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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「迷スカウトニュース」から転載。
迷スカウト氏は有料サイトも経営している「プロ」なので、無断転載すると怒るかもしれないが、知名度拡大への協力だと大目に見てほしい。まあ、私のブログなど、数人しか見る人はいないが。
下記記事に書かれた内容はおおむね賛同するが、二番手以降にも投手、投手でいくべきだろう。それほど横浜の先発投手不足はヒドイものがある。
したがって、慶大の白村などリリーフ向き投手の指名にも私は反対である。全国の無名選手の中から、隠れた素材を見つけ出してほしい。それが横浜スカウト陣のやるべきことだろう。



(以下引用)





2013年 横浜の進むべき道!(ドラフト編)


 今回は、管理人の主観もろ出しで、2013年度のベイスターズのドラフト戦略を考えてみたいと思います。もちろん、下記に記したようなチーム事情を前提にしながら。

<1位指名を考える>

 まず今年のドラフト会議は、次の3人を中心に話が進んできます。

松井 裕樹(桐光学園)左腕 3~4球団競合

 言わずと知れた今年の話題性NO.1選手。地元選手であり、チームに不足している若年層左腕投手というチーム事情からしても、まず1位指名は、この選手で間違いないでしょう。昨年甲子園で22奪三振を奪い、一躍世間の注目を集めました。しかしその時は、ストレートとスライダーの単調な勢いだけの投手。しかしこの一年の間に、カーブやチェンジアップでも勝負できる力量を身につけ、ボールの質・コントロールとも大きく改善してきました。そういった目的意識の高さ・問題を解決できるセンスなどもしっかり持っており、勝負どころでも能力を最大限に発揮できる爆発力は素晴らしいものがあります。

 プロだとあのスライダーが見極めされてしまうのではないか、コントロールの悪さ、癖のある投球フォームなど、確かにプロを想定すると不安要素は少なくありません。ただそういったものを度返しできる人間力を持っており、大学・社会人含めても、今年のNO.1左腕であることは間違いありません。藤浪 晋太郎(阪神)のように一年目から二桁勝利とか、そういった完成度はありませんが、菊池 雄星(西武)のような、三年目ぐらいでものになる、そういったタイプの選手だと思います。それを覚悟の上で、チームが焦らず育てる覚悟があるのならば、1位指名に踏み出して好いと思います。人間的にも買える人物ですし、ドラフトの目玉に相応しい選手といった感じが致します。

大瀬良 大地(九州共立大)右腕 3球団ぐらい

 2013年度のドラフト候補の中では、最もスケールを感じさせる馬力が魅力の豪腕。150キロ台を連発するストレートは魅力で、変化球レベル、コントロールも悪くありません。間違いなく開幕ローテーション入りできる素材で、10勝前後は1年目から期待できるでしょう。

 ただ自慢のストレートは、開きが早く見やすいのと、球質が球威型で空振りが誘えないので、打者としては球威で詰まらされることはあっても、合わせられないことはありません。また大学1年生ぐらいから、現在に近い力量を持っており、リーグ戦の内容で満足してしまったのか、資質を伸ばしてゆくピッチングを広げてゆくといった、そういった欲が感じられません。

 なんとなく10勝したら10敗もしそうなタイプであり、澤村 拓一(巨人)に近いものが感じられます。九州共立大というベイとは縁が遠そうな関係のチームであり、この選手に鞍替えすることはなさそうです。主に、西の球団中心に競合しそう。

吉田 一将(24歳・JR東日本)右腕 3、4球団ぐらい

 190センチ台の大型投手ですが、フォームはオーソドックスで、ボールにも凄みはありません。何が素晴らしいか言うと、安定した制球力と、常にいつも能力を発揮できる精神面に素晴らしさがあります。ですから、年間を通してコンスタントに働いてくれるのではないかと期待が持てます。そして社会人野球最大の舞台である、都市対抗で最高のパフォーマンスを示せる、調整能力・意識の高さ・最後まで自分の投球を貫ける集中力に素晴らしさがあります。

 物凄いピッチングで相手をねじ伏せるというよりは、7回、2,3失点で試合を常に作れるタイプ。2013年度の候補の中で、最も失敗しないだろうなと思わせる安心感がある素材です。即戦力で計算できる選手が欲しいチームから、今最も熱い視線を浴びています。ひょっとするとドラフト会議では、この選手に一番人気が集まるかもしれませんし、チーム事情からすればベイが一番今必要なタイプではあります。

<ハズレ1位を考える>

 ここからは候補が多くなるので、ベイスターズと関連が深そうな選手に絞って取り上げたと思います。

岩貞 祐太(横浜商科大)左腕

 140キロ台中盤のキレのあるストレートとスライダーを武器にする、大学NO.1左腕です。特に地元・横浜商科大の選手なので、松井を外した場合の左腕として注目しているのでしょう。この選手、ボールに勢いがあるので、始めて観る人にとっては、とっても見栄えがする投球をします。そのため、おっ!と思うのですが、毎回のように同じ打たれ方を繰り返す学習能力の無さがネックです。

 基本速球とスライダーのコンビネーションなので、相手に投球パターンを見極められて打たれます。特に右打者には制球がアバウトになり、打ち込まれます。左打者には球筋が安定しており、左対左の有利さがあるのと、ボールの勢いでリリーフならば活路を見出すことができるのではないかとは思います。ただこの三年間、毎度のように同じような打たれ方を見せられてきた人間からすると、プロでどうなのよ? という不信感は拭えません。

石川 歩(25歳・東京ガス)右腕

 大学時代から速球派として期待されておりましたが、社会人の2年間は殻が破れませんでした。3年目の今年になって、大きく飛躍した投手です。精神面の充実にも目を見張るものがあり、チームではエースとして粘り強い投球を披露。しかし最大の魅力は、イメージを一変させるリリーフでの投球にあります。

 リリーフだと150キロ級のボールを連発し、柔らかい腕の振りも相まって、わかっていても打てない球を投げ込みます。ベイスターズとの交流戦でも、全く二軍の選手は手も足も出せませんでした。そういった凄みは、今年の候補でも一番ではないのでしょうか。先発だとローテーションに入っても5勝前後ぐらいだと思いますが、リリーフならば一年目からセットアッパー・クローザー級の活躍が期待できると思います。個人的には、ハズレ1位はこの選手でいって欲しいと思っています。

 しいて心配な点をあげるとすれば、社会人3年目で頭角を現したように、環境適応が遅く、ややのんびりしたところがある点でしょうか。そのため一年目から爆発的な活躍を望めるかは、少し心配な部分があります。

東明 大貴(24歳・富士重工)右腕

 先発をさせた時の常時145キロ前後~150キロ級の球速は、社会人でも1,2を争う速球派です。ただプロで即戦力を期待するにしては、変化球がショボイのが気になります。ストレートで押せても、最後仕留めきれる球がありません。そういった意味でも、彼はリリーフならばなんとかといった感じで、先発してはあまり期待できません。社会人に入ってパワーアップしましたが、以前よりも投球が粗くなっている点も気になります。ベイとの関係では、大学が桐蔭横浜大と地元の選手なので、その辺の関係もありハズレ1位候補として名前もあがっています。

浦野 博司(24歳・セガサミー)右腕

 速球と変化球とのコンビネーションが抜群で、好調時では今年の候補の中でも一番の投球をします。しかしそういった投球が、一年で数えるほどしかできないのがネックです。社会人に入ってから1年半パッとしなかったのですが、今年の都市対抗予選で調子が上がります。2度のJR東日本との対戦で、吉田 一将との投げ合いを制すなど、好調時の実力は今年のNO.1ではないかと。

 しかしキレ型の球質なので、ボールが145キロを超えるような勢いがないと、球威不足で全く見栄えがしなくなります。またプロの打者ならば、甘くなった球を容赦なく長打してしまうでしょう。爆発力は凄いですが、コンスタントではないという大きな欠点があり、プロではどうなのかな?と不安がよぎります。そうでなければ、文句なし1位競合レベルなのですが・・・。

杉浦 稔大(国学院大)右腕

 春先の内容ならば、開幕からローテーション投手として期待のかけられる内容でした。しかしこの秋はイマイチで、春よりも物足りない投球をしています。吉田 一将(JR東日本)同様に凄みは感じませんが、速球と変化球とのバランスの取れた先発型。ボールの伸びがよく、追い込むと縦の変化球なども使えます。今年の春並の投球ができれば、ローテーション投手として、7,8勝は一年目から期待できるのではないのでしょうか。

(ベイスターズの1位を考える)

 恐らくベイが一位指名する選手は、この中の誰かだと考えています。ただ1位指名の3人を除くと、チームの課題である先発としてはどうか?という疑問が残ります。浦野に関しては、好調時ならば先発で充分イケますが、本当に2年間でいい時期は一度しか見たことがありません。大学時代も、ドラフト指名後の神宮大会で150キロ台の球を連発して、何故指名されなかったんだと言われていたような選手でした。好い選手ですが、アテにデキないタイプということでしょうか。

 ベイスターズの1位は、松井 裕樹(桐光学園)で確定的ですし、私もそれで好いと思います。吉田あたりが単独で獲得できるのであれば、鞍替えもありだと思いますが、3,4球団競合するのであれば 松井で好いと思います。問題はハズレた時で、これはどの球団も恐れていること。特にウチの場合、ハズレた時に野手や高校生に走るといったチーム事情ではないので、即使える投手といった選択肢になります。個人的には、先発もできなくはない石川 歩(25歳・東京ガス)か、どうしても先発タイプにこだわるならば、杉浦 稔大(国学院大)投手を推したいと思います。


<2位指名以降を考える>

 今年の2位指名は、パ・リーグからに決まっています。すなわちベイスターズの2巡目は、全体の4番目にまわってきます。恐らくこの頃には、上記のハズレ1位候補にあげた選手はまず残っていないとみて好いでしょう。また毎年2巡目の最初のあたりで、即戦力なりえる先発はいなくなります。そうなると、かなり際どい順番だと言えます。では、2巡目以降に回りそうな即戦力候補をあげてみたいと思います。

高梨 裕稔(山梨学院大)右腕

 西武の 岸 孝之 投手のような、柔らかさを持った素材で、140キロ台中盤のボールの勢い・伸びは素晴らしく素材としては一級品。ただこの選手基礎体力がないので、試合序盤は好いのですが、試合中盤になると極端にスピードが落ちてきたり、シーズン序盤は素晴らしいけれど、シーズン終盤になるとバテバテになるなど、プロ入りしても1年間ぐらい基礎体力作りに励まないといけないでしょう。そういった意味では、2年目ぐらいからはローテーション投手として期待できますが、真の即戦力として考えるのは厳しいと思います。

白村 明弘(慶応大)右腕

 独特のスピンの効いたストレートは魅力ですが、先発ではランナーを出すとガタガタと精神的な脆さが出てしまいます。そのため中々先発では結果が出ませんでした。しかしこの秋はリリーフに転向してから好調で、新たな可能性を見出すことができました。先発しては期待できませんが、ボールの勢いは一級品なのでリリーフとしてならば即戦力になるかもしれません。

久里 亜蓮(亜大)右腕

 素材としての迫力・上積みはありませんが、安定した制球力・経験豊富なマウンド捌きで、大学球界を代表する好投手です。ただボールに訴えかけて来る迫力がないので、現状の内容だとプロのローテーションまでは厳しいのではないかと。大学生に通用しても、プロの打者では通用しなかった「東都の不沈空母」高市俊(青学-ヤクルト)とダブルものがあります。ただ久里自体が、140キロ台を連発できる能力は秘めているので、リーグ戦のように連投などを想定せずにキャパを出しきった投球ができれば、プロでも通用するかもという期待もあります。現状のピッチングでは厳しいけれど、彼の秘めている能力を発揮できれば想像以上にやれるかも・・・。この辺をどう判断するかは、悩む部分です。

三上 朋也(JX-ENEOS)右腕

 190センチ台の大型投手ですが、今年の途中から腕を下げてサイドスローに転向。これにより制球が安定してきたのと、横手特有のスライダーの曲がりが大きくなりました。都市対抗の頃はスピードダウンして素材としての魅力が損なわれたように見えたのですが、先日観戦した東アジア選手権の壮行試合では、140キロ台中盤の球速をマークし、この日登板した東明・浦野・吉田などのドラ1位候補以上の投球を魅せました。元々好不調の波が激しい選手なので、いつもこういったピッチングができるのかは微妙ですが、2、3位ぐらいで彼らと匹敵する潜在能力の選手を獲得できるのは美味しい指名だと言えるでしょう。投球に幅が出てきたいま、先発でもある程度試合は作れそうです。

金平 将至(東海理化)左腕

 変則の大型左腕ですが、力強いボールを投げ込んできます。ただ左投手にしては、左打者にあまり強くないのと、荒っぽい素材でコントロールにもバラつきがあり、本当に即戦力になり得るかは微妙だと思います。コントロールを直すためにフォームをいじって、なんの特徴もない投手になりかねません。指導力のないベイのようなチームは、あまり手を出さない方がよさそうなタイプ。

秋吉 亮 (パナソニック)右腕

 ちょっと癖のあるフォームの力投派サイドハンドです。140キロ台中盤のストレートをズバッと、コーナーに決められるなどリリーフならば面白い存在だと言えるでしょう。チームでは不動のエースですが、イマイチ好投が報われず勝ち味に遅いタイプであるように思います。ベイスターズでは、加賀繁をもう少し力投派で速球派にしたようなタイプとなります。今後の上積み抜きに、一年目から勝負といった選手ではないのでしょうか。

<2位指名を考える>

 他にも候補になり得る選手はいるのですが、主だったところを簡単にご紹介して見ました。こうやってみると、リリーフタイプだったり、先発が出来たとしてもスケールに乏しい(今の力では厳しいのでは?)、素材として即戦力になり得るのかアテに出来るタイプなのかなどの不安要素が多いのも確かです。昨年の三嶋(ベイスターズ)・小川(ヤクルト)・則本(楽天)のような、2位指名で即戦力を狙えるという人材は、今年の場合極端に不足していると言えるでしょう。

ここはあえて思い切って、2位指名を野手に切り替えるという方法もあります。そこで有力候補にあげたいのが

岡 大海(明治大)外野手

 大学では長く二刀流として過ごしてきましたが、ここに来て野手一本に専念すると決意致しました。元々投手としても140キロ台後半を連発できる強肩に脚力もありますし、打者としての潜在能力の高さもピカ一です。下記の野手展望のところを読んで頂けるとわかると思うのですが、ベイスターズの外野手は人数こそいますがポジションを固定できるほどの圧倒的な選手・将来を託せる外野手が少ないのも確かなのです。まして今年の補強は、ドラフト以外は投手補強中心になるでしょうから、野手補強はできません。それで外野手を刺激する、将来を見越す意味でも潜在能力の高い野手の獲得に切り替えるのも手です。ただ彼が上位12名もしくは、2巡目の最初の方で消えてしまう可能性も否定できません。

渡辺 諒(東海大甲府)遊撃

 ハズレ1位ぐらいでは消えてしまうと思いますが、今年は何処もバッテリーを欲している球団が多く、こういった有力野手が2巡目ぐらいまで残る可能性があります。ニ遊間候補の優先順位は低いのですが、若年層の野手はチームでも不足しており、A級の素材が残っていれば、見過ごすことはないと思います。個人的には、今年のドラフトで一番惹かれるのはこの選手です。

 あくまでも投手補強が上位指名の基本線ですが、仮に彼らのようなA級の野手が残っていた場合は、2位指名でも指名して好いのではないのでしょうか。

<3位以降は>

 上記の選手が3位まで残っていれば、彼らを狙うことを優先し、彼らが残っていないようならば、西宮 悠介(横浜商科大)や濱矢 廣大(HONDA鈴鹿)左腕のような、ハマったら大きそうな素材型左腕を混ぜるか、平田 真吾(HONDA熊本)や又吉 克樹(香川OG)投手などの、リリーフでも即戦力になりえそうなタイプを模索するなど、上位4名中3名は、投手で好いのではないかと思います。ただ今年の場合は、左右にこだわらず即使える選手中心に獲得すべきだとは思います。

 また今年の場合野手に関しては、ドラフト以外の方法での獲得が難しいチーム事情から、山川 穂高(富士大)のようなスラッガー候補や嶺井 博希(亜大)捕手のような大学・社会人の野手を加えて、現有戦力を刺激するのが好いと考えます。野手人数が足りないと野手編のところに書きましたが、若年層(高校生)の野手に関してはドラフトの下位や育成枠あたりで補っても、今年の場合は好いと考えます。若い野手はチームの将来のために揃えたいですが、優先順位は後ろになります。

 またドラフトの後ろの順位で今年も、都市対抗で一番の投球を示した 豊田 拓矢(TDK)投手や大城 基志(JX-ENEOS)投手のような、ドラフト適齢期を過ぎた選手に声をかけてみるのも面白い指名ではないのでしょうか。今後追加の退団者や育成枠に落とす選手などを考えても、今年のドラフト指名は6名ぐらいになるのではないのしょうか(育成枠は除く)。





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