小沢新党の現在の人数よりも、それがどれだけ増える可能性があるか、潜在的小沢シンパが国会議員内にどれだけいるかが未来予測には大事だろう。運命とは違い、人事、つまり人間の行動は案外読めるものである。
で、小沢勉強会に80人の人間、つまり小沢新党のほぼ倍の数が集まったことが意味するものは大きい。その全員が小沢と同盟するとは限らないのはもちろんだが、逆にその倍以上の潜在的小沢同盟者予備軍がいる、と推定できるからだ。もちろん、小沢のことだから、誰が自分と組める可能性があるかは鋭意調査中だろうが、できれば自分から売り込みに行くくらいの勇気が他の議員には欲しい。
易の卦の文句の一つに「遅れる夫は凶」というものがある。「夫」が何を意味するかはどうでもいいが、慌てずに静観すべき時とタイミンングを間違わずに行動を急ぐべき場合との区別をしっかりやることだ。国会議員たちにとっては、今は静観よりも行動すべき時だ。なぜなら、国民の目は、今、誰が自分たちの側の政治家か、誰が売国奴集団かを厳しく見ているからである。いつまでも「洞ヶ峠」をやっていると、「遅れる夫」になるだろう。
まあ、このブログには似合わない真面目な記事になったが、たまにはいいだろう。
(以下引用)
小沢氏の勉強会「新政研」に82人参加。
2012/07/05 14:01 :(日々雑感)
小沢氏の勉強会「新政研」が本日(7/5)国会内の会議室であり、その集まりに82人の国会議員が参加したという。離党した人たちだけでなく、みんなの党に近い人たちや民主党内に留まった議員も参加して「国民の生活が第一」の政治をしっかりと実現させるために頑張ろうと確認しあった。
マスメディアは小沢新党への参加者が与党過半数割れに届かなかったと矮小化するのに躍起となっているが、国民の小沢氏に寄せる期待には高いものがあり、政権交代させた民主党が自民党的な政党への急旋回し、官僚政党へ変節してしまったことに失望している。いかにマスメディアが「国民の小沢新党への期待は13%だ」と報道しようと、実際にネットの中では小沢氏への高い期待値に変化はなく、マスメディアの根拠のない作られた「世論」だと批判が高まっている。
実際にマスメディアが電話で世論調査したのなら、個人情報にはピーを入れて、生テープをネットで流すべきではないだろうか。そうすればどんな様子で質問し、相手がどのように返答しているか誰でも検証できるだろう。それが出来ないというのなら、なぜネットに電話の生テープをアップできないのか、明快な理由を説明する責任がマスメディアにはあるだろう。
ともあれ小沢氏の影響力は大きく、いつでも野田政権に「ノー」を突き付けることができる数を揃えていることになる。同じように昨日鳩山氏も自身のグループに22人の議員を集めて民主党内野党として「国民の生活が第一」の政策を推進していくことを申し合わせている。鳩山氏たちがいつの時点かで小沢氏たちと力を併せれば野田政権は不信任案を可決されてしまうだろう。
一日も早く「消費増税」法案が参議院で成立する前に、野田政権に対する不信任案を提出されることを願っている。
元記事リンク:http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2745957/