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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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食わず嫌いをやめて、なるべく導入部への嫌悪感を抑えてアニメを見るようにしているのだが、ダークファンタジーやダークアクションアニメやダークSFアニメは最初から見ていない。まあ、ダークなのを見る趣味はない。グロやバイオレンスも嫌いである。
しかし、導入部で駄目なアニメがたいてい駄目であるのはほぼ確実で、その多くは「またこのパターンか」というタイプだ。つまり、異世界転生もので、その異世界がゲーム的世界で、しかもゲーム的なギミックが毎度似ているということだ。作るほうも飽きないのだろうか。
そもそも、好きで作っているとも思えないし、原作小説や原作漫画も、単に「ゲームが好きだから、それに似た作品なら簡単に書ける」から書いていただけだろう。異世界描写などロクにしてもいないし、する能力も無いと思う。だから、そのアニメも似たり寄ったりになる。
先ほど見終わったアニメのタイトルすらもう忘れている始末である。確か、「勇者辞めます」だったか。最後まで見たのだから、設定は悪くないし、途中までは並み以上の作品だと思ったのだが、途中から、話の調子が激変する。最初の「お気楽」調が、終盤に入ってやたらとダークになり、主人公の苦悩が描かれるのである。誰がそんなのを見たいのだよ。
その後で「転生賢者が何とか」というアニメを初回だけ見たが、まさに異世界転生アニメの悪いところを集めたような作品で、これは2回目以降を見る元気は出そうもない。
で、飯を食いながら、これまで敬遠していた「とある科学の超電磁砲」を見たのだが、「科学」とも「超電磁砲」とも無関係な話のようだ。監督が、私の嫌いな長井龍雪で、嫌いとは言ってもアニメ監督としては水準以上の能力はあると思う。ただ、その「匂い」が嫌いなのである。たぶん、アニメおたくへの「お前ら、こういうのが好きなんだろ?」という感じのアプローチが嫌いなんだと思う。クリエイターよりプロデューサー的意識でアニメを作るという感じか。宮崎駿などとは対極的である。(2回目まで見て分かったが、かなり笑いの質が低い、冗談に紛らせて製作者のエロ趣味を露骨に出した、劣化版「あずまんが大王」であるようだ。要するにギャグアニメで、SF的設定は単なる味付けである。)
最初に書こうと思ったことだが、世間の人は

1:剣と魔法の物語(中世西洋を舞台にしたファンタジー)
2:異世界ファンタジー
3:異世界転生物語

を区別していないと思う。2と3は一見、中世西洋を舞台としているようでありながら、現代科学の要素やRPGゲーム的要素が色濃く影響している。たとえば、能力値設定などで、私などはこれが出てきたら、完全に萎えてしまう。ひどいのになると、HPやMPという言葉まで平気で使われる。当然、中世西洋の風物の描写はおざなりである。
まあ、ゲームで育った世代がアニメのクリエイターのほとんどを占めているのだろう。
ちなみに、冒頭部分しか見ていないが、「ジャックと天空の巨人」は、中世西洋の雰囲気はかなり誠実に描かれているようだ。アニメ制作者は参考にしたらいい。
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