てすぐに、一人の少年がアンドレの前に現れた。
ジョーイであった。
彼は、ポラーノが戦場になってすぐ、父親がポラーノ軍に武器職人として徴用されようとして、それを断ったために切り殺されたのを見て、使用人のクアトロと共にそこを逃げ出し、バルミアまで流離って来たのである。
「簡単な話じゃないか。こうしたらいい」
ジョーイが紙に書いて見せた図面を見て、アンドレは感嘆した。
それは、二本の棒の端を木ねじで留めてV字状にしただけのものであった。
アンドレはその図を見ただけで、それが使えることが分かった。何と単純な解答だろう。
「梃子の原理だな」
「そうさ。これなら、女でも石弓の弦が引けるぜ。ただし、弓に掛ける各部の長さを間違えると、使えないから、石弓の実物を見せな。ちゃんとした図面を引いてやる」
 ジョーイは、石弓を見て面白がった。
「へえ、ちゃんと見たのは初めてだが、こうなっていたのか。でも、形が今ひとつだな。この位置をこうすれば、もっと強力になる」
 ジョーイの設計図に従って、石弓が組み立て直され、弦を張る道具、それは単に「引き棒」と呼ばれたが、が大急ぎで作られた。もともと細い木材は大量に余っていたので、引き棒を作るには、何の手間も要らなかった。
「アンドレさん。ついでだけど、俺の子分のクアトロって黒人を、あんたの部下にしてくれんかね。あいつは、頭は悪いが、馬鹿力がある。鎧を着せて戦わせたら、一人で兵士十人分以上の働きはするぜ」
ジョーイが連れてきたクアトロを見て、アンドレはびっくりした。
背丈も横幅も普通人の二倍はある。確かに、大力がありそうだ。
「こいつは凄い男だな。よし、部下にする。ところで、君はずいぶん頭が良さそうだ。君も僕の家来にならんか」
アンドレはジョーイに向かって言った。
「俺は、人の家来になるのはいやだ。だけど、今は戦だから、グリセリードを倒すまでは家来になってもいいぞ。でも、俺は力は無いから、戦場に出て戦うのは無しだぞ」
「もちろんだ。僕も同じさ。僕たちは頭で戦う人間だ」
アンドレはジョーイと握手した。
こうして、アンドレらが敵を迎え撃つ準備を進めている間に、マルスらは河に沿って南下し、バルミアに向かった。同じく河の向こう側では、グリセリード軍もバルミアに進んでいるはずである。
だが、この時マルスたちは知らなかったが、マルスがアンドレに送った急使は、途中で、国王軍に加わっているゲールのアドルフ大公の兵士に捕まって、その前に連れて行かれていた。
使者は大公に必死で訴えた。
「私は、アスカルファンの救出の為にレントから来た者です。国王への伝言で参るのです」
「何の用で、バルミアに向かうのだ」
「それは国王にしか申せません」
「ならば、ここは通さぬ。怪しい者をバルミアに入れるわけにはいかんからな」
使者は迷った末、人払いを願って、マルスからのアンドレへの伝言を話した。
「その話が本当かどうか分からぬでは、そちを行かせるわけにはいかん。もし本当なら、わしから王やアンドレとやらには伝えておこう。この者を捕らえておけ」
使者が縛られたまま連れて行かれると、大公は考えに耽った。
 もともと、この戦いに勝ち目は無いと彼は考えていた。なにせ、相手は東側世界をほとんど統一している超大国である。今回送ってきた軍勢は、グリセリード軍の、ほんの一部だろう。たとえ奇跡的にこの戦いに勝ったとしても、次にはもっと多くの軍勢を送ってくる可能性もある。そうなれば、アスカルファンは滅亡し、グリセリードの支配下に置かれることになる。
彼はポラーノのカルロスからの申し出の事を考えた。あの時は、グリセリード軍が山を越えてやってくるかどうか半信半疑だったので、返事をしなかったのだが、その言葉どおりにグリセリード軍はやってきた。今の使者の話が本当なら、グリセリード軍は矢の大半を失って、戦力を落としているということだから、そこに味方を申し出れば、恩を売るいい機会というものかもしれない。……アドルフは、にやりと笑った。

はっきり言って、ムービー部分は「ゲームの(ゲーム性の)否定」である。ミニゲームなら操作者も参加しているが、ムービーでは操作者は置いてけぼりで、ゲーム制作陣のアーチストオナニーを延々と見せられるわけだ。
まあ、美麗なムービーを作りたい一心でゲーム制作に参加している連中もいるし、ムービーがあることで雰囲気が高まる場面もあるだろうが、概してムービーは「長すぎる」し、「どうでもいい話」が多すぎる。つまり、最初に言った「ゲーム性を毀損する」ことのほうが多いわけだ。
「ドラクエ11」などは名作だし、私は何周もしているが、その中のムービー部分の多さと長さには辟易している。しかも、飛ばすと後の展開とのつながりを忘れてしまうこともあって、完全スキップもやりにくい。それよりも、キャラの服装を替えられる、というボーナスのほうが、各人の好みに合った服装をさせられるので、サービスとしてはるかに有益である。まあ、私の場合は微エロ目的だがwww 
そのほかに11のムービーで意味があるのは、相手魔物に「踊る魔法」をかけられて、キャラたちがそれぞれ奇妙な踊りを踊るところで、その踊りがそれぞれのキャラに合っていて面白い。短いし。まあ、これはムービーとは別の話だろうが、操作者の意志が反映されなくてもOKという部分である。

ゲームの中のムービーを比喩的に言えば、「絹のハンカチ」である。カネはかかっているし一見贅沢だが、存在意義はまったく無い。
ハンカチは洟をかみ汗をぬぐうためのものであり、それが絹ではほとんど不可能になる。つまりハンカチとしての意味はないわけだ。


(以下引用)


       
       
24コメント
1: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:33:45.141 ID:B+UHacqx0



ゲームはプレイしてナンボだろ?
長たらしいOPや途中ムービーはいらない
EDだけ簡素なやつで頼む
3: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:34:36.604 ID:SQ6FsA4Z0

時代遅れ
4: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:34:45.876 ID:aLnNjLdO0

そだねー
5: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:35:01.891 ID:8mqQg+Z00

日本企業「ムービー大好き!客の気持ちなんて知らねーよ!」
6: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:35:08.478 ID:6JoTkmk70

ファミコンのゲームおすすめだよ!
7: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:35:09.128 ID:r+prDbCS0

スキップできたらいいわ
8: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:35:35.463 ID:DZmQF2rb0

昔はそう思ってた
9: ああ言えばこう言う名無しさん 2024/11/13(水) 15:36:10.058 ID:DsVaYkSN0

龍が如くのどれか忘れたけどムービー多すぎて速攻やめたわ


第三十八章 アラスの夜襲

マサリアはアスカルファンの西北端の郡である。
マルスたちは船からマサリアに上陸し、馬に乗った。ここからはほとんどずっと馬に乗り詰めになるはずである。あまり馬に乗りなれていないオーエンには過酷な行程になるが、バルミアを敵の手から救うにはそれしかない。二百人の騎馬隊は、普通なら咎められるはずの関所をほとんど何の誰何もなく走り抜けた。マサリアのデュトワ伯は国王軍に加わっており、その軍勢もほとんどバルミアにいるからだ。
疾風のように馬を走らせて、やがてマサリアの東の端、ポラーノとの境界に来た。ここには大河があり、ここを越えれば、まもなくグリセリード軍と出会うはずである。
マルスはここでいったん、兵士たちを休ませ、自分はオズモンドと二人で河を越えて、前方の情勢を探りに行くことにした。体は疲れているが、今のうちにしておかないと、機会を失うからである。
やがて、ある丘の上から見渡したマルスは、その超人的な視力で、地平の端の砂塵を捉えた。軍隊の行進の徴である。
「あそこは?」
マルスが指差すところを見たオズモンドは、
「アラス平野だ」
と言った。
 マルスは、手元の地図を見て、敵の位置を確認した。今の時刻から見て、敵は現在位置からそう進んでない所で宿営するだろう。
 マルスは空を見上げた。空は曇りはじめており、西の方から雨雲が広がってきている。もしかしたら、雨が降り始めるかもしれない。これは吉兆だった。もしも雨が降れば、雨音で騎馬の足音が隠せる上に、騎馬の姿そのものも、ある程度隠れるからである。 
 味方のところへ戻る途中で、マルスは一軒の農家に入って、獣脂の灯油を一樽買い込んだ。
「何にするんだ?」
「これがアスカルファンを救うのさ」
オズモンドの問いに、マルスには珍しく、答えをはぐらかす。
オズモンドの好奇心はそれほど長くは待たされなかった。
味方の陣営に戻ったマルスは、兵士たちに言った
「今夜、グリセリード軍に夜襲をかける。だが、狙うのは、敵兵ではない。もちろん、殺せる相手はどんどん殺していい。しかし、一番の狙いは、敵軍の弓と矢だ。敵軍は、戦に使う矢を車で運んでいるはずだ。その矢に火をかけて、燃やすのが、今夜の夜襲の目的なのだ。だから、矢が燃えている間、敵に火を消させないことが一番大事なんだ。分かったか。この作戦が成功すれば、敵の石弓部隊は、まったく使えなくなる。そうなれば、戦はこちらにとってぐんと有利になるんだ。いいか、敵の兵士を何人殺すよりも、大将を討ち取るよりも、相手の弓と矢を燃やすことが、大きな手柄なんだぞ」
一人の兵士が手を挙げて聞いた。
「ほかの物も燃やしたほうがいいのかね。槍とか、盾とか」
「いい質問だ。何でもいい、敵の武器を燃やせば燃やすほどいいんだ。分かったな」
兵士たちは、分かった、と大声で答えた。
マルスは、綱を短く切った物を灯油の樽に漬けて、それを兵士のうち十人ほどに持たせた。そのほか、念のために乾いた麦わらを皮袋に入れたものも持たせる。
マルスたちは夕闇が迫り始めた中、出発した。川沿いにさらに北に進み、薄暗い夕日が雲の後ろに沈む頃、河を渡ってグリセリード軍の夜営地に向かって馬を走らせた。その頃から、雨がぽつぽつと降り始め、やがてそれは大粒の雨になった。
「天は我々に味方しているぞ。この雨で、奇襲は成功する!」
味方の気勢を揚げるために、マルスは叫んだ。
グリセリード軍の歩哨は、マルスの想像どおり、雨の音と、視界の悪さのために、陣営の真っ只中にマルスたちが駆け込んでくるまで、その接近に気が付かなかった。しかも、マルスたちは闇の中を進んで来たため、闇に目がなれているのに、寝入っていたグリセリード軍は、闇に目が慣れるまで時間がかかり、その間に何人もの兵士が殺されていった。
大混乱の中で、マルスの騎馬隊は、慌てふためく敵の兵士たちを倒していったが、その騒ぎの一方で、背後からこっそり武器輸送の荷車に近づいた一隊は、警護の兵士を槍で倒した後、荷車の中の矢の束に、火のついたロープを投げ込んで歩いた。雨を避けるために粗布の覆いがしてあったことがグリセリード軍に災いし、覆いの布が燃え上がるまで、彼らは矢に火が放たれたことに全く気づかなかった。気づいた時には、矢の大半は失われており、燃え残りは僅かに一万数千本にしか過ぎなかったのである。
矢に火をつけた事を確認し、それが十分に燃えたことを確信して、マルスは騎馬隊に引き上げの合図をした。
グリセリード軍は、その後を追ったが、僅かな馬しか持っていず、しかも夜の闇の中では、マルスたちに追いつくのは不可能だった。
安全な場所まで逃げ延びた後、味方の被害を数えたところ、行方不明が二人、負傷者は重傷が三名、軽傷は十五名いたが、死んだ者はいなかった。行方不明の二人も、闇の中ではぐれただけであり、ずっと後になって、その生存は確認されたのである。一方、敵の被害は、死者が百三十名、負傷者が二百名、燃やされた矢が十二万本、弓、槍、盾などが何百丁と燃やされており、この夜の奇襲だけで、明らかに実質的に戦力の何割か、おそらく五割近くを失ったのであった。このことの意味は、後でこの事を知ったアンドレには良く分かったが、一般の兵士は自分たちがどんなに大きな手柄を立てたのか、あまり良く分かっていなかった。だから、自分たちが働くのはこれからだと、まだまだ張り切っていたのである。


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