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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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この記事に関するスレッドも立っているが、そちらのコメントは見ないで書く。どうせ、和田(つまり、プロ)の発言に文句をつけて、自分の見識はプロ以上だとマウントを取るコメントだらけだろう。それがSNSというものだ。まあ、専門家の中にもくだらない連中はゴマンといるが、スポーツ界のOBは「自分でその仕事の困難さや苦労を知っている人間」であり、ネット民のように頭の中ですべてを解決する妄想家とは別の存在だ。私も妄想でスポーツを論じる人間だが、それが妄想であることは重々承知している。単に、「素人が『理屈』で考えたら、スポーツを論評することも可能ではないか」というのがこのブログの基本思想のひとつであり、理屈の無い「主観的論評」など馬鹿の自己宣伝でしかない。
などと書いたのは、下の記事に関して私は和田の意見にまったく同感だからだ。
井口監督は新人の起用に非常に大胆で、それが成功している部分もあるが、チームの四番をまったく実績の無い若僧に任せるのは無理すぎる。ヤクルトの村上も巨人の岡本も横浜の佐野も実績はあったのである。佐野の場合には四番を任せるほどの実績ではなかったが、能力的にも年齢的にも性格的にもそのギャンブルをする価値があるとラミレスは判断したわけだ。しかし、シーズン前半で言えば、打率は高かったが長打や打点の面では明らかに四番の成績ではなかった。それが次第に四番らしい成績を残し始めたのは彼の努力と才能の結果だろう。あくまで、佐野の力である。
では、安田の場合はどうか。実績として四番どころかレギュラー三塁手としても物足りない成績しか残していないわけで、彼を四番に置いたことでチームが失った試合も何試合もあるだろう。
井口も他の監督もそうだが、最近の監督は「打順の重み」をまったく考慮していない者が多い。その点では原監督も同様である。打順を固定しないから、「自分の役割」が明確にならない。結果的にチーム(打線)が十分に機能しないのである。

(以下引用)

年8月19日22時40分
物足りないパ“首位決戦”混戦続きそう/和田一浩
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク無死、見逃し三振に倒れ引き揚げるバレンティン(撮影・滝沢徹郎)
ロッテ対ソフトバンク 4回表ソフトバンク無死、見逃し三振に倒れ引き揚げるバレンティン(撮影・滝沢徹郎)
<ロッテ2-2ソフトバンク>◇19日◇ZOZOマリン

今季は120試合制で、すでに51試合を消化している首位・ソフトバンクと2位のロッテが対戦する“首位決戦”。両チームともエース級の先発ではなかったが、こういう試合をどうやって勝ちにいくかが重要で、優勝争いが見えてくると思っていた。しかし、両チームとも手探りをしているような試合になった。

CSや日本シリーズなどの短期決戦で、無類の強さを見せるソフトバンクだが、シーズン中の戦いぶりは相変わらずだった。同点で迎えた3回1死一、三塁の場面では、遊ゴロで三塁走者の今宮がホームに突っ込まずに勝ち越し点を奪えなかった。何か特別なサインが出ていた可能性も低い状況で、完全なボーンヘッドだろう。集中力を欠いているような戦いぶりだった。

打線も組み替えが必要だろう。1番の周東も出塁すれば怖いが、まだまだ明らかに打力不足。これなら、ここ一番に代走で起用した方がいい。7番レフトで起用したバレンティンもひどい。第1打席で内角攻めをされると、その後の打席は腰が引けてしまっていた。守備力を考えれば、せめてクリーンアップを任せられるぐらいの状態でなければスタメン起用は厳しい。パワーピッチャーの多いパ・リーグで、すっかり打撃を崩してしまっている。

ロッテも4番に起用している安田に精彩がなかった。育てる意味で起用しているのだろうが、4番はそういう打順ではない。延長10回1死二塁で、マーティンを申告敬遠して安田と勝負。結果は変化球を打ってファーストライナー。惜しい当たりだったが、速い直球は打てそうもなかった。相手チームに圧力をかけられていない。優勝するチームの4番打者としては、まだ荷が重いだろうし、現状では井上を4番に置くべきだろう。

両チームとも決め手が不足して引き分け。2位タイの楽天を含め、首位争いは混戦が続きそうだ。その中で、いち早く自軍の「一番強い戦い方」を確立させたチームが有利になるだろう。(日刊スポーツ評論家)
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