こうした選手たちがダメだった場合、担当スカウトに責任を取らせるシステムにしないと、いい加減なスカウトがまかり通ることになる。DeNA球団社長や南場オーナーは、その辺を考えておいたほうがいい。
私が気になるのは知野内野手の「積極的にスイングしていくスタイル」という奴で、これはスカウトの、ラミレスへのゴマすりではないか。今の横浜には、こういう選手ばかりで、それでチームとしては失敗しているのである。
また、3位指名の大貫投手は、社会人だが「発展途上の投手」であり、即戦力ではない、という評価もあるようだ。即戦力として指名した選手が即戦力でないとまったく意味がない。はたしてどうなるか、来季が見ものである。
(以下引用)
1.上茶谷大河投手(東洋大)
181センチ・83キロ、右投右打
担当スカウト:武井邦生
抜群の制球力でゲームを作る安定感が持ち味の即戦力右腕。今年の東都大学春季リーグ戦で6勝を挙げ3連覇に貢献。多彩な変化球は精度も良く、低めに決まる先発型だがセットアップもこなせる器用さをもっている。
2.伊藤裕季也内野手(立正大)
182センチ・95キロ、右投右打
担当スカウト:武井邦生
強肩強打の内野手。思い切りのよい打撃で長打が期待できる。引っ張るだけでなく、広角に打てて勝負強い打撃が魅力。主将として、怪我をしても試合に出場する気持ちの強さも持っている。
3.大貫 晋一投手(新日鐵住金鹿島)
181センチ・75キロ、右投右打
担当スカウト:河原隆一
最速148キロの球質の良いストレートに加え、多彩な変化球を操る即戦力右腕。制球力高く、決め球のスプリットは鋭く落ちて勝負球として有効。
4.勝又温史投手(日本大学鶴ヶ丘高)
180センチ・80キロ、右投左打
担当スカウト:欠端光則
身体が強く、躍動感のある投球フォームから150キロのストレートを武器にスライダー、フォークのキレも良く三振の山を築く。将来性抜群の本格派投手。
5.益子京右捕手(青藍泰斗高)
176センチ・90キロ、右投右打
担当スカウト:河原隆一
強肩・強打の捕手。地肩が強く、ボールを捕ってからの速さと送球スピードが素晴らしい。捕手としての雰囲気を持っており、将来レギュラーを狙える逸材。
6.知野直人内野手(新潟アルビレックスBC)
181センチ・81キロ、右投右打
担当スカウト:進藤達哉
走・攻・守、三拍子揃った好選手。積極的にスイングしていくスタイルでパンチ力があり、走塁面でも盗塁できる脚力が魅力。
◇育成
1.宮城滝太投手(滋賀学園高)
181センチ・73キロ、右投右打
担当スカウト:八馬幹典
しなやかな投球フォームからキレの良いボールを投球する。2年時、選抜高等学校野球大会でも好投した好素材の選手。体力強化で身体に力がつけば、大きく成長が期待できる。